「ライシテからみるフランス美術」(宇都宮美術館)レポート。フランス美術史を問い直す世界初の試み

2025.11.10 06:00
はじめに──“ライシテ”という眼差しで美術史を照らす フランス共和国の根幹を支える理念のひとつ、「ライシテ(laïcité)」。この言葉を「政教分離」と訳すだけでは、その思想の奥行きは伝わらない。それは国家と宗教を分ける制度であると同時に、信じる自由と信じない自由を平等に保障するための精神の原理である。 宇都宮美術館で開催中の「ライシテからみるフランス美術—信仰の光と理性の光」は、この理念を鍵に、…

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