カルティエやルイ・ヴィトンも参加! いよいよ開幕する大阪・関西万博の見どころをご紹介

2025.04.11 16:00
2025年4月13日に開幕する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。開幕に先立ち、メディア関係者に公開されました。
東ゲート前/©FASHION HEADLINE
今回、158の国と地域、9の国際機関が参加する大阪・関西万博、会場は新大阪から地下鉄で40分ほどの夢洲(ゆめしま)。目玉の一つとなっている全長約2キロの「大屋根リング」を中心に、その内外にさまざまなパビリオンが立ち並びます。その中から編集部が訪れたいくつかをご紹介します。
ミャクミャクのオブジェ©FASHION HEADLINE

フランスパビリオン
LVMHがスポンサーを務めるフランスパビリオンでは、ルイ・ヴィトンをはじめ、ディオール、セリーヌなどのインスタレーションや展示が楽しめます。ルイ・ヴィトンのセクションでは、日本人建築家、重松象平(OMA)の設計によるこの没入型インスタレーションがあり、ロダンの《カテドラル》を囲むように、84個のワードローブトランクが展示された空間が舞台。
ルイ・ヴィトンのワードローブトランク©FASHION HEADLINE
 2つ目の空間では、真鍋大度が制作した映像作品によって生命を吹き込まれたサウンドスケープや壁を通して、「トランクのスフィア」が訪れる人を幻想的な五感の旅へと誘います。
トランクのスフィア/©FASHION HEADLINE
ディオールのセクションでは、パリのオートクチュールの卓越性を反映し、職人技と手仕事へのオマージュとして素晴らしいオデッセイを実現しています。ここではロダンの彫刻、ブルー、ホワイト、レッドの3つのバリエーションで展開されるディオールのエレガンスを象徴するタイムレスな「バー」スーツ、そして1949年にクリスチャン・ディオールがデザインし、パリ2024オリンピック・パラリンピックのために復刻された伝説的なトリコロールカラーのアンフォラ ボトルがそれぞれ、動きの美しさに対する賛辞を表現しています。
©FASHION HEADLINE
また、2024年に建築家の妹島和世が手がけた「レディディオール」や、シルエットのスケッチを立体的に表現した約400点の象徴的な白いトワルは、3Dプリントで再解釈されたディオールのアイコニックなフレグランスのボトルとともに、インスタレーションの中心でスポットライトを浴びます。
妹島和世が手がけた「レディディオール」/©FASHION HEADLINE
セリーヌのセクションでは、セリーヌのアイコニックなシンボルである「トリオンフ」を再解釈し、日本の輝かしい歴史と躍動的な現代性を取り入れ、日本のアーティストとセリーヌのエンブレムとの文化的な交流を表現しています。日本の伝統工芸である「漆」と、メゾンのエンブレムである「トリオンフ」との対話を通して、視覚的かつコンセプチュアルに表現される象徴的な旅は、豊かな伝統と現代アートの架け橋となり、すべてのものづくりに息づく比類なきサヴォアフェール(匠の技)と、日本におけるセリーヌの55年に渡る関係性に光を当てます。
漆の「トリオンフ」/©FASHION HEADLINE

ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartierは、未来を切り開く先見性と、地球規模の発展を推進し平等を前進させ、新たな世代を導くうえで不可欠な女性の役割に焦点を当てます。万博のテーマに寄り添い、コンセプトは「ともに生き、ともに輝く未来へ」。変革する力と、より良い未来を形づくるうえでの女性の視点・可能性に光をあてます。
外観/©FASHION HEADLINE
ウーマンズ パビリオンの設計は建築家の永山祐子が手掛け、伝統とモダニティをつなぐ象徴的な架け橋としての役割を果たします。2020年ドバイ万博の日本館で採用され、日本の伝統的な木工技術の組子から着想を得たファサードを、ウーマンズ パビリオンにリユース。持続可能性とクラフ ツマンシップに対するカルティエの揺るぎないコミットメントを体現します。
外観/©FASHION HEADLINE
パビリオンでは、ゲストに音声で自分の名前を登録し、それぞれのアイデンティティがストーリーの一部に組み込まれます。来場者は、国籍・年齢の異なる3人の女性が歩んできたストーリーを語りかけ、来場者にはリフレクション(振り返り)を促し、最終的にその体験を、幅広い普遍的な世界の問題へとリンクさせます。この没入体験は、個人の取り組みと集団行動への呼びかけを橋渡しするものであり、ウーマンズ パビリオンのメッセージを物理的・時間的な境界線をはるかに越えて増幅させます。
©FASHION HEADLINE


