radiko2024ポッドキャストランキング首位!『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』インタビュー

2025.05.27 11:00
2025.05.27 up
2024年radikoで一番聴かれたポッドキャスト番組に『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』が輝きました。パーソナリティを務めるサンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさんにインタビュー。東北色の強い番組への思い、これまでのラジオ体験、昔と異なる今のラジオの楽しさと難しさ、今後の展望について伺いました。
「みんなが触れるような話題にはあまり触れない」(伊達)
「結果論ですけど、同年代向けの話しかできない」(富澤)
「ラジオを聴いてますと言われるほうがうれしい」(伊達)
「ハガキを読まれた時のうれしさはすごくわかる」(富澤)
「我々は伊集院光さんに鍛えられました」(伊達)
「今のラジオはここだけの話的な感じがなくなった」(富澤)
「モノマネ芸人のゼンゴーが見れるイベントを」(富澤)
「アンガールズのゲスト出演…ちょっと考えておきます」(伊達)
【番組紹介】サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー
「みんなが触れるような話題にはあまり触れない」(伊達)
――ポッドキャストで配信されているのは番組冒頭のフリートーク約30分。いつもネタの一覧をもとにお話をされていますね。

伊達:基本的に話すネタはだいたい僕が考えています。その週のナイツと中川家さんの『ザ・ラジオショー』も聴きつつ、みんなが触れるような話題にはあまり触れないですね。僕らが東北の人間なので東北楽天イーグルスの話題は多いかもしれない。イーグルスの話をしながら、ネットしている福岡のRKB毎日放送のリスナーさんが聴いていて気分良くないんだろうなとか思ったりはします(笑)

富澤:我々は時事ネタにはあまり触れないですが、野球やラグビー事情についてはよく話しています。スポーツやお笑いなどいろんな情報が聴けることも1位につながったのかもしれない。『ザ・ラジオショー』の話で言うと、ナイツと中川家さんと僕らでやっているライブ『漫才サミット』があった時は、3組がそれぞれラジオでどうしゃべるのかファンは聴き比べたくなるかもしれないですね。
「結果論ですけど、同年代向けの話しかできない」(富澤)
――radikoの調査によると、番組は40~50代の男性によく聴かれているようです。

伊達:漫才のネタもそうなんですけど、ラジオも同世代に向けて話している感じですかね。ネタを見に来てくれる人も、ラジオを聴いてくれる人も同年代が多いので。

富澤:結果論ですけど、同年代向けの話しかできない。若い世代の話をされてもわかんないし。でも、ありがたいのが親世代のファンの影響でその子どもが俺らのことを好きとかラジオを聴いてくれる人がいる。たまに若い子から「お父さんが好きでファンです」と言われることもあります。

伊達:「お父さんが好きなんで握手してもらっていいですか?」とか、わけがわからないことも言われる(笑)
「ラジオを聴いてますと言われるほうがうれしい」(伊達)
番組公式X(@sandradioshow)より
――番組は2021年からスタートしました。テレビのロケ先でリスナーから声を掛けられることも多いそうですね。

伊達:「ラジオを聴いて東北に来ました」という人とたまに会うとすごくうれしいですね。ロケで東北を訪れた時の話をラジオで聴いて、いいところなんだと行ってくれる人がこれから増えたらいいなと思います。テレビを見てますより、ラジオを聴いてますと言われるほうがうれしい。僕らはラジオを好きなので。昔から聴いていましたし。

富澤:結構東北色の強いラジオになっちゃっているんですけど、それに他県の人も付き合ってくれて東北に行ってくれたりする優しいリスナーが多い。ラジオは聴くのにひと手間かかる。そのひと手間をかけてわざわざラジオを聴いてると言われるとよりうれしいですね。今はパソコンとかスマホで聴いてるんでしょうけど。僕らの世代なんかは特にラジオ。子どもの頃、テレビはひとり一台の時代じゃなかったんで。
「ハガキを読まれた時のうれしさはすごくわかる」(富澤)
――これまで聴いた中で印象に残っているラジオ番組、今チェックしている番組を教えてください。

伊達:昔はニッポン放送『内田有紀 夜空にYOU KISS!』を聴いていました。あとは『オールナイトニッポン』とか。そんなニッポン放送で番組がやれてうれしいですね。今は車を運転しながらニッポン放送を聴いています。『上柳昌彦 あさぼらけ』から始まってずっと。『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』も僕らの話題を出してくれたりしますし。池田美優さん、みちょぱの『#みちょパラ』も聴いてる。

