日本ロレックス株式会社 TUDOR
独自の価値とともに洗練されたスタイルと、確かな信頼性を約束する機械式時計を提供するスイスの時計ブランド、チューダー(TUDOR)。チューダーの腕時計はその歴史において、最も果敢に活動する冒険家や熟練のプロフェッショナルたちに選ばれてきました。
2025年4月1日、マスター クロノメーター認定を受けたオールバーガンディ仕様の『ブラックベイ 58(BLACK BAY 58)』、43 mm径の新モデル『ブラックベイ 68(BLACK BAY 68)』、オパラインダイアルを備えた『ブラックベイ プロ(BLACK BAY PRO)』、現行モデル最高峰の1,000mの防水性能を誇る『ぺラゴス ウルトラ(PELAGOS ULTRA)』、5列リンクブレスレットタイプの『ブラックベイ クロノ(BLACK BAY CHRONO)』を新たなラインナップとして発表し、順次発売します。
■BLACK BAY 58
発表以来確固たる人気を築いてきたブラックベイ 58が、ついにマスター クロノメーター認定を取得。“T-fit”付き5列リンクブレスレットを備えた、初のオールバーガンディ仕様の新しいブラックベイ 58が登場する。
ブラックベイ 58は、「ビッグクラウン」と呼ばれたチューダー初の200 mの防水性能を誇るダイバーズウォッチ、Ref.7924が発表された年にちなんで命名された。この名高い歴史的モデルの意匠を継承し、直径39 mmのケース、そして1950年代らしいクラシックなプロポーションを取り入れている。このブラックベイ 58の新モデルは、チューダーの歴代モデルが受け継いできたデザインの本質を保ちつつ、90年代にプロトタイプとして開発された、チューダー サブマリーナー Ref.79190の意匠も取り入れている。この時計は、光沢のあるバーガンディダイアルと、それに調和するベゼルを備えていた。製品化されることはなかったものの、このデザインは、今回新しいブラックベイ 58という形で命を吹き込まれた。新たなデザインに加え、この新しいブラックベイ 58は、計時および耐磁性に関する業界屈指の厳しい基準であるマスター クロノメーター認定を取得。各時計は完全に組み立てられた状態で、スイスの連邦計量・認定局(METAS)によってテストされている。また本モデルは、5列リンクブレスレット、3列リンクブレスレット、ラバーストラップで展開し、3種類ともすべて“T-fit”クイックアジャストクラスプによって、これまで以上の着用感を実現する。
TUDOR QUALITY
新しいブラックベイ 58 の登場により、チューダーはまた一つ、マスター クロノメーター認定の厳格な試験をクリアするモデルを完成させた。これは、製品の品質向上を追求し続けるチューダーの姿勢を示すものであり、全コレクションのマスター クロノメーター認定に向けた新たな一歩でもある。スイス政府機関METASによるこの認定を得るために、通常のチューダー マニュファクチュール キャリバーには大幅な変更が加えられる必要があった。しかしこれは同時に、チューダーの卓越した品質が独立機関によって保証されることを意味するのだ。
EMBLEMATIC LOOK
ブラックベイは、チューダーのコレクションの中でも特に象徴的な存在であり、高い認知度を誇るモデルの一つだ。ブラックベイ 58のケースは、小ぶりで薄型の39 mmのプロポーションで仕上げられている。バーガンディカラーの逆回転防止ベゼルの側面はグリップ感に富み、そのインサートには外周リングのラインに沿うよう緩やかにカーブした数字を配している。しかし、そのデザイン上のディテールは、ケースのサイズやベゼルだけに留まらない。秒針はロリポップ型となりチューダーの初期のダイバーズウォッチを彷彿とさせ、サテンバーガンディダイアルはかすかに放射状に広がるブラッシュド仕上げで、直射光の下で非常に繊細な輝きを放つ。人間工学的にも進化を遂げた。新たにデザインされたリューズは、チューダーの歴史的なテクニカルウォッチのリューズが描くカーブを想起させるフォルムを採用。ミドルケースの側面に収まり、チューブが外から見えない設計となっている。
THE ESSENCE OF BLACK BAY
ブラックベイ コレクションは、1950年代に製造されたチューダー ダイバーズウォッチに着想を得たダイアルを備えており、ダイアルには1969年のブランドカタログにあった「スノーフレーク」の名でコレクターに知られている、特徴的なスクエアが付いた針を採用している。プロテクターなしのリューズとケースの特徴は、初代のチューダー ダイバーズウォッチを想起させる。
