Label Bettyが体験型上映イベント「Eau de Cinema」を5月25日に代官山で開催──映画と香りが交わる新たな映画体験

2025.05.13 18:23
100BANCH
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもと、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む未来創造拠点「100BANCH」で活動する「Label Betty」プロジェクトは、映画と香水を組み合わせた体験型上映イベント「Eau de Cinema(オー・ドゥ・シネマ)」を、代官山のTheater GUILDにて5月25日(日)に開催します。
Label Bettyは、若手・学生映画の配給と上映を手がける学生主導の映画レーベルです。本イベント「Eau de Cinema」は、同団体が新たに提案する“映画という香りを嗅ぐ”という新感覚のシネマ体験です。

上映されるのは、初の長編実写映画『恋脳Experiment』でも話題になった、岡田詩歌監督による2本の短編映画。
岡田詩歌監督の作品をもとに、フリーランスで活動する調香師・麻乃氏がオリジナルの香水を調香。観客はまず映画を鑑賞し、その後に香水を体験。そして最後にもう一度同じ映画を観るという構成で、作品と香りが相互に作用し、記憶と感情を刺激する没入体験が設計されます。

またイベント内では、監督によるトークセッションも実施。映画の制作過程や、香りに変換するときに重視した点について語られます。また、観客が自分なりに香水へ名前をつけ、それを持ち帰るというインタラクティブなワークも用意されています。

映画が一方的に観るものから、関わるものへと変わる本企画。
映画の未来のかたちを模索するLabel Bettyならではの、ユニークな取り組みです。

◇ 上映作品について
・『Journey to the 母性の目覚め』(2021, 岡田詩歌)
14歳の私はある朝登校中に、突然“母性”に目覚めた。母性に囚われてから10年後、この感情が本当に母性なのかを疑うようになった。処女懐胎、遺伝子、妊活...10年を旅して母性を探る。

・『ワンダフル千鳥足 in wonderland』(2019, 岡田詩歌)
ある日失恋しショックを受けた私は、歩くと数時間かかる家まで酒を飲みながら徒歩で帰った。酒と街に飲まれながらも歩いて帰る様を、落語の技法の「道中付け」とポップカルチャーを融合して描く。

岡田詩歌 │ 映画監督
1996年東京生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。アニメーションを中心に、エロスや愛、ジェンダーをテーマにした映像作品を制作している。
第24回学生CGコンテスト 優秀賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭2019/2022 学生部門ノミネート、第23回京都国際学生映画祭最終審査員 大九明子賞、第43回ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞、DigiCon6JAPAN Next Generation賞など国内外の映画祭で入選受賞している。
2023年に実写長編映画監督デビュー。現在、第29回PFFスカラシップ作品『恋脳 Experiment』の劇場公開中。

◇ 調香師について
麻乃 (ASANO) │ フリーランス調香師
香りとARTを繋げる旅人調香師。元LE LABOでの経験を経て、現在はフリーランスとして活動する調香師。香りをアートの一形態ととらえ、アーティストや作家とのコラボレーションを通じて、香水の表現領域を拡張している。企業との提携による香水制作に加え、個人に対するヒアリング調香も300件以上手がけ、香りを対話と自己表現の媒介とする新たなコミュニケーションツールとして探究。展覧会や音楽・イラストとのコラボ、フェイクタトゥーとの融合など、多様な領域を横断しながら、香りの可能性を日常に浸透させている。

【イベント開催概要】
イベント名:Eau de Cinema(オー・ドゥ・シネマ)
開催日:2025年5月25日(日)
時間:14:00~16:00(13:45開場)
会場:Theater GUILD(東京都渋谷区猿楽町11-6 1F)
上映作品:岡田詩歌監督『ワンダフル千鳥足 in wonderland』『Journey to the 母性の目覚め』
料金:3,000円(税込・アロマフレグランス付き)
予約方法:Peatixにて事前予約制 ※ 当日券なし
予約ページ:
定員:60名
主催:Label Betty
協力:調香師 麻乃氏、監督 岡田詩歌氏

【お問い合わせ先】
Label Betty
メール:labelbetty24@gmail.com
Instagram:
◇Label Betty について
まだ見ぬ映画と「あなた」が出逢う場所をつくる、学生主体の映画レーベルです。

コロナ禍を経て、映画の受容のあり方が大きく変化したこと、日本の映画産業が転換期にあることを背景に、2024年に設立されました。自主映画を中心に、作品の上映・配給を行うとともに、映画を起点とした対話を深めるポッドキャストの配信や、リアルな空間でのイベント企画などを通じて、映画経験を拡張するあり方を提案しています。

◼︎100BANCHについて
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む複合施設です。パナソニックが創業100周年を迎えることを機に、「常識にとらわれない若いエネルギーの集まりが、100年先の未来を豊かにしていく」という思いから2017年7月7日に設立。

以来、野心的な若者が未来を創造していく一歩を、24時間365日実験可能な「場所」とともに、各分野の第一人者であるメンターによるアドバイス、年間100を超えるイベントや大型展示会などでの発信の「機会」を提供して支援。応募総数約1090件のうち、342プロジェクトを採択(2024年12月31日現在)し、加速支援を行っています。
100BANCH Webサイト:
「Label Betty」は、GARAGE Programの92期生として2025年3月に採択され、100BANCHで活動しています。
Label Bettyプロジェクトページ:

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