元ドラゴンズ山﨑武司氏が いちばん苦労したキャンプはいつ？

2025.02.14 up提供：TOKAI RADIO

TOKAI RADIO『Live Dragons！』（月17:15～18:00 火～金17:15～19:00 DJ平松伴康）『HOMERUN GARAGE』(ホームラン ガレージ)のコーナーでは、プロ野球通算403本のホームランを記録し、ドラゴンズなどで活躍したプロ野球解説者・山﨑武司氏が、野球人生での思い出ばなしなどを語っている。時には、趣味(クルマなど)の話も交えて、自身の大きな「GARAGE」に詰まった話を披露している。

「やっぱり、レギュラーを獲ってから。一軍でレギュラーに定着して、自分のポジションを確保できたときに、自分の中で、もちろんいろいろな制約はあったが、こういう練習、ああいう練習をしてみようとできるようになった。そこまでに10年以上かかったが」

「周りからの見られ方が変わって、自分の意識も変わる。ホームラン王のタイトルを獲ってからは『ホームラン王の山﨑』という目で見られる。そうしたら『やらなきゃ。ホームラン打たなきゃ』となる。さすがの練習嫌いな僕でも、ホームラン王を獲った翌年、1997年のキャンプは、自分で言うのもなんだが、結構、練習した」

「だけど、イメージが出てこなかった。やっても、やっても、自分のイメージが出てこない。出てこないと不安になる。どうしようと思ったときには、もう、何も成果が出なかった。でも、ある程度の地位に就くと、人に頼るとか、相談するとか、できなくなった。変なプライドが顔を出してきた」

「謙虚に、コーチに聞いたりできなかった。それができていたら、まあ(ホームラン通算)500本は打てたかな(笑)。それはどうかわからないが、もう少し数字としては上積みがあったかなとか、もっと自分のバッティングに対してのムラが少なくなったかなとか、感じることはある」

「キャンプでは（ホームラン王になった翌年）1997年は、自分で考えてやっていたかな。若手の頃は、キャンプを訪れた長嶋茂雄さんや張本勲さんに教わったこともある。チームのコーチにも言われたことはたくさんあった。それが主力になって、まして、タイトルホルダーになると、孤独になる。周りからも言われなくなる。1997年のキャンプはいちばん苦労した）と話した。
Live Dragons!放送局：TOKAI RADIO放送日時：毎週月曜～金曜 17時15分～19時00分

平松　伴康
※放送情報は変更となる場合があります。