混雑解消の技術が、都市の防災にも! 「人流解析」で街が変わる!?

2016.03.01 00:00
人の波が絶え間なく押し寄せるイベント会場のなかで、人はどう移動するのか?混みあう場所はどこか?5分後には人の流れはどう変化するのか?

その予想に、経験に基づく勘が必要だったのは、実はもう過去の話。2007年に日立が開発した「三次元人流シミュレーション技術」で、建物内の平面図を元に、移動する人の動きを予測し、その流れを再現できるようになりました。

この技術で、イベント会場内の混雑緩和に成功したり、リアルタイムで人流を解析して「5分後の混雑予想情報」を提供するなど、空間づくりの最適化に役立っています。

しかし、この技術の活用方法は、それだけではありません。一つの建物だけではなく、都市全体の人の流れの予測を目指しているのです。

例えば、渋谷駅や新宿駅のようなターミナル駅の人の流れを予測して最適化すれば、人混みに巻き込まれることが少なくなり、災害時の防災にも役立つかも…。

「人流解析」によって生まれる、快適な未来の都市。ちょっとワクワクしてきませんか?その、技術の最新情報は「さらに見る」から、ぜひご覧ください。