【ルック】ゼニアがドバイで 2026年春夏コレクションを発表

2025.06.16 13:00
ゼニア(ZEGNA)は6月11日にドバイにて、2026年春夏コレクションを発表しました。
Courtesy of ZEGNA
1910年、創業者エルメネジルド・ゼニアがオアジ・ゼニアの遥か先を見据えたビジョンを描き、想像力によって現実のかたちをつくりました。それから115年が経った今もなお、彼のビジョンは人々にインスピレーションを与え続けており、その先を見るという意志と共に、オアジ・ゼニアのレガシーはさらに大きなかたちで世界中に広まり続けています。
Courtesy of ZEGNA
2026年春夏コレクションでは、すべてを包み込むようなマインドセットを見事に具現化しています。舞台は、創業者の邸宅があるトリヴェロと砂漠の砂がひとつの空間で溶け合うように融合した背景。そこに、イギリス出身のシンガーソングライター、ジェイムス・ブレイク(James Blake)によるライブ演奏が加わり、会場であるドバイのオペラハウスは1週間限定で「VILLA ZEGNA」へと姿を変えます。この演出は様々な世界をつなぎ、あらゆるバックグラウンドを持つ老若男女が身につける衣服の表面に美しい痕跡と消えることのない記憶を刻む体験へと誘います。衣服は自ら選んだ「外側の皮膚」として、常に人生の一部であり続けます。このコレクションでは、着る人と着るものとの出会いの深さがより長く、確かで、個人的で、強烈になっています。
イギリス出身のシンガーソングライター、ジェイムス・ブレイク(James Blake)/Courtesy of ZEGNA
アーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリ(ALESSANDRO SARTORI)にとってファッションとは、ゼニアのルーツである生地づくりに忠実ながら、その素材の可能性をさらに広く探求する手段であり、日常の体験によって服がかたちづくられていくと同時に、衣服の着こなし方や使い方を実験できるラボでもあります。今回のショーでは、アイテムの多くに強い洗いやシワ加工が施され、身体のラインに沿って立体的に変形し、まるでドバイの灼熱の太陽と熱によって色褪せたかのような仕上がりになっています。ウエストに結ばれたジャケットやスリッパのようなローファーといった無造作なスタイリングは、日常の荒々しい詩情に自然に溶け込む、自由な適応のスタイルを示しています。
アーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリ(ALESSANDRO SARTORI)/Courtesy of ZEGNA
シルエットはゆるやかで脱構築的なスタイルが特徴。ジャケットはシャツのように軽やかで、ゼニアの象徴的な「Il Conte(イル コンテ)」にもボクシーでゆとりのあるバージョンが新登場します。ダブルレイヤーのネルーカラーシャツやアウターとしても機能するロングシャツが、コレクション全体にリラックス感と流れるようなムードを与え、また、テーラードショーツを、同じくテーラード仕立てのサマーコートや身体にフィットするブルゾンの下に合わせるスタイリングも、その雰囲気を強調します。
Courtesy of ZEGNA
マットレスストライプやパジャマストライプが重さを感じさせないシャツスーツに用いられ、レザージャケットやコートはまるで風のように軽やかに。脱構築的なブレザーは、低めの2つボタン仕様です。アノラック風シャツは、ニット素材を含む様々なバリエーションで展開されます。アウターとインナー、スーツとシャツの境界を曖昧にするアプローチは、ゼニアのシグネチャーとして再び強調されています。フィールドジャケット、カーディガンジャケット、低い位置にポケットが配されたブレザーなどがシルエットのライブラリーを拡張します。シャツとショーツのプリントは、非常に魅力的です。アクセサリーは、柔らかなモカシン、スリッパ、ラップアラウンドのサングラス、大容量のバッグなどがそろい、スタイルに柔らかなアクセントを加えています。
Courtesy of ZEGNA
カラーパレットは、「ビアンコ・オアジ」「マスティーチェ」「ブルロ・ディ・モンターニャ」「カリジネ」「コルダ」といったトーンが基調となっており、そこに「オリオ」「コニャック」「リクオーレ」「フェルチェ」「チクラミーノ」「マグノリア」「アネモネ」などの酸味の効いたアクセントカラーが加わります。さらに、「フーモ」「アルデシア・ラヴァート」「バローロ」といった濃厚なトーンが全体を引き締めます。
Courtesy of ZEGNA
素材感は、触れると心地よいほどに豊かで強く印象に残ります。ウールシルクリネンのサマーシェットランド、ピュアシルクやコットンシルクの超軽量ポプリン、リネンウールのジャカード織、セカンドスキンスエード、サンド加工が施されたヘンプの斜文織、コンパクトセイルキャンバスポプリン、シーアイランドコットンポプリン、素朴な手紡ぎシルク、リネンシルクウールのマット、オアジ・リノ、ニットレザー、ジャカード柄のレザー、コットンペーパーウールのタオル素材など、種類や質感も多彩です。
Courtesy of ZEGNA
砂漠の砂からオアジ・ゼニアへ、そしてまた砂漠からオアジ・ゼニアへ。服はその旅の中で体験によってかたちづくられていき、そこには洗練された上質な魅力が宿っています。
Courtesy of ZEGNA
Courtesy of ZEGNA
Courtesy of ZEGNA
Courtesy of ZEGNA

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