i-dep「すべてのことに無駄はないと思い続けたい」~10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE~

2016.05.17 15:00
「10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE」は、生命をみつめ、生命に向き合いつづける研究開発型ライフサイエンス企業・協和発酵キリンの取り組みを、10の視点から10のアーティストとともに10の音楽に紡ぐプロジェクト。

音楽家・ナカムラヒロシのプロジェクト「i-dep(アイデップ)」が挑んだテーマは「アンメット・メディカルニーズ」。世界には、いまだに治療法の開発が進まず、治療薬のない病気や満足度の高い治療を行うことができない病気が存在し、こうした病気に対する医療ニーズは「アンメット・メディカルニーズ」と呼ばれている。協和発酵キリンは、有効な治療法が見つからず苦しんでいる患者や家族、医療関係者の願いや望みに真摯に向き合い、抗体医薬を中心とした研究開発の向上に全力で取り組んでいる。

楽曲制作にあたりi-depは、協和発酵キリンの薬の開発の現場を自らの目で見て回り、数十年にわたり、人から人へと受け継ぎながら新薬を開発していく姿に非常に感銘を受けていた。メインストリームに乗った薬の開発ももちろん重要だ。その上で患者数は多くないかもしれないが、その薬や治療法をどこかで求めている人がきっといる新薬を開発することの意義を、彼は音楽に例えて語る。多くの人には届かないかもしれないが、たとえ一人でも届いた人の心を震わせ、一生モノになる音楽を生み出すことは奇跡に近いと彼は言う。その奇跡を起こすべく、i-depの楽曲制作は続く。協和発酵キリンの研究者が「アンメット・メディカルニーズ」を満たすための研究を愚直に続けるように。すべては「届けたい」という思いに導かれている。

i-depが「アンメット・メディカルニーズ」というテーマから紡ぎ出した楽曲のタイトルは「Life Should Be Life」。生命の脈動を感じさせるリズムとピアノのメロディに乗せて、時節繰り返される「Life」というキーワードが生きる意志、生命に対するひたむきさというものを感じさせるアンビエント・ハウスミュージックに仕上がっている。サイトでは楽曲のストリーミング再生とi-depのインタビュー映像が楽しめる。