富澤:ニッポン放送の深夜ラジオ『大槻ケンヂのセニョール!セニョリータ!』にハガキを出していたので、読まれた時のうれしさはすごくわかる。今は同じ事務所のフリーアナウンサー雨宮萌果さんがパーソナリティを務めている大阪の朝日放送ラジオ『ツギハギ木曜日~雨宮萌果のまにまに~』。ラジオが始まる前に相談があったので、感想をメールで伝えたりしていますね。
「我々は伊集院光さんに鍛えられました」(伊達)
――若手時代、ラジオの生放送で貴重な経験をされたそうですね。

伊達:我々は伊集院光さんに鍛えられました。まだ僕らが世に出る前にTBSラジオの生放送『伊集院光 日曜日の秘密基地』のレポーターで出していただいていて。ラジオの生放送の難しさ、伊集院さんのすごさを目の前で見ることができたのは大きかったですね。当時は我々やアンタッチャブルさん、バイきんぐとかあの辺が鍛えられた。いわゆる伊集院一派ですね。

富澤:レポーターをやるまでラジオはなんとなく聴いていましたけど、伊集院さんのラジオの現場を見て無理だなと。ここでは勝負できないなと思いました。

伊達:伊集院さんも長くやっている深夜の生放送番組をレギュラーでやってみたかったんです。バナナマンさん、爆笑問題さん、おぎやはぎさん、オードリーも楽しそうだなと思って。今はもうしんどいですけどね。オファーも来ないとは思いますけど。

富澤:それこそ深夜ラジオを聴いて育っていますからね。憧れはありますけど…録音でいいかなと思います。今の時代ってどこまで昔聴いていたような感じでしゃべれるのかと思うとどうなんだろうなと。
「今のラジオはここだけの話的な感じがなくなった」(富澤)
――インターネットの登場でラジオの聴き方や楽しみ方が変わりました。

伊達:ラジオは楽しくてずっとやっていたいなと思うんです。生放送中にメールのリアクションが来ると本当におもしろいし。でも、ラジオでしゃべったことがネットニュースになるのがすごくストレスなんですよね。

“切り取り”っていうんですか。ラジオの雰囲気や前後の話も伝えずに書かれる。こっちがふざけてその延長線上で言ったことをわざわざラジオでこれを言いたくて言ったみたいに書いたりされるんですよ。本気で言ってないことを本気ととらえるみたいな。ラジオをやっている人から同じようなことはよく聞きますね。

富澤:僕は昔のラジオにあった閉鎖感が好きでした。今はここだけの話的な感じがなくなっちゃいましたよね。こうなると、ネットニュースで書かれたらイヤだな、言わないでおこうになっちゃう。

伊達:ラジオを聴いた人だけが知っているという楽しみ方もあったんですが。時代が変わりましたね。
「モノマネ芸人のゼンゴーが見れるイベントを」(富澤)
番組公式X(@sandradioshow)より
――今年3月に『ナイツ ザ・ラジオショー』のライブが浅草公会堂で開催されました。イベントなど番組でやってみたいことはありますか?

伊達:『ザ・ラジオショー』3組で『漫才サミット』とは別のイベントを年に一度くらいやってもいいのかなと思いますね。それと僕はニッポン放送の『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』を3組でやりたいっていつも言ってるんですよ。でもナイツも中川家さんも富澤も誰もうなずかない。24時間の番組を3組で回せるから、いいアイデアだなと思うんですけど。

富澤:僕はモノマネ芸人のゼンゴーが見れるイベントをやってみたいですね。別にやりたくもないですけど(笑)

伊達:4月19日のオープニングに出演したゼンゴーね(笑)番組にも“ゼンゴーロス”になっている人からメールが結構来ていました。ゼンゴーと一緒に福島の会津に行った時の話をしたんですけど、旅の最中もラジオでどのトークをしようか考えてましたもんね。ずっとおもしろいネタを提供してくれるんで。ゼンゴーはライブにも出ていないから、なかなか会えないツチノコ芸人なんですよ。イベントでも影マイクをさせたりして(笑)
「アンガールズのゲスト出演…ちょっと考えておきます」(伊達)
――これからゲストに呼んでみたい方などは?また最近のオープニングで話題のアンガールズとの抗争も気になります。

