【古代からSNS時代まで、"言葉・言霊"のもつ力を知る】 TVでも大活躍の齋藤孝教授による新著『言葉を愉しむ』、河出新書から発売!

2025.03.26 07:00
河出書房新社
さあ、言葉の海に漕ぎ出そう! 語彙力の高め方、自己の磨き方、発信の仕方……。言葉こそが、自分を変え、人生を変え、魂が震える世界に導いてくれる。豊かに生きる原動力となる一冊!
株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、明治大学教授・齋藤孝さんの新著『言葉を愉しむ 人生の深みが増す言霊の力』(河出新書、税込1,100円)を2025年2月27日に発売いたしました。


本を読んだり、歌を聴いたり、自ら情報を発信したり……。
時代が変わっても、私たちのまわりはいつも言葉であふれています。
言葉は私たちの精神をいきいきと輝かせてくれる存在、
古くから「言霊」と呼ばれる特別な力を秘めています。
もっと毎日を豊かに、人生を味わい深くするために、
言葉のスペシャリストである著者だからこそ知り得た方法を伝授。
「言葉」によって魂が覚醒するような驚きと喜びを感じてみませんか。

言葉こそが、自分を変え、人生を変え、魂が震える世界に導いてくれる!

人気バラエティから情報番組まで、TVでも大活躍の齋藤孝教授による新著『言葉を愉しむ 人生の深みが増す言霊の力』は、河出新書から発売中です。ぜひご注目ください!


■刊行記念!本文冒頭をためし読み公開!
無差別コミュニケーションの時代に
私たちは皆、言葉とともに生きています。言葉で知り、言葉で考え、言葉で表現します。つまり、言葉が私たちの人格を形作っているという言い方もできます。
今の時代、電車に乗っていても以前のように本を読んでいる人を見かけることが少なくなってきました。本や雑誌に親しむ人も少なくなってきたようです。けれども、文字を読むことが少なくなってきたのかというとそうでもありません。私たちは日々、インターネットを通じて非常に多くの文字に触れています。
確かに言葉とのつき合い方は変わってきました。現在の私たちは、大量の通信をして、大量の言葉に接しています。SNSやメールでも大量の言葉を受け止め、発信しています。以前に比べて読書量は減り、手紙をしたためることは少なくなっても、言葉とつき合う時間、量そのものは格段に増えているのです。
以前は、自分のまわりに五人十人の人がいて、その人たちとコミュニケーションすることで一日が終わるのも普通だったとすれば、現在はその桁が違うことになります。たとえ、一日中家から一歩も出なかったとしても、です。
連絡先にしても、百人以上の電話番号、メールアドレスが入っているのは当たり前の状態です。以前は、記憶している電話番号が五件か十件程度だったのではないでしょうか。常時連絡を取り合う相手も増えています。言葉が大量に入ってきて、自分からも出てゆく。そんな状況の中で言葉の海を泳いでいるような状態です。AIも登場して、AIと対話のようなやりとりをする状況も生まれました。
いよいよ、大量コミュニケーションの時代に入ったということでしょう。ある意味、無差別コミュニケーションの時代でもあります。

文明は文字によって発展した
長い歴史の中でも、話し言葉はかなり古くからあったとされます。それに対して、書き言葉が生まれたのは四千年ほど前。エジプトのヒエログリフ、中国の甲骨文字、メソポタミアの楔形(くさびがた)文字が発祥と言われます。世界最古の物語である『ギルガメシュ叙事詩』や『ハンムラビ法典』は、楔形文字で残されています。
書き言葉と文明は、ほぼイコールの関係にあったといえます。言葉自体はその遥か前からやりとりされていましたが、文字が出てきて以来、急速に文明が発展したのです。何々文明と言われるものは皆文字とセットで発展しています。ですから、話し言葉と書き言葉は少し質が違うということになるのです。
文字は不思議な力を持っているとされていました。それは、呪術的な力です。
王の行ったことを記録する重要な記念碑のようなものに使われたり、あるいは占いに用いられたり、あるいは占いから文字が生まれたりもしました。文字が持つ不思議な力が、人を魅了してきたのです。
現在、多くの言語で使われているアルファベットはAやBなどの文字自体に意味を持つわけではなく、組み合わせによって意味が生まれるものです。それに対して、私たちも使っている漢字は表意文字であり、文字そのものが固有の意味を持っています。一文字で意味までも表すことのできる漢字は、優れた特徴を持つ文字であるともいえるのです。


■『言葉を愉しむ 人生の深みが増す言霊の力』目次
第1章 人類は言葉で進化する
第2章 愛すべき言葉の世界に遊ぶ
第3章 魂を震わせる言葉を耳で聴く
第4章 古の人の言葉に希望を見る
第5章 言葉を生きる原動力にする
■著者紹介
齋藤 孝 さいとう・たかし
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『大人の語彙力ノート』『読書する人だけがたどり着ける場所』(ともにSBクリエイティブ)、『いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人』(詩想社)等多数。

■新刊情報
書名:言葉を愉しむ 人生の深みが増す言霊の力
著者:齋藤孝
仕様:新書判/248ページ
発売日:2025年2月27日
税込定価:1,100円(本体価格1,000円)
ISBN:978-4-309-63184-4
装丁:木庭貴信(オクターヴ)
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