株式会社ウイスキー文化研究所
日本唯一、アジア最大級(※)の蒸留酒の品評会『東京ウイスキー&スピリッツコンペティション』(以下:TWSC)の新部門である“ジャパングランプリ”は、ジャパニーズクラフトウイスキーのみを対象とした、TWSC2025から始まった新しい部門です。この度ジャパングランプリ初の受賞ボトルを決定しました。 (※)自社調べ 2024年10月時点 日本で開催される「ウイスキー・スピリッツの品評会として」
TWSC2025ジャパングランプリ 受賞ボトル
・ジャパニーズクラフトウイスキー シングルモルト グランプリ
・ジャパニーズクラフトウイスキー ニューボーン グランプリ(同率1位)
TWSC実行委員長 土屋守挨拶 “ジャパングランプリ”について
TWSCも今回で7回目を迎え、日本で唯一、アジア最大級のウイスキー・スピリッツのコンペティションとしてますます注目を集め、日本、アジア、そして世界が注目するコンペとなっています。特に近年ジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所の創設が相次ぎ、2020年には30ヵ所だった蒸留所が、現在(2024年9月現在)は110を超える勢いとなっています。それらの多くはコロナ禍の2020年から2023年頃に誕生した蒸留所で、日本洋酒酒造組合が定める3年熟成の基準をクリアしてきています。今後、そうした蒸留所の3年熟成以上の新商品が続々とリリースされることが予想され、さらに蒸留所によっては3年未満のニューメイク、ニューボーンをリリースするところも増えてくると考えられます。
そうした現状を踏まえ、TWSCでは、今年からジャパニーズクラフトウイスキーにしぼったカテゴリーを新設し、それらの製品の審査を行っていきたいと思っています。そのことで少しでもクラフト蒸留所の製品を広く内外の一般消費者に知ってもらうことと同時に、造り手にとっての励み、一助になればとも思っています。
また前述の3年熟成以外に新たにニューメイク、ニューボーンウイスキーを定義し、それらもカテゴリーとして独立させることにしました。それに伴って審査方法も従来のリモート審査(一次)に加え、対面での審査も行い、その年のグランプリ賞を決めていく方針です。
ジャパングランプリの出品条件については公式ページをご確認ください。
ジャパングランプリの審査方法について
TWSC2025洋酒部門に出品された中で、ジャパングランプリ対象アイテムは117アイテムでした。
一次審査ではすべてのジャパングランプリ対象アイテムについて、銘柄を伏せた各アイテムを小瓶に分けて送付するリモート形式で審査を行いました。二次審査では出品数が多く、かつ一次審査で上位となったシングルモルトとニューボーンの合計28アイテムがノミネートされ、実行委員会が選抜したジャパングランプリ特別審査員によってリモート審査を実施。三次審査ではジャパングランプリ特別審査員が一堂に会し対面による審査会を実施し、二次審査で上位となったシングルモルト8種、ニューボーン5種をテイスティングしながら、一人一人コメントと点数を発表する形式でグランプリを決定いたしました。
TWSC2025の洋酒部門については、二次審査中のため、審査終了後に最高金賞・金賞・銀賞・銅賞の発表を行います。
TWSC2025の今後の流れについて
ジャパングランプリで受賞したアイテムは、TWSC2025洋酒部門のジャパニーズウイスキー、ニューボーンとしても審査を行っています。TWSC2025の洋酒部門、焼酎・泡盛部門については、二次審査終了後に最高金賞・金賞・銀賞・銅賞の発表を行います。また、8月3日(日)に授賞式と大試飲会を明治記念館(東京都港区)にて同日開催いたします。どちらも最新情報はTWSC公式HPをご覧ください。 TWSC公式ページ:
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025授賞式
TWSC2025授賞式では受賞メーカー・インポーターが一堂に会し、「最高金賞」・「ジャパングランプリ」・「特別賞」・「ベストオブザベスト」の表彰を予定しています。
日時:2025年8月3日(日)11:00-13:45
会場:明治記念館 蓬莱の間(東京都港区元赤坂2丁目2−23)
授賞式お席料:22,000円(税込)※着席形式・フレンチフルコースランチ付き
席数:120名限定
審査員・一般参加者 先行一次受付開始日:2025年4月25日(金)
お申し込み方法:東京ウイスキー&スピリッツコンペティション公式ページより受け付けいたします。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025大試飲会
TWSC2025大試飲会では、最高金賞・金賞・銀賞・銅賞を受賞したウイスキーをはじめ、ジン、ブランデー、ラム、アガベスピリッツ、ウォッカ、焼酎、泡盛など、様々な国や地域の蒸留酒の試飲を楽しめます。一部の有料試飲アイテムをのぞき、700種類以上のお酒を無料で試飲できます。
また、TWSC大試飲会として初企画となるカクテルブースや、スペシャルトークセッション、受賞ボトルが当たる抽選会などを鋭意企画中です。詳細は決まり次第公式ページや公式SNSでお知らせいたします。
日時:2025年8月3日(日)14:30-18:00
