人類よりも長く残るかも!? 半永久的に保存可能な記録メディアの材料とは?

2016.03.01 00:00
いま、一番長く残せる”記録媒体”は何か?と聞かれたら、どんなものが頭に浮かぶでしょう?ハードディスク?USBメモリ?それともフロッピーディスク?デジタルデータを保存する記録媒体の寿命は、長くても100年程度と言われています。数千年の時を越えて残る、石版や石碑には遠く及びません。

石のように長い期間、デジタルデータを保存できる記録媒体があれば…。いいとこ取りで、実現不可能な話に聞こえますが、まさにいま、その実用化に向けた研究が進行中です。

その素材は「石英ガラス」。高い耐熱性と耐水性、さらに放射線にも強く、寿命はなんと3億年以上!

しかも、そこにBlu-ray ディスク相当の記録密度でデジタルデータを保存できることが、日立と京都大学の共同試作で実証され、記録密度はさらに高まるかも…。

つまり、半永久的に大量のデジタルデータを保存できる技術は、もう私たちの目の前まで来ているのです。もっと知りたい方は「さらに見る」から、ぜひチェックを。

人類よりも、長く残る…かもしれない記録。あなたなら、どんな思い出を保存しておきますか?