北海道・知床―海と大地、動物と人間の狭間に立って

2026.01.12 12:34
海から始まる旅 地の果てに向かって 旅の始まりは、船の上だった。遠ざかる本州を背に甲板に立ち、潮風に吹かれながら見渡すと日本海の水平線が広がっている。海鳥が旋回し、波が陽を反射してきらめいていた。やがて港が近づき、フェリーは大地へと接岸した。車に乗り込み、長い道を東へと走り出す。これから向かうのは「知床」。“大地の突き出た場所”という意味を持つアイヌ語の「シリエトク」が語源と言われている。まるで世…

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