ブラックベイ コレクションは、クラシックな美学と最先端のウォッチメイキングとの奇跡の出会いから誕生した。それは単に「過去のモデルの復刻」ではない。70年にわたるチューダーのダイバーズウォッチの技術と哲学を結集させ、同時に、潔く“現在”に軸足を置いている。そのネオヴィンテージと称されるコンセプトに、製造技術や信頼性、堅牢性、精度が加わり、今日における真の実用時計としての存在感を示している。
PRICE
3列リンク ステンレススチール製ブレスレット¥633,600
5列リンク ステンレススチール製ブレスレット¥649,000
ラバーストラップ¥602,800
■BLACK BAY 68
チューダーは、あらゆる手首に適したサイズ展開を実現するため、ブラックベイ コレクションに全く新しい43 mmのモデルを発表する。2色のカラーバリエーションを携え登場するブラックベイ 68。新たな王道として、次代を担う。ブラックベイ 68の本質はケースサイズの刷新だけにとどまらず、METASによるマスター クロノメーター認定を受けていることでもある。
1968年は、今ではチューダーのデザインアイコンともいえる象徴的な「スノーフレーク」針が誕生した年である。それから間もない69年には、正式にカタログ入りした。ブラックベイ 68は、ブランドの歴史に刻まれたこの重要な瞬間にオマージュを捧げているのだ。さらに、もうひとつのチューダーのシグネチャーである「チューダー ブルー」を取り入れ、新たなダイアルデザインを完成させた。またリューズにあしらわれたチューダー ローズとともに、ブラックベイ 68はブランドの伝統を物語るディテールに満ちている。一方で、新たに採用されたブレスレットはヴィンテージテイストの「リベットスタイル」ではなく、すっきりとした側面が特徴。
つまり、チューダーらしい思い切った大型モデルが完成したということだ。マスター クロノメーター認定のブラックベイ 68は、計時および耐磁性能における業界屈指の厳しい基準に対するチューダーの卓越した技術力を象徴するモデルである。スイス連邦計量・認定局(METAS)によるテストを受けたブラックベイ 68は、最先端の時計製造技術と、70年以上にわたりプロフェッショナルのための堅牢なダイバーズウォッチを製造してきたチューダーのヘリテージに着想を得たデザイン要素を融合している。
THE MANUFACTURE CALIBRE MT5601-U
ブラックベイ 68に搭載されたマニュファクチュール キャリバーMT5601-Uは、時・分・秒表示を備える。また一般的なチューダーのマニュファクチュール キャリバーの外観と雰囲気に加え、太陽をモチーフにしたデザインがレーザーで施され、ブリッジに配されたマスター クロノメーターの表記がその卓越した性能を際立たせる。モノブロックのタングステン製ローターはオープンワーク仕様で、サンドブラスト仕上げのディテールを備える特徴的な放射状の溝がレーザーで施されている。ブリッジとメインプレートにはサンドブラスト仕上げとポリッシュ仕上げに加え、レーザーによる装飾が施された。
堅牢性と正確性を兼ね備えるマニュファクチュール キャリバーMT5601-Uの可変慣性テンプは、頑丈な両持ち式のトラバーシングブリッジに保持されている。またこのムーブメントはスイス公認クロノメーター認定を取得しており、協会が定める基準を上回る高い精度を達成している。COSC認定ではケーシングされていない状態のムーブメントで日差の平均を-4秒から+6秒の間で許容しているが、チューダーはさらにその上、腕時計として組みあげられた状態で日差6秒(-2秒、+4秒)という基準を適用している。METASでは、マスター クロノメーター認定を受ける時計がより厳しい日差5秒(0秒、+5秒)以内で動作することを条件としている。マニュファクチュール キャリバーMT5601-Uは高い精度だけでなく、15,000ガウスまでの磁場では影響を受けないというその耐磁性の高さも認定されている。
その他の特筆すべき特徴は、マニュファクチュール キャリバーMT5601-Uのパワーリザーブが、「ウィークエンドプルーフ (週末耐性)」を備えていることである。つまり、METASの認定を受けた約70時間のパワーリザーブにより、金曜日の夜に腕時計を外し、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないのだ。週末を満喫している間でも、時計は任務を怠らないのだ。
PRICE
3列リンク ステンレススチール製ブレスレット¥663,300
■BLACK BAY PRO
