よさこい祭り(高知)を支える情報サービス「どこいこ」の継続運営と進化を目指し、2025年夏の本番に向けてご支援をお願いさせていただきます。自己紹介 私たちについて
こんにちは。「どこいこサービス」を運営しております実行委員のメンバーです。よさこい祭り 本番(8月10日、11日)期間中に、よさこい祭りの14会場*のすべてのチーム情報や待ち時間の予測情報をリアルタイムで提供するWebサイトです。(*2025年は旭競演場が休演)2023年からは動画配信も始め、よさこいの魅力を全世界のファンに届けています。
私たちは、長きにわたって高知の夏を彩る「よさこい祭り」において、今や欠かせない存在となった「どこいこサービス」の運営を担ってまいりました。
よさこい祭り演舞の仕組みとどこいこサービスの重要性
よさこい祭りは14会場(2025年は旭競演場が休演)のうち、本部追手筋競演場以外の会場には出番表がなく、チームの判断で移動して、会場に到着した順番で演舞していく仕組みです。
チーム運営においては、踊り子さんがより多くの会場で演舞したいという気持ちを考え、本祭2日間の限られた時間の中で効率良く会場を回るべく、各会場の混み具合や待ち状況などの情報をもとに演舞場所の順番を決めていきます。そこで重要な役割を担っているのが、よさこい祭りのすべてのチーム情報や全会場の待ち時間の予測情報をリアルタイムで提供する「どこいこサービス」です。
「どこいこサービス」が提供する情報は、踊り子さんを暑さから守る上でも非常に重要です。一つの会場にいくつものチームが殺到してしまうと演舞までの待ち時間が数時間に及ぶこともあり、踊り子さんは炎天下の中、自チームの出番まで長時間待機しないといけません。夏の高知は異常なほどに暑く、待ち時間が長くなれば踊り子さんが熱中症になる危険性も高まります。「どこいこサービス」を活用したスムーズなチーム運営は踊り子さんを暑さから守ることにも繋がるのです。
さらに2023年からは動画配信も始め、高知に来ることができないファンの方に、よさこいの魅力を全世界に届けています。
「どこいこサービス」は、高知のよさこい祭りには欠かせない存在なのです。
各会場ごとに踊っているチーム数、踊りを待っているチーム数、会場に来ているチーム数がわかります
追手筋本部競演場映像配信
どこいこサービスの起源・・以下の表をご覧ください。
どこいこサービスの実績・・
本番の2日間で、「どこいこサービス」は約360万PVを記録。今では、よさこい祭りの“必須アイテム”として多くの方にご利用いただいています。
チーム検索を通じてお気に入りのチームを応援したり、移動計画を立てたりと、いわゆる「推し活」の一環としても親しまれているサービスです。
このプロジェクトで実現したいこと
現在、「どこいこサービス」の運営は厳しい収支状況にあります。
このクラウドファンディングを通じて、まずは現状を知っていただき、今後もよさこいファンの皆様に継続して情報をお届けできるよう、サービスの改善・拡充を実現したいと考えています。
また、本番の2日間(=年間365日のうちの2日間)に限らず、年間を通してよさこいの魅力を発信し続けられる環境を目指し、昨年度より新たな取り組みを進めています。
将来的には、高知のよさこい祭りにとどまらず、全国のお祭りの盛り上げに貢献できるプラットフォームとなることを目標にしています。
プロジェクト立ち上げの背景
どこいこサービスの運用費・・
サービスの運用には、年間で約280万円の費用がかかっています。
・サーバー費:約80万円/年
・オペレーション費(監視・事前準備など):約100万円/年
・現地での各会場運営費:約100万円/年(アルバイト50名×2日間 等)
さらには、会場ごとに連絡を取るための携帯電話や、情報入力用端末などの備品費用も必要です。
受付を担当するアルバイトさん
※なお、サーバーはクラウドサービスを利用しています。リアルタイム情報更新・データ保管・アクセス集中対応の必要があるため、2日間のみの利用でもコスト削減が難しい構成となっています。
高知の運用サポートと新プロジェクトのスタッフを雇用
また安定した当日の運営と新たなプロジェクトの立ち上げに高知在住スタッフを雇用しました。
現在の収益状況
「どこいこサービス」は、広告などによる収益がほとんどなく、実質的に赤字状態での運営を続けているのが現状です。
このように持続可能ではない状況を変えるため、今回のクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
ご支援をお願いすることは大変心苦しいのですが、私たちの活動を通して「どこいこサービス」を知っていただき、さらには全国の祭りとの交流や連携のきっかけになればと願っています。
2023年~2024年の挑戦
2023年よりお祭りのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を軸とした、持続可能な運営方法の模索を開始しました。
2023年の取り組み・・定点カメラによるライブ配信の試行
運営負担の軽減(とくにアルバイト採用の削減)を目指し、10会場に合計24台の定点カメラを設置し、有料でのライブ配信を行いました。
この仕組みにより、人を配置せずとも遠隔での対応が可能である可能性が見えた一方で、以下の課題も浮き彫りになりました。
