平和への祈りを込めて 東京演劇アンサンブル創立70周年記念『白い輪、あるいは祈り』(作・演出:鄭義信)まもなく開幕

2025.03.10 11:00
カンフェティ
2025年4月に閉館する新劇の象徴「俳優座劇場」で 俳優座の衛星劇団と呼ばれた東京演劇アンサンブルが上演
東京演劇アンサンブル ブレヒト『コーカサスの白墨の輪』より『白い輪、あるいは祈り』が2025年3月19日 (水) ~ 2025年3月23日 (日)に俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。


カンフェティにてチケット発売中
公式ホームページ
東京演劇アンサンブル(TEE)の創立70周年記念の第三弾は、作・演出に鄭義信を迎えて『白い輪、あるいは祈り』を上演します。TEEがこれまで数々の作品を上演してきたベルトルト・ブレヒトの、『コーカサスの白墨の輪』に着想を得た作品です。元々は、鄭義信が、2015年韓国国立劇場の依頼によりにパンソリを駆使して上演した韓国唱劇『白墨の輪』が下敷きとなっています。
『白い輪、あるいは祈り』稽古場写真


今回の企画は、TEEがブレヒト作品の演出を依頼した際に、鄭義信から「韓国で再演もされた『白い輪』の日本初演ではどうか?」という提案があり、実現することとなりました。
また、2025年4月を最後に閉館する新劇の象徴ともいえる「俳優座劇場」での公演というのも、かつて俳優座の衛星劇団と呼ばれたTEEにとっては、非常に意味深い公演となります。
さらに加えて、今回のメインスタッフのほとんどがTEEとは初仕事となります。今回のスタッフとの協働は、本作品に限らず、今後のTEEの創造活動に新たな刺激を与えてくれることと思います。
鄭義信


世界はいま、武力による対立――ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナのような、終わりの見えない戦争が続き、経済戦争も激化しており、世界は大国のパワーバランスの駆け引きに巻き込まれています。旧ソ連コーカサス地方を舞台にしたブレヒトの作品を、鄭義信が架空の時代と場所に書き換えたことで、この作品はより普遍性を持ち、現代を生きる私たち自身に迫ってきます。(ブレヒトも中国の故事から本作を書きました。それをより観客にわかるように鄭義信は更に本歌取りしたわけです。)このような紛争・戦争のない、平和への祈りを込めた上演となります。
公演概要
東京演劇アンサンブル ブレヒト『コーカサスの白墨の輪』より
『白い輪、あるいは祈り』

公演期間:2025年3月19日 (水) ~ 2025年3月23日 (日)
会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)

■公演スケジュール
3月19日(水)19:00
3月20日(木)14:00・19:00★
3月21日(金)14:00・19:00
3月22日(土)14:00・19:00★
3月23日(日)14:00
★=Low Price Day
開場は開演の30分前です

■チケット料金
一般:4,300円(Low Price Day:3,000円)
U30:3,300円
(全席自由・税込)

<カンフェティ限定>
1,000円割引!4,300円 → カンフェティ席3,300円!

■出演者
アツダク 洪美玉
グルシェ  永野愛理
シモン 雨宮大夢
浅井純彦
菊地柾宏
公家義徳
志賀澤子
鈴木貴絵
竹内茉由架
戸澤萌生
永濱渉
奈須弘子
二宮聡
林亜里子
原口久美子
彦坂紗里奈
福井奏美
細谷巧
町田聡子
真野季節
三木元太

■スタッフ
脚本・演出/鄭義信 
音楽/久米大作
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/木場絵理香
照明/増田隆芳
音響/藤田赤目
振付/広崎うらん
擬闘/栗原直樹
メイク/高村マドカ
歌唱指導/吉村安見子
舞台監督/三木元太
宣伝美術/小田善久 伊波二郎
制作/太田昭 小森明子

東京演劇アンサンブル
東京演劇アンサンブルは、故・広渡常敏と故・入江洋佑の強い意志によって、1954年創設されました。社会変革は個々人の心のなかに変革が起こることによって進むと確信し、演劇によってそれを実現しようとしてきました。演じる側も同様で、「集団のなかでこそ人間が変化する可能性がある」として劇団制を貫き、ブレヒト等社会派の作品に取り組みながら、共に育ち力をつけてきました。現代社会の矛盾を突き、マイノリティに寄り添いながら社会に一石を投じる演劇を作り、それが人の心を揺り動かすことこそが、わたしたちが演劇活動を続ける理由になります。創作・書下ろしも加えつつ、世界で何が起き、何をみつめているのかに敏感に、翻訳劇を中心に新作を作りつづけています。また1967年以降、子どもたちの文化芸術体験の充実を図るため、義務教育外にあってフォローされていない高校生のための演劇鑑賞に情熱を注いでいます。
2019年7月より、「ブレヒトの芝居小屋」から埼玉県新座市の新しい稽古場「野火止RAUM」に居を移しました。時を同じくして代表だった入江洋佑も亡くなり、劇団は新体制に入りました。学校公演を主な財政ベースにしつつ、「野火止RAUM」で若い俳優たちを中心に新機軸を打ち出していく。この5年間は、新稽古場をいかに人の集まる場にできるか、地域と結びついたイベントづくりなども含めて、拠点づくりが大きな仕事となります。研究者や市民運動と連携しながら、文化の交差する場として、東京のベッドタウン新座に新しい「座」を創ることを目指しています。

東京演劇アンサンブル 劇団紹介

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