在来木造の構造計算ソフト「HOUSE-ST1 Ver.9」を発売

株式会社構造システム
2025年改正建築基準法、およびお客様からのご要望に対応して機能を強化

建築分野パッケージ・ソフトの開発を行う、株式会社構造システム（本社：東京都文京区、社長：千葉貴史）は、在来木造の構造計算ソフトの新バージョン「HOUSE-ST1 Ver.9」を2025年2月25日にリリースいたしました。

HOUSE-ST1は、木造軸組工法の構造計算を行うソフトウェアです。計算した結果は、伏図などと共に構造計算書として出力されます。3階建てのほかに、2階建て以下、最下階RC/S造、2階、2・3階木造の立面混構造に加えて、1・2階RC/S造、3階木造の立面混構造の木造部分の構造計算が行えます。

これまでのHOUSE-ST1の特徴である、直観的な操作でデータ作成、分かり易くスムーズな入力、豊富な自動計算機能、見やすい出力、CADファイルの活用などを踏襲しながら、お客様のご要望を取り入れて進化しました。また、2025年度より実施予定の4号特例縮小、令46条壁量計算の変更に対応してバージョンアップいたしました。

新発売を記念して、2025年6月30日までキャンペーンを実施、定価の１０％オフで販売します。

この他に、住宅の省エネ計算ソフト等とのセット価格もキャンペーンの対象となります。
詳しくはWebページをご覧ください。

HOUSE-ST1　データ入力画面

■HOUSE-ST1 Ver.9 主な新機能一覧
2025年改正建築基準法対応（令46条壁量計算等）
- 準耐力壁等：存在壁量へ準耐力壁等を算入
- 壁倍率上限：壁倍率の上限を、7倍、上限なしから選択可能
- 筋かいの高さによる壁倍率の低減：筋かいを入れた軸組の高さが3.2mを超える場合、壁倍率を自動で低減する機能を追加
- 必要壁量：Ai分布による必要壁量の自動計算に対応
- 許容応力度計算時の壁量計算：許容応力度計算を行った場合、壁量計算結果を省略可能
- 3階建て高さ13m超16m以下の木造建築物を対象に、鉛直方向壁量充足率：鉛直方向の壁量充足率の確認が可能

必要壁量（地震力ダイアログ）

入力機能
- キープランウィンドウ：大規模物件の入力時に確認が容易に
- 屋根面基準線指定：入力の手間を軽減
- 断面リストを定義して配置：編集機能の向上、表入力に対応
- 軸・スパン長軸平行表示：大規模物件の入力データの視認性が向上
- はり延長・カット：配置した部材の修正機能が向上
- コマンド検索：使いたいコマンドが直ぐに見つからないときに便利

キープランウィンドウ

計算機能
- べた基礎接地圧計算範囲直接入力
- 屋根面ごとの屋根形状係数直接入力
- 布基礎の底盤幅検討範囲直接指定
- 小屋裏等面積範囲入力
- 2点留め筋かい金物

小屋裏等面積範囲入力

出力機能
- 出力時間短縮：マルチスレッド処理により高速化
- 壁量計算、品確法出力：壁量計算書として、別途出力する機能を追加

壁量計算、品確法出力

■新機能の詳細
詳しくはPDFの資料、およびWebページをご覧ください。

HOUSE-ST1　製品紹介

HOUSE-ST1 Ver.9　新機能紹介

■本件に関するお問合せ先
株式会社構造システム　営業本部　　担当：伊原
E-mail：sales@kozo.co.jp　TEL：03-6821-1311