酒造IoT「もろみ日誌クラウド」、溶けと発酵の推移を直接見える化する「もろみエール」の管理指標に対応

ラトックシステム株式会社
ラトックシステム株式会社（本社：大阪市西区、代表取締役：近藤 正和、以下ラトックシステム）は、2025年秋に酒造現場向けIoTシステム「もろみ日誌クラウド」をアップデート、新たなもろみ管理指標を追加いたします。

もろみ日誌クラウドは、IoT技術を活用して麹・酒母・もろみ3工程の品温管理を省力化する、酒造りのためのシステムです。
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このたび、名古屋国税局が提供する醪管理支援ツール「もろみエール」の３つの管理指標に対応した機能を提供。2025年秋、もろみ日誌クラウド上でこれらの管理指標に基づいたグラフ表示や比較がおこなえるようになります。
もろみエールの管理指標対応の背景
酒造りの現場では、発酵の進行状況や変化を正確に把握することが、品質管理や工程の効率向上に直結します。

もろみ造りでは、米のデンプンが糖に変わり、さらにその糖がアルコールへと変化します。このプロセスは、発酵の進行やお酒の風味、香りに直結する工程です。従来は見た目や匂い、味などで発酵の状態を判断していましたが、経験に頼る部分が大きく、微妙な変化に気づくにも限界があります。管理指標は分析値のデータから算出し、客観的な意思決定を迅速に行うための手段として活用されています。

もろみ日誌クラウドでは、分析値を含む各種データを一元管理することで、発酵の進捗や状況の可視化を実現しています。BMD、原エキス、AB直線など、酒造りに適した多様な管理指標に対応。グラフ表示で現状を把握できるほか、過去の仕込みデータや目標値との比較も可能にしてまいりました。

「もろみエール」の3つの管理指標「溶解度」「発酵度」「発酵/溶解比」は、既存の指標と比較して醪中の溶けと発酵のそれぞれの推移を直接見える化でき、異なる仕込間の条件を揃えて標準化しているので比較が容易なのが特長です。このもろみエールが全国に展開拡大されることを受け、弊社はそのニーズに応えるべく、いち早く対応を表明するに至りました。
もろみ日誌クラウドアップデートについて
機能１：管理指標の自動算出
分析値から「溶解度」「発酵度」「発酵/溶解比」の３つの管理指標を自動で算出します。
機能２：グラフ表示と比較機能
指標データに基づくグラフ表示により、現状の状況把握や過去実績・目標値との比較が可能です。
アップデート費用
ライセンス契約社に対し無償アップデート（お客様要望があれば、スマホアプリ版の対応も検討）
提供時期
2025年秋のダウンロード提供予定

もろみエールの指標対応で実現する新たな酒造り支援
「もろみエール」は、もろみの発酵推移を見える化し、帳票を電子化する管理支援ツールです。
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一方、もろみ日誌クラウドは、麹・酒母・もろみ各工程の品温を自動計測・記録し、多様な指標のグラフ表示や帳票出力ができるシステムです。加えてスマートフォンで品温の数値やグラフを確認でき、設定温度を超えた場合はプッシュ通知で警告を受けられるため、現場に頻繁に足を運ぶ必要がなく、変化の早期発見に役立ちます。

もろみエールで実現できる状態の見える化と電子化からのステップアップとして、現場の自動化と効率化を求めるお客様に向け、もろみ日誌クラウドを展開していきます。
ラトックシステムについて
設立：1983年10月13日
代表者：代表取締役社長 近藤　正和
所在地：大阪市西区南堀江1-18-4 Osaka Metro南堀江ビル 8F
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事業内容 ：ラトックシステムは、1983年の創業以来、パソコンやスマートフォン関連のハードウェア、ファームウェア、アプリケーションを一貫して開発・販売してきました。RS-232C、Bluetooth、Wi-SUNなど、多様なインターフェースの開発実績があります。 IoTソリューション事業では、自社製品で構築したシステムパッケージに加え、他社製品との連携や協業も積極的に進めています。お客様の環境に合わせたカスタマイズ、クラウド連携を通じて、企業のDXを支援します。
関連URL
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