会場:明治記念館 富士の間(東京都港区元赤坂2丁目2−23)
入場料:8,800円(税込)※公式ガイドブック・200mlのボトル付き(お酒のカテゴリーは選べません)
ボトル抽選券:1,000円(税込・入場料別途必要・希望者のみ購入可能)
入場者数:先着500名
受付開始日:2025年4月25日(金)
お申し込み方法:東京ウイスキー&スピリッツコンペティション公式ページより受付いたします。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)とは
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、日本文化が培った繊細な味覚をもって、世界中のウイスキーおよびスピリッツの審査を行う日本で唯一の品評会です。ウイスキー評論家の土屋守が実行委員長を務めるTWSC実行委員会が主催し、品評会を通じて、国内はもとより世界中の高品質なウイスキー・スピリッツを発信していくことや、ウイスキー・スピリッツ文化の発展を担う飲み手育成などがその目的です。2019年に開催がはじまり、2020年からは、日本が誇る蒸留酒である焼酎・泡盛の魅力を世界の人々に知ってもらいたいという思いから、焼酎部門を新設しました。過去6回で洋酒部門は3,178本、 焼酎・泡盛部門は1,283本の合計4,461本のエントリーがありました。
ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務める、民間のウイスキー文化普及団体です。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキー・酒文化全般を深く学ぶべく研究を重ね、情報の収集および発信を行っています。また業界に関わる方々とともに、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文化の普及を目的とした取り組みを企画・立案、実施してきました。国内で唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベントの企画・運営のほか、ウイスキーに関する知識、鑑定能力を問う資格認定制度「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」を主催しています。また、2019年より世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する、日本で唯一の品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営しています。
【会社概要】
社名:株式会社ウイスキー文化研究所
本社所在地:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-10-5 テック広尾ビル5F
代表取締役:土屋 守
事業内容:ウイスキーガロア編集発行/ウイスキーコニサー資格認定試験教本編集発行/ウイスキー関連書籍執筆、監修/ウイスキーフェスティバル企画・運営/ウイスキーコニサー資格認定試験企画・運営/ウイスキー検定運営/東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)運営/ウイスキーの製造アドバイス・技術指導
設立: 2001年3月/HP:
1954年新潟県佐渡市生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。取材で行ったスコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、1998年にはハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の1人に選ばれる。2014年9月から2015年3月に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」では、ウイスキー考証として監修を務めた。日本唯一のウイスキー専門隔月誌『Whisky Galore』の編集長、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション実行委員長、ジャパニーズウイスキーの日実行委員長、2024年に発足した一般社団法人日本ウイスキー文化振興協会の代表理事を務める。主な著書・監修書に、『完全版 シングルモルトスコッチ大全』『ブレンデッドウィスキー大全』『増補新版 ウイスキー検定公式テキスト』(小学館)『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)『最新版 ウイスキー完全バイブル』『ウイスキーを楽しむ教科書』(ナツメ社)『ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのか』(KADOKAWA)『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』(祥伝社)『土屋守のウイスキー千夜一夜(1~5巻)』『ジャパニーズウイスキーイヤーブック(日本蒸留所年鑑)』(ウイスキー文化研究所)などがある。