北欧パビリオン
北欧パビリオンはデンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国が共同で運営するパビリオン。360度を覆う巨大なスクリーンが来場者を迎える展示ホールは、食べられなくなったお米を素材に作られたライスペーパーを使ったスクリーンで、北欧の日々の暮らしの写真や四季の動画が映し出されます。さらに、北欧の夏を再現した室温や香りなどにより、五感で北欧を体験できる没入型展示となっています。
外観/©FASHION HEADLINE
3階のルーフトップレストラン「The Nordic Food Bar」では、北欧の日常の味に日本の要素を取り入れた特別な料理体験を提供。さらに、「食品廃棄物ゼロ」のビジョンを掲げ、持続可能性を追求したダイニング空間を作り上げました。食事メニューは、スカーゲンと呼ばれる北欧伝統のオープンサンド。カフェメニューはスウェーデンの春の風物詩のお菓子セムラと、ノルウェーのブラウンチーズと一緒に食べるワッフルを用意。ホットドックやミートボールといったキッズメニューもラインアップします。
デザートメニュー/©FASHION HEADLINE
また、公式ユニフォームはフィンランドのブランド、マリメッコとVIBAe、スウェーデン生まれのH&Mが、パビリオンの顔となるスタッフのユニフォームに存在感を与え、ゲストを北欧らしくフレンドリーに迎えます。
ユニフォーム着用/©FASHION HEADLINE
トップス:マリメッコ
トラウザー:H&M
フットウエア:VIBAe
バッグ:マリメッコ


国連パビリオン
国連パビリオンは、35の国連諸機関、および15の国連事務局の部局が一丸となり、「人類は団結したとき最も強くなる。(United for a Better Future)」というテーマで様々な展示やプログラムを行います。そんな会場アテンダントのユニフォームをユニクロが提供。国連パビリオンにとけこむ伝統的なプレッピースタイルをベースに、シルエットやディテール、素材感にこだわり、現代にふさわしいベーシックスタイルにアップデートしています。
©FASHION HEADLINE
ジャケットの胸元には、難民による手工芸品ブランド「MADE51」が手掛けた国連パビリオンロゴワッペンをあしらっています。ロゴは、オリーブの枝を運ぶ白い鳩をモチーフにしており、オリーブの枝の葉部分には、持続可能な開発目標(SDGs)のゴールカラーをイメージしたデザインを採用しています。
©FASHION HEADLINE

目を惹くパビリオンや会場風景
各パビリオンが趣向を凝らし、LEDパネルを使った映像演出を外壁に使用したり、木材を使った装飾が多く見受けられました。
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE
©FASHION HEADLINE


2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は4月13日(日)から10月13日(月)までの184日間の開催となります。


2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)
会期:4月13日(日)~ 10月13日(月)
会場:大阪 夢洲(ゆめしま)
交通アクセス(電車):
※Osaka Metro中央線は、会場(東ゲート)前の夢洲駅(C09)に直接乗り入れている鉄道路線です。
■新幹線をご利用の方
・JR新大阪駅(A46)からJR京都線で大阪駅(A47)に向かい、大阪駅で大阪環状線(内回り)に乗り換えてJR弁天町駅(O15)に向かい、弁天町駅ででOsaka Metro中央線へ乗り換え。
・Osaka Metro新大阪駅(M13)からOsaka Metro御堂筋線で本町駅(M18)に向かい、本町駅でOsaka Metro中央線へ乗り換え。

■飛行機をご利用の方
・JR関西空港駅(S47)からJR関西空港線・阪和線で天王寺駅(R20)に向かい、天王寺駅で大阪環状線(外回り)に乗り換えてJR弁天町駅(O15)に向かい、弁天町駅でOsaka Metro中央線へ乗り換え。
・南海 関西空港駅(NK32)から南海空港線・南海本線で難波駅(NK01)に向かい、難波駅でOsaka Metro御堂筋線に乗り換えて本町駅(M18)に向かい、本町駅でOsaka Metro中央線へ乗り換え。

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