発表以来ブラックベイ プロが築いた確固たる評価を礎に、新バージョンが登場。本モデルは、39 mmケースにスチール製固定ベゼル、そしてGMT機能を組み込んだマニュファクチュール キャリバーを搭載する。では、なにが新しいのか? 高い視認性を実現する、印象的な新しいオパラインダイアルだ。
2022年にブラックベイ プロが発表されたとき、それはチューダーにとって全く新しいコンセプトだった。ヘリテージに着想を得たブラックベイのスタイルを踏襲しながら、ツールウォッチとしての機能性とデザインを最先端のプロフェッショナル仕様へと進化させたのだ。その結果、24時間目盛り付きサテン仕上げの固定ベゼルとイエローの細長い24時間表示の「スノーフレーク」針、GMT機能を組み込んだチューダー マニュファクチュール キャリバー MT5652を搭載した堅牢な時計となった。 そして今回、デザインは一層進化し、高い視認性を誇るオパラインダイアルが採用された。セラミック製のアワーマーカーにはブラックの縁取りが施され、力強いコントラストを生み出すデザインに。極地から地底まであらゆる探検に適した一本だ。
ADVENTURER SPIRIT AND TECHNICAL AESTHETICS
チューダーの時計はブランドの歴史を通して、最も勇敢な冒険家たちに選ばれてきた。70年以上前、北極氷原研究のために英国から2年間のBritish North Greenland Expeditionに乗り出した30人の探検家の腕に着けられていたのも、チューダーの時計だった。チューダーの創設者、ハンス・ウイルスドルフが遠征隊員に時計を提供したのである。ブランド初の防水・自動巻きモデル「オイスター プリンス」を生み出したばかりだったハンスは、時計の性能をテストするうえで北極圏の過酷な気候ほど適した環境は無いと考えた。パイオニア精神に満ちた冒険家の命を支えた計器のヘリテージを託された時計、それがブラックベイ プロ。プロフェッショナルのために設計されたツールウォッチである。
本モデルはブラックベイ コレクションに属しながら、独自のデザインディテールを多く採り入れている。例えば、最大限のグリップを実現できるよう再設計されたリューズ。チューダーの歴史的なテクニカルウォッチのリューズが描くカーブを彷彿とさせるこのコンポーネントは、チューブが見えないようミドルケースの側面に沿う構造になっている。また、ダイアル上のアプライド アワーマーカーは、モノブロック構造のセラミック製で蓄光塗料が施されており、テクニカルな印象を引き立てている。さらに、セルフサイズ調整を可能にする“T-fit”アジャスティングシステムを装備。 工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8mmの長さを5段階で調節することができるようになったのだ。
PRICE
3列リンク ステンレススチール製ブレスレット¥618,200
ファブリックストラップ¥572,000
レザーとラバーライニングによるハイブリッドストラップ ¥572,000
■PELAGOS ULTRA
飽和潜水に伴う過酷な環境に対応するために設計された、ペラゴス史上最高峰のパフォーマンスを発揮する新モデルが誕生した。1,000 mの防水性能、特許取得済みのブレスレットアジャストメント機構、そして43 mmチタニウム製ケースを備える。METASによるマスター クロノメーター認定を受け、技術革新において飛躍的な進歩を遂げたモデル。未知なる深海へ挑む、ペラゴス ウルトラ。
チューダーは、すでに超ハイスペックダイバーズウォッチとしての地位を確立した従来のペラゴスをさらに進化させるべく、シンプルな問いを投げかけた。深海探査に求められる条件とは何か? 水深200 mから1,000 mの「トワイライトゾーン」での正常な作動に必要な技術的課題に耐えうる時計とは? その答えが、ペラゴス ウルトラだ。チタニウム製ケースは、1,000メートルという驚異的な防水性能を実現すべく、43 mmへと進化を遂げた。ブルーとグリーンの2色の夜光を採用することで、視認性がさらに向上。深海ダイビングの要件に応えるため、ブレスレットも完全に再設計された。チューダーは、この時計を着用するほとんどの人が1,000メートルの深海で作業をしないであろうとわかっている--しかし、それこそがこのモデルの本質なのだ。この時計は、極限への挑戦。「もしこうだったら?」という発想から生まれた一本だ。つまり、限界なき設定から誕生した。水深1,000メートルの過酷な環境に耐えうるなら--あらゆる状況にも、きっと耐えられるはずだ。
ペラゴス ウルトラは、1,000メートルの防水性能を備えたテクニカル ダイバーズウォッチとしてチューダーファミリーの仲間入りをする。ペラゴス、ペラゴス LHD、そしてペラゴス FXDが純粋な海洋技術の伝統を受け継ぐ一方、ペラゴス ウルトラはこれまでの限界をさらに押し広げる。高度に専門化された、ニッチなプロ深海ダイビングのための機能を備え、次のレベルに到達したのだ。