伊達:宮城県にゆかりのある方は結構呼んでいますね。中村雅俊さんはデビュー50周年なのでそろそろ来ていただきたい。仙台在住ですが、さとう宗幸さんも。

富澤:仙台在住のMONKEY MAJIKもまだ来てないね。

伊達:アンガールズは、ポッドキャスト番組『オールナイトニッポンPODCAST アンガールズのジャンピン』で我々のことを罵倒してくるので、現場で会った時に田中をこらしめてはいるんですよ。まだゲストに呼んだことがないので呼びたいとは思っていますが…ちょっと考えておきます(笑)
【番組紹介】サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー
サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー放送局:ニッポン放送放送日時:毎週土曜 13時00分~15時00分
この番組をラジコで調べる
出演番組をラジコで聴く
サンドウィッチマン
※放送情報は変更となる場合があります。profile
この記事を書いた人
高田りぶれ(たかだ・りぶれ)
山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。
ラジコプレミアムに登録して全国のラジオを時間制限なしで聴く!
関連記事
関連記事
radikoアプリでポッドキャストを聴こう!【radiko使い方ガイド】
2024.10.07 up

あわせて読みたい

豪華ゲストが連日登場!そして、現金5万円が毎日当たる! ニッポン放送 『ナイツ ザ・ラジオショー』
ニッポン放送 NEWS ONLINE
JP、蛍原徹、渡辺正行、土田晃之、テツandトモ、山田五郎、柳沢慎吾が登場!『ナイツ ザ・ラジオショー』
ニッポン放送 NEWS ONLINE
ダブルネルドリップコーヒーをオン・ザ・ロックで楽しむ新体験メニュー
PR TIMES Topics
芦田愛菜、サグラダ・ファミリアの建設に関わる日本人彫刻家に“熟練インタビュー”!
TVガイド
LE SSERAFIM が5人揃って初登場! 『星野源のオールナイトニッポン』
ニッポン放送 NEWS ONLINE
こどもと旅するスーツケース「ヘイヘイ」に待望のキャビンサイズ登場
PR TIMES Topics
サンド伊達「もう訳わかんないだろ(笑)」後輩芸人ゼンゴーの斜め上すぎる行動にプライベートでもツッコミ炸裂
ニッポン放送 NEWS ONLINE
番組リスナーの松たか子が初登場! サンドとラジオ初共演!『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』
ニッポン放送 NEWS ONLINE
【Minimal】夏季限定「カカオ80%で実現した驚きのフルーティなチョコレート」
PR TIMES Topics
サンド富澤「なんなのあのスポーツ」ラグビー部の習わしに疑念を抱く
ニッポン放送 NEWS ONLINE
高校野球地方予選スタートでサンドウィッチマンが母校にエール! 次戦はマギー審司の母校で闘志メラメラ
ニッポン放送 NEWS ONLINE
箱根の秋を満喫!仙石原すすき草原の見頃に合わせた「秋の食べられるアート体験」を開催
PR TIMES Topics
サンド富澤、夏休みを利用してグアム旅行を満喫のはずが“白い肌”で帰国
ニッポン放送 NEWS ONLINE
サンドウィッチマン 夏の暑さでコンビ揃って九死に一生を得る
ニッポン放送 NEWS ONLINE
豊かな森林資源を次世代へ!「経木」の端材を活用したドライフラワーの花器「紙木と花」を販売開始
PR TIMES Topics
サンド伊達、映画館のセルフサービスに困惑「もう映画なんて観てらんない」
ニッポン放送 NEWS ONLINE
サンド伊達、子どもの授業参観で新たな学びを得る
ニッポン放送 NEWS ONLINE
【CHARVEL】エンジェル・ヴィヴァルディの新シグネイチャーモデル発売
PR TIMES Topics
サンド伊達、水森かおり・友近との食事会にて1000円で男気を披露!
ニッポン放送 NEWS ONLINE
サンドウィッチマンの2人が熱中症に対する警鐘を鳴らすも…… 「説得力0」な理由とは?
ニッポン放送 NEWS ONLINE
日本酒蔵のこだわりの詰まったオリジナルかき氷を期間限定で販売
PR TIMES Topics