梯(かけはし)久美子さん 渾身の文庫書き下ろし『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』3月5日発売! 話題の書影を解禁!

2025.02.17 06:00
株式会社文藝春秋
「なぜ、アンパンマンは自分の顔を食べさせるのか?」 

株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:飯窪成幸)は、ノンフィクション作家・梯 久美子著『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』を、3月5日に発売します。

今春、放送を開始するNHK朝ドラ「あんぱん」で注目が集まっているやなせたかしさんの生涯を、評伝の名手・梯 久美子さんが綿密な取材を重ねて書き下ろした、文庫オリジナルの本格評伝決定版です。
「なぜ、アンパンマンは自分の顔を食べさせるのか?」 その理由は本書を読んでいただければ分かります。
圧倒的な感動、心を打たれずにはいられません。
『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』(文春文庫)書影


■書影について
著者の梯さんが本の顔ともいうべきカバーにぜひ掲載したいと選んだのが、20代のほとんどを戦争に奪われたやなせたかし氏が、30代半ばでようやく漫画家として独立した頃の写真(写真、画像提供・やなせスタジオ)。
「アンパンマン」の作者・やなせたかしはどんなときも面白がり屋で、皆を楽しませることが大好き。人生を謳歌する人でした。カバー下部の英文(The man who created Anpanman always loved to entertain everyone and enjoyed everything in his life.)は、そんなやなせ氏の人柄を意味しています。木村弥世さんによるデザインの、本作の魅力がたっぷり詰まったカバーです。


■著者・梯 久美子さんからのコメント
「胸がつぶれるほどさびしかった」という幼少期から始まるやなせたかしの生涯を、新資料をもとに書き下ろしました。悲しみも、悔しさも、心の傷でさえ、いつか生きる力となり、人をよろこばせる創造性となって花ひらく――やなせ氏の生き方からは、暗闇の中でも光を信じて歩き続けることの大切さを教えられます。20代の頃、やなせ氏のもとで編集者をしていた私は、この伝記を書くことでアンパンマンの哲学にふれ、改めて氏に出会い直した気がしています。少しでも本の価格を安くしたいと思い、出版社にお願いして文庫書下ろしという形にしてもらいました。幅広い読者に、このちいさな本が届くことを願っています。


■『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』の紹介
NHK朝ドラ「あんぱん」放送目前!
梯 久美子が書き下ろす「アンパンマン」の作者・やなせたかしの本格評伝

栗林忠道、島尾ミホ、原民喜などの評伝を手がけてきたノンフィクション作家・梯 久美子が、綿密な取材をもとに知られざるエピソードを掘り起こした「やなせたかし」評伝の決定版。

高知県で生まれた嵩(たかし)は、幼少期に父を亡くし、再婚した母とも別れて伯父の家で育つ。
東京で美術を学び、デザイナーとなるが、徴兵され中国大陸へ。
戦場で飢えを経験したことと、たったひとりの弟が23歳の若さで戦死したことが、のちに「アンパンマン」の誕生につながっていく。

戦後に就職した高知新聞社で「韋駄天おのぶ」とあだ名される元気いっぱいの女性・暢(のぶ)と出会った嵩は、
再度上京し、妻となった暢とともに子どもの頃からの夢だった漫画家を目指す。
たくさんの挫折を経験し、ようやくアンパンマンを生み出すが、
「顔を食べさせるなんて残酷だ」「気持ち悪い」と大人たちからは大ブーイング。
だが子どもたちは、無垢な心でアンパンマンを愛してくれた――。

著者はかつて『詩とメルヘン』編集者として、やなせたかしのもとで働き、晩年まで親交があった。
子ども向けに書いた伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)はロングセラーとなり、小学校の教科書に採用されている。

2011年の東日本大震災直後、被災地からラジオ局にリクエストが殺到した「アンパンマンのマーチ」。
避難所で大合唱する子どもの姿に、92歳だったやなせは感動し、94歳で亡くなるまで、復興のために力を尽くした。
愛と勇気に生きた稀有な生涯を、評伝の名手が心を込めて綴る感動作。
                                     (文庫オリジナル)