PRICE
チタニウム製ブレスレット ¥839,300 ※ブラックラバーストラップが付属
■BLACK BAY CHRONO
チューダーは、初代クロノグラフ誕生50周年を記念し、2種類のダイアルバリエーションを取り揃えたブラックベイ クロノを発表した。再設計されたスチール製ケースと、コントラストの際立つサブカウンターを備えた、スポーツクロノグラフの最も純粋な伝統に則ったモデルである。今回このモデルは、いずれも“T-fit”クラスプを備えた3列リンクまたは5列リンクブレスレットから選ぶことができるようになった。
ブランド初のクロノグラフ、オイスターデイト モデルが発表された1970年以来、チューダーはモータースポーツの世界と密接な繋がりを持つ時計を製造してきた。また1954年以来、チューダーのプロフェッショナル ダイバーズウォッチも絶えず進化を遂げてきた。ブラックベイ クロノは、これらの伝統を融合させ、コントラストの際立つサブカウンターや、コラムホイールと垂直クラッチを採用した高性能自動巻きマニュファクチュール キャリバーを搭載する正統派スポーツクロノグラフとして誕生した。
THE SPIRIT OF ASPHALT AND SEA
ブラックベイの美学に忠実なブラックベイ クロノは、1969年以来チューダーのダイバーズウォッチのシグネチャーとして知られる「スノーフレーク」針を採用。ドーム型ダイアル上で最適な視認性を発揮するよう仕上げられている。マットブラックまたはオパラインの2つのバージョンで展開されるダイアルには、それぞれコントラストが際立つシルバーまたはマットブラックの、くぼみを持たせた2つのサブカウンターが配され、視認性を高めている。また初期のチューダー クロノグラフに着想を得て、45分カウンターと6時位置にカレンダーを備える。ブラックベイの象徴的なデザインはそのままに、41 mm径のスチール製ケースを採用。サファイアクリスタルの下部を精巧にカットし、ムーブメントの位置を調整することで、より洗練されたフォルムを実現した。チューダーならではの細部への徹底した追求を体現するステンレススチール製プッシャーのデザインは、初期のチューダー クロノグラフから着想を得ている。ブラックのアルマイト加工インサートとタキメーター目盛りを備えたステンレススチール製固定ベゼルが、この新しいスポーティクロノグラフの際立った外観を演出している。
3-LINK AND 5-LINK STEEL BRACELETS WITH “T-FIT” CLASP
このモデルは、ステンレススチール製5列リンクブレスレット、または、チューダーが1950年代から60年代にかけて製造していた、リベット付きフォールディングブレスレットから着想を得たステンレススチール製3列リンク「リベットスタイル」ブレスレットでも展開されている。そのブレスレットは、リンクを繋げるリベットヘッドがブレスレットの側面に見えることで知られた。リンクはまた、独自の段状の構造になっていた。それらの美しいディテールは、最新の技術を用いて現代によみがえり、今日のモデルに見ることができる。
いずれのブレスレットもチューダー“T-fit”クイックアジャストクラスプを備え、工具不要の簡単な操作で、着用者自身が8 mmの長さを5段階で調節することができるようになっている。クラスプにもセラミックのボールベアリングが採用され、クラスプの作動に心地よい触感をもたらすのに加え、スムーズに確実に留めることができる。
PRICE
5列リンク ステンレススチール製ブレスレット¥831,600
ABOUT TUDOR
チューダーは、数々の受賞歴のあるスイス製ウォッチブランドで、洗練された美しさ、確かな信頼性、そして価格を超える独自の価値を備えた時計を提供する。チューダーの起源は1926年にまで遡り、この年ロレックスの創立者ハンス・ウイルスドルフの代理者が「チューダー(The Tudor)」を初めて登録。その後、1946年ハンス・ウイルスドルフは、ロレックスの品質と信頼性を有し、先駆性を備えた腕時計を製造するために、モントル チューダー SAを設立、自身の名義で再登録した。チューダーの腕時計はその歴史において、最も果敢に活動する冒険家や熟練のプロフェッショナルたちに選ばれてきた。ブラックベイ、ぺラゴス、1926、チューダー ロイヤルといった象徴的なモデルをラインナップし、チューダーは2015年より、多機能で優れた性能を備えた機械式のマニュファクチュール キャリバーも提案している。