シャネルがパリに設立した職人や専門家が集結する複合施設「le19M(ル ディズヌフエム)」による特別展示を六本木ヒルズで開催

2025.06.09 12:00
シャネル(CHANEL)は、東京・六本木ヒルズ森タワー 52階にある東京シティビューおよび森アーツセンターギャラリーで、2021年にシャネルによってパリに設立され、ファッションとインテリアを極めた約700人の熱心な職人や専門家が集結する、ユニークな複合施設「le19M(ル ディズヌフエム)」による特別展示「la Galerie du 19M Tokyo」が行われます。
©CHANEL
le19Mは、ファッションとインテリアにおけるメティエダールの継承を目的とした、クリエイションの場です。これは、シャネルが1980年代に始めた、卓越した職人たちのサヴォアフェールの保存を目的とした取り組みの集大成でもあります。その名称は、この建物が位置するパリ19区を示すと同時に、ガブリエル シャネルの誕生日である19でもあります。そして「Mode(モード)」「Mains(手)」「Maison(メゾン)」「Manufactures(手仕事)」「Métiersd'Art(メティエダール、芸術的な手仕事)」の頭文字Mに由来します。

2021年より、le19Mには11のメゾンダール(アトリエ モンテックス、スタジオMTX、デリュ、ゴッサンス、ルマリエ、ロニオン、ルサージュ、ルサージュ アンテリユール、メゾン ミッシェル、マサロ、パロマ)とエコール ルサージュ(刺繍学校)を構え、そのうち5つはフランス政府より「無形文化財企業(EPV)」の認定を受けています。現在では、INMA(フランス サヴォアフェール研究所)に認定された29のメティエダールを有する、約700名の職人とエキスパートが集う唯一無二のコミュニティを形成しています。その卓越した技術は、シャネルをはじめとした一流のファッション メゾンやインテリアデザイン事務所、そして若手クリエイターたちの制作活動を支えています。建築家リュディ リチオッティによって設計された、総面積約25,000㎡のこの建物は、職人たちのクリエイションとイノベーション、そして技術の継承に最適な環境を提供しています。創作活動や発展をはじめ、アーカイブの管理、顧客対応など、多様なニーズに応じた快適な作業空間が整えられており、さまざまなサヴォアフェールの間に、これまでにない相乗効果を促進しています。
©CHANEL

今回東京・六本木で開催される「la Galerie du 19M Tokyo」はシャネルと日本を結ぶ歴史の新たなマイルストーンとも言え、ガブリエル シャネルの時代から、日本の美学は多くのコレクションに浸透してきました。1978年に東京で初めて開催されたファッションショーや、2004年にオープンしたシャネル 銀座で開催された海外初のメティエダール コレクション ショーなど、メゾンはさまざまな画期的なイベントを通じて日本へのオマージュを捧げてきました。今回企画では、「le Festival(ル フェスティバル)」「Beyond Our Horizons(ビヨンド アワー ホライズンズ)」「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」の3章で構成され、、年齢に関わらず、日本とフランスの伝統の豊かさと、現代的な解釈が施されたモダニティを感じられます。


le Festival(ル フェスティバル)
le19Mのメゾンダールの卓越した唯一無二の技術を紹介する、類まれなるインスタレーションを、著名な建築家の田根剛率いるAtelier Tsuyoshi Tane Architects(ATTA)が手掛けます。le Festivalと題されたこの没入型インスタレーションは、歓びに溢れ、豊かで、進化し続ける無限の創作意欲を称えるものです。この作品は、le19Mのメゾンダールで発揮される専門技術をありありと映し出すマニフェストであり、クラフツマンシップ全般の豊かさと多様性を表現しています。来場者は、原材料や道具、サンプルに始まり、徐々に完成間近の名品へと展開していく旅へと誘われます。創造という芸術的才能に対する詩的な賛歌とも言えるこの作品が光を当てるのは、職人たちが全工程に注いでいる細部までのこだわりと髄を尽くした技術です。職人たちの手つきはどれも、何世代にもわたって受け継がれてきた活気と歓びを映し出しています。
©CHANEL

Beyond Our Horizons(ビヨンド アワー ホライズンズ)
日本とフランスの約30人の職人やアーティストによる作品を集めた没入型の展覧会で、そのうちのいくつかは le19Mのメゾンダールとのコラボレーションによるものです。安藤桃子、西尾洋一、緒方慎一郎、徳田佳代、アスカ ヤマシタがキュレーションを手掛けました。本展は、クリエイティブヴィレッジを舞台に展開されます。ここは、壁や地図によって区切られた空間ではなく、素材と記憶、伝統と再解釈、身体の動きと想像力が交差することで形作られる場所です。ガラスと糸、土と光といった異なる素材が出会い、思いがけないかたちで融合し、一つひとつの作品が、ふと立ち止まりたくなる瞬間や、新たな発見への入り口をそっともたらしてくれます。

空間演出は、風、水、火、土といった自然の要素からインスピレーションを得ています。それらは単なるテーマとしてではなく、作品を通して、生き生きとした存在として感じられます。質感やフォルム、空間に漂う雰囲気の中に、自然の力が息づき、来場者の感覚を呼び覚まし、時を越えて語りかけてきます。本展では、自然の要素や時間の積み重ね、先人から受け継がれた技術、そして実験的なアプローチによって生まれた作品が紹介されます。それらはすべて、「美」、「創造性」、そして「分かち合い」への強い意志を体現しています。
©CHANEL

Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語
本エキシビションは、刺繍と織物の世界において、100年にわたり卓越性と革新を追求してきたルサージュの旅路へと誘う招待状です。1924年に設立されたルサージュは、現在le19Mに参加するアトリエとして、シャネルと緊密なパートナーシップを築いています。また1世紀以上にわたって、ファッション界を象徴する名だたるデザイナーとのクリエイティブなコラボレーションを実現させ、コンテンポラリーデザインの形成に貢献してきました。再考と創造を繰り返してきた3世代に及ぶ卓越した職人たちの、類まれなる能力の賜物である遺産(レガシー)は、職人技術と数々の試行錯誤、伝統の保護と進取の気性に富んだ精神とが結びつくことで築かれてきました。シャネルが積み上げてきたクリエイティブなレガシーとより合いながら、ルサージュのアトリエはこれまで、コレクションやインテリアデザイン、そして舞台衣装や歴史的建造物のための刺繍やテキスタイルの制作を手掛けてきました。
©CHANEL


CHANEL Presents 「 la Galerie du 19M Tokyo 」
会期:2025年9月30日(火)~2025年10月20日(月)
会場:六本木ヒルズ森タワー 52階
          東京シティビューおよび森アーツセンターギャラリー
          東京都港区六本木6-10-1
※入場無料

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