                      ■ ■
著者近影
■著者プロフィール 
梯 久美子(かけはし・くみこ)
1961年熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、やなせたかしが編集長をつとめた雑誌『詩とメルヘン』の編集者となる。40代でノンフィクション作家としてデビューし、『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞ほかを受賞した『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』(新潮文庫)など著書多数。ジュニア向けに書いたやなせたかしの伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)の内容が、小学校5年生の国語教科書に掲載されている。





                      ■ ■



■書誌情報

書 名:『やなせたかしの生涯 アンパンマンと
    ぼく』
著 者:梯 久美子
判 型:文庫判
発売日:2025年3月5日
定 価:770円(税込)
ISBN:978-4-16-792346-4
書誌URL:
同書影(オビなし)

あわせて読みたい

主演・今田美桜。3月31日放送スタートのNHK連続テレビ小説「あんぱん」のドラマ・ガイドとノベライズが3月24日同日発売!
PR TIMES
〈朝ドラ『あんぱん』〉アンパンマンが世界6位のIPになるまで…「気持ち悪い」「くだらない」の評価に屈せず、やなせたかしがこめた「正義」のあり方
集英社オンライン
ニューヨーク近代美術館の新作アウトドアアイテム順次入荷
PR TIMES Topics
アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生の生涯が初めて絵本に!『やなせたかし物語 ~なんのために生まれて なにをして生きるのか~』フレーベル館より5月16日(金)発売!
PR TIMES
東高知の伝統と芸術に触れる旅|後編漫画家・やなせたかしの故郷《高知県香美市》連続テレビ小説『あんぱん』の舞台へ
Discover Japan
母の日限定シフォンケーキと犬用ケーキがセットになった『Family【mother’s day】』の販売開始
PR TIMES Topics
朝ドラ『あんぱん』、今田美桜らキャスト陣のインタビュー&グラビアが詰まったムック本が発売
エンタメNEXT
連続テレビ小説「あんぱん」のドラマムックが本日発売! 今田美桜、北村匠海ら豪華キャスト陣のグラビア&インタビューから、本作のモデル・やなせたかしと小松暢夫婦の実話ヒストリーまで充実のコンテンツを掲載!
ラブすぽ
【富澤商店】親子で楽しむ「手作りキット 柏もち」期間限定販売
PR TIMES Topics
【朝ドラ】やなせたかしが経験した「母との別れ」
東洋経済オンライン
〈朝ドラ『あんぱん』〉やなせたかしは異形のマルチクリエイターだった…手塚治虫、坂本九、向田邦子など“天才に愛された天才”の素顔
集英社オンライン
【河馬印本舗】和モダン晴雨兼用傘に新柄登場
PR TIMES Topics
アンパンマンの秘密を、生みの親・やなせたかしの生涯をたどりながら解き明かす新潮新書『アンパンマンと日本人』が3月17日に発売されます!
PR TIMES
朝ドラ『あんぱん』第1週で“タイトル回収”、SNS涙「これがアンパンマンの原点になるのかな」
エンタメNEXT
縁日やイベント・アミューズメントにオススメ「ピカピカ光る!ネコちゃんボトル」
PR TIMES Topics
朝ドラ『あんぱん』“のぶ父”加瀬亮の体に異変が?「嫌な予感」「フラグ立っちゃったよね」
エンタメNEXT
朝ドラ『あんぱん』いきなり“別れ”を描いた第1週、潜む「アンパンマン」の原点にも注目
エンタメNEXT
【THE LIVELY 福岡博多】夏を満喫!「ごちゃ盛り SUMMER」開催
PR TIMES Topics
「主演じゃない」と言い切る覚悟…北村匠海が朝ドラで貫く“静かな主役力”【写真ギャラリー付き】
ダイヤモンド・オンライン
お年寄りがついていけない?『あんぱん』ミスマッチと指摘の“主題歌”にこそ真の凄みが? 『おむすび』を下回る初回視聴率にはカラクリも…
集英社オンライン
フルーツ大福「弁才天」よりカーネーションを表現した「母の日セット」登場
PR TIMES Topics