課題①:カメラ設置など配信費が、アルバイト採用費より高額であること。
課題②:よさこいのダイナミックな映像を伝えきれない。
・定点カメラの映像だけでは、視聴者に「お金を払って見たい」と思っていただけるほどの価値を提供しづらい
→ ダイナミックな踊りや雰囲気を伝えるには、人による撮影やテロップ挿入などの工夫が必要であることがわかりました。
2023年の定点カメラの映像
2024年の取り組み
A どこいこサービスYouTubeの運用
詳しくは
2023年の課題を解決し、上町競演場でのライブ配信を実施し、”屋上”から”チームの真横”から、そして”正面の踊り子の表情”まで映すことができ、臨場感のあるよさこい映像を提供できました。
2024年のYouTubeチャンネルの臨場感のある映像
また、事前の盛り上げ施策として、参加チームの紹介動画を募集・投稿。開設初年度にして172本の動画を投稿し、累計再生数は約30万回を記録しました。
チーム紹介のショート動画
その一方で、再生数による広告収益や投げ銭だけでの黒字化は難しいことも分かりました。メディア配信のみでの収益化には限界があると認識しています。
B 追手筋の映像有料配信
よさこい祭り(高知)の“聖地”とも言える追手筋の映像を、RKC高知放送様との連携により有料配信いたしました。これまで地上波(高知県内)でしか見られなかった映像を、どこいこサービスを通じて世界へ発信できたことは大きな一歩です。
今後は、プロモーションや販売戦略の改善に取り組みつつ、配信・販売の仕組みを整えることで新たな収益機会を創出していきたいと考えています。
RKC高知放送様とタッグを組んだ映像配信
C YOSAKOIさせぼ祭り様のご紹介
全国の祭りとつながる年間型サービスを検討する中で、佐世保市様(高知市と交流が深い自治体)とご縁をいただきました。
・どこいこサービス上での告知掲載
・YouTubeでのチーム紹介
・各会場での演舞総集編の動画投稿 などを実施。
どこいこサービスYouTubeチャンネルで配信した
YOSAKOIさせぼ祭りの映像今後全国のよさこい祭りと連携を広げていきたいと願っています。
今年の取り組み計画
この2年間の取り組みを踏まえて今年は以下の施策を実施させていただきます。
A "競演場応援プロジェクト"
YouTubeでの競演場ライブ配信(継続)
昨年に引き続き、競演場でのライブ配信を実施します。地域の皆様からも高評価で、参加チームのモチベーション向上にもつながっており、非常に意義のある取り組みだと考えています。
また、昨年投稿した80本を上回るチーム紹介動画を投稿すべく、さらなる強化を図ります。
今年の取り組みポイント:
映像の品質を保ちつつ、効率的な運用を目指す
YouTubeによる広告収益・投げ銭に加え、スポンサー(法人・個人問わず)も募集
皆さまのご支援を力に、より多くの方に「よさこいの魅力」を届けてまいります。
B "高知県外のよさこいファンと繋ぐプロジェクト"
今年は前夜祭と後夜祭を加え、RKC高知放送様との配信パワーアップ
多くの方がたくさんよさこい映像をご覧いただけるよう拡充を予定しています:
・8月10日11日本番2日間に加え、9日の前夜祭・12日の後夜祭も各500円で配信
・追手筋本部競演場の魅力をさらに高めるための施策も検討中
これらにより、「どこいこサービス」はただの情報ツールに留まらず、全国のファンとつながる文化発信の場としての役割を果たしていきます。
2025年RKC高知放送様との動画配信PR告知
C "よさこいの魅力を伝えるプロジェクト"
ホームページを大幅リニューアル
ホームページもリニューアルし、よさこいと関係が深い方とのお話やおすすめの飲食店などを紹介しています。今後さらによさこい発祥の地 高知を楽しめる情報を順次掲載していきます。
まとめ
ここまで、どこいこサービスの運営実態、赤字構造、そして持続可能な運営を目指した取り組みをご紹介してきました。
毎年赤字での運営を続けるのは、正直、厳しい状況です。しかし、それでも私たちは「よさこいの楽しさを一人でも多くの方に届けたい」という想いで、前向きなチャレンジを続けています。
ご支援の使い道
皆さまからのご支援は、以下などに充てさせていただきます。
・今年のサービス運営費
・ホームページのリニューアル
・YouTubeでの配信機材費・人件費
そして来年以降も、持続可能な形でサービスを継続していけるような仕組みづくりを進めてまいります。
今年のさまざまな挑戦をぜひ応援していただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。リターンについて
よさこい祭り(高知)を楽しめるグッズや体験、高知の名産品であるカツオをご用意させていただきました。
また、ご支援いただいた皆様をどこいこサービスのHP上にてご紹介させていただきます。
スケジュール
25年7月上旬 どこいこサービスリニューアルオープン
25年8月9日 前夜祭
25年8月10-11日 本番
25年8月12日 後夜祭/全国大会
25月8月31日 クラウドファンディング終了
25年9月以降 リターン発送
”どこいこサービスはよさこいを全力応援”
全国のよさこいファンの皆様、よさこい祭りに参加されるチームの皆様
今後の持続的などこいこサービスの活動のため、何卒ご協力よろしくお願いいたします。