闇の巨匠ラヴクラフトの最新・選集　H・P・ラヴクラフト著／南條竹則編訳『チャールズ・デクスター・ウォード事件』（新潮文庫）４月23日発売！

株式会社新潮社
新刊発売を記念して「クトゥルー神話傑作選」シリーズ1巻目の読み放題キャンペーンも実施！

「その青年は何故、奇怪な変容を遂げたのか？」
時空を超える魔術小説にして、背筋も凍るミステリ『チャールズ・デクスター・ウォード事件』を新訳。
そして、名作「インスマスの影」の後日譚「戸口にいたもの」を併録。

2019年にオリジナル文庫として刊行した『インスマスの影　クトゥルー神話傑作選』は「新潮文庫でラヴクラフトが読めるのか！」と驚きをもって読者に迎えられました。若き日より怪奇幻想小説を深く愛してきた英文学者であり、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した小説家としても知られる編訳者の新たな訳文は、高い評価を得ました。ご好評に応えるかたちで、『狂気の山脈にて』『アウトサイダー』を刊行。南條竹則さんの作品セレクトと新訳によるラヴクラフト選集は、今や新潮文庫の定番ともなりました。
このたび発売される、『チャールズ・デクスター・ウォード事件』の表題作はラヴクラフトの三大長編のひとつ。ロードアイランド州プロヴィデンス近郊の精神科病院からチャールズ・デクスター・ウォードという26歳の患者が失踪したところから始まる物語です。この選集には、「インスマスの影」の後日譚「戸口にいたもの」を収録。「壁の中の鼠」「潜み棲む恐怖」「レッド・フックの怪」「彼方より」も印象に残る名編です。
クトゥルー神話の始祖として21世紀にも妖しき光芒を放ち続けるラヴクラフト。作品世界の新たな扉がまた開かれます。

◼️ 目次
壁の中の鼠
潜み棲む恐怖
レッド・フックの怪
彼方より
戸口にいたもの　
チャールズ・デクスター・ウォード事件
編訳者解説

■ シリーズ1巻目『インスマスの影』がKindle Unlimitedで期間限定読み放題！
新刊の配信を記念して、「クトゥルー神話傑作選」シリーズの1巻目が読み放題になる施策を実施します。
読み放題施策　詳細
・実施期間：2025/4/25（金）～2025/5/31（土）
・実施書店：Kindle
・サービス内容：Kindle Unlimited（読み放題）
・対象作品：『インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―（新潮文庫）』（H・P・ラヴクラフト／著、 南條竹則／編訳）

◼️ 書籍内容紹介文
チャールズ青年は何故かくも奇怪なる変容を遂げたのか。時空を超える魔術小説にして背筋も凍るミステリ、邪神も見え隠れする長編「チャールズ・デクスター・ウォード事件」。英国の廃修道院を舞台に描かれる怪奇短編「壁の中の鼠」。そして「インスマスの影」の後日譚「戸口にいたもの」。人類が決して見てはならぬ光景を目撃してしまった作家、ラヴクラフト。クトゥルー神話に留まらぬ傑作六編を収録。

◼️ 著者紹介：H・P・ラヴクラフト（1890-1937）
アメリカ・ロードアイランド州生れ。病弱で、少年期から幻想小説、怪奇小説に耽溺。30代から「ウィアード・テールズ」などのパルプ雑誌に寄稿。60篇ほどの作品を発表したが、単行本として刊行されたのは『インスマスの影』1冊のみ。不遇のまま生涯を閉じる。友人オーガスト・ダーレスらの尽力もあり、死後にその独自の作風が高く評価される。〈クトゥルー神話〉の始祖として、多くの作家に影響を与え、世界中の読者に敬愛されている。

◼️ 編訳者紹介：南條竹則
1958年、東京生れ。東京大学大学院英語英文学修士課程修了。1993年、『酒仙』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。英文学者として翻訳・大学教育に携わりつつ、作家として小説を発表している。アーサー・マッケン『白魔』、ラフカディオ・ハーン『怪談』、『英国怪談珠玉集』（編訳）など訳書多数。

◼️ 書籍データ
【タイトル】『チャールズ・デクスター・ウォード事件』
【著者名】H・P・ラヴクラフト、南條竹則編訳
【発売日】４月2３日
【造本】文庫版
【定価】 990円（税込）
【ISBN】978-4-10-240144-6
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