この記事をまとめると
■クロスオーバーに続きセダンにもクラウン誕生70周記念モデルが登場
■各部に70周年記念ロゴがあしらわれた「Z “THE 70th”」
■「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」は徹頭徹尾“黒”にこだわる
セダンに70周年記念モデル「Z “THE 70th”」が登場
「いつかはクラウン」の名で親しまれてきた国産セダンの代名詞「トヨタ・クラウン」。現在、16代目となったクラウンは2022年のワールドプレミアで公開され、2025年3月には最後のボディバリエーションとなる「エステート」が登場。現在クラウンのラインアップは「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4モデルとなっている。
初代モデルであるトヨペット・クラウン(RS型)が登場したのが1955年。今年、クラウンは70周年を迎え、それを記念した特別仕様車がリリースされた。それがここで紹介するクラウン セダン「Z “THE 70th”」だ。これは4月に登場したクラウン クロスオーバー「Z “THE 70th””」に続く、70周年記念モデルの第2弾となる。
バイトーンボディカラーと漆黒メッキで特別感を演出
特別仕様車「Z “THE 70th”」は、「プレシャスメタル ✕プレシャスホワイトパール」と「プレシャスメタル✕プレシャスブラックパール」の2種類のバイトーンボディカラーが追加される。さらに、標準モデルではサテンメッキ仕上げだったヘッドライトモールやグリルモール、フェンダーガーニッシュなどを漆黒メッキ仕上げとして、より重厚感と高級感が演出されている。
70周年記念ロゴ入りのサイドラインデカール(メーカーオプション)やマットブラック仕様の20インチアルミホイールなど、ひと目で特別仕様とわかる個性的なディテールが随所に盛り込まれているのが特徴だ。
インテリアも専用カラー「ブラックラスター」を採用
インテリアも専用カラー「ブラックラスター」となり、木目調パネルもブラック仕上げ。シフトノブやインストルメントパネル、プロジェクションカーテシ、キーケースまで70周年記念ロゴを配している。
取扱説明書用のケースもリサイクルレザー製でロゴ入りという徹底ぶりだ。
価格はハイブリッド車が755万円、燃料電池車が855万円となる。
「革新と挑戦」のDNAを宿した16代目クラウンだが、「クラウン セダン Z “THE 70th””」は、上質さも加えた特別な一台といえる。
黒にこだわる特別仕様車「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」
トヨタ・クラウンの70周年記念モデル「Z “THE 70th”」に続き、さらに個性を極めた特別仕様車「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」も発表された。
徹底した“黒”の世界観、手入れも簡単なマットボディ
「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」の最大の特徴は、徹底して黒にこだわった世界観だ。外装には特別設定色「マットメタル」を採用し、重厚な艶消し塗装が上質さを際立たせている。マット塗装は手入れが難しいという印象が強いが、このモデルでは「TMコート」という特殊な表面処理を施すことで防汚性と汚れ除去性を高め、日常の洗車やメンテナンスが格段に楽になっているのもポイントだ。
さらに、20インチのアルミホイールもマットブラック塗装で仕上げられている。
インテリアもブラック一色の質感高い専用仕様
インテリアも黒へのこだわりが徹底されている。室内カラーには特別内装色「ブラックラスター」を採用し、木目調パネルもブラックで統一。インストルメントパネルは手触りの良いソフトフィール塗装、各所には上質なソフトパッドを配置しラグジュアリー感をさらに高めている。
センターコンソールやドアトリム、アームレストもすべてブラックラスター仕上げ。さらに、スイッチ周辺のカラーやステッチが変更された本革巻き3本スポークステアリングホイール、ディンプル加工が施された本革シフトノブなど、これらはすべて「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」だけに与えられた専用装備だ。
価格はハイブリッド車が810万円、燃料電池車が910万円となり、THE CROWN(千葉中央・東京虎ノ門・横浜都筑・愛知高辻・大阪千里・福岡天神)での取り扱いとなる。
「Z “THE LIMITED-MATTE METAL”」は外装も内装も徹底的に黒にこだわった一台。「Z “THE 70th”」と同様に特別仕様車ならではの魅力をもつ内容に仕上がっている。