日本製鉄発のスタートアップＫＡＭＡＭＥＳＨＩ、サービス提供開始からわずか9カ月で、導入実績100事業所を突破

ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ

中小製造業向けの設備部品管理・マッチングプラットフォームを提供する株式会社ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ（本社：東京都大田区、以下「ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ」）は、2024年4月にサービス提供を開始し、同年末時点で105事業所への導入を達成したことを発表しました。

■導入事業所100拠点突破の背景
製造業の現場では、人材不足や高齢化といった課題が年々深刻さを増しており、業務効率化や生産性向上を目的としたDX推進が急務となっています。特に、中小製造業では経営者の世代交代が進む中、デジタルツール活用への抵抗感が徐々に薄れつつあります。また、昨年夏の猛暑では、工場内の電気系設備（例：配電盤や制御装置）の故障が相次ぎ、設備保全の重要性を改めて認識する企業も増加しました。

こうした背景を受け、設備部品の管理や故障時の対応をスムーズに実現する、設備部品の管理や故障時の対応を効率的に実現する中小製造業向けの設備部品管理・マッチングプラットフォーム「Kamameshi」への需要が高まっています。その結果、サービス提供開始からわずか9カ月で導入実績100事業所を突破するに至りました。

■中小製造業向け設備部品管理・マッチングプラットフォーム「Kamameshi」
「Kamameshi」は、社内で保有する部品管理システムと、会員間の予備品の売買取引を仲介するプラットフォームを提供するサービスです。部品在庫管理のDXを実現しリスクの見える化をした上で、会員間で必要な部品をスムーズに融通し合うことができる場を提供します。

現時点で、日本語に加えて、英語・タイ語・中国語・インドネシア語・ベトナム語・スペイン語の7か国語に対応しているため、海外拠点も含めた管理の標準化が可能です。

さらに、各社のニーズに合わせた設備保全コンサルティング業務として、設備故障時の部品調達支援、電気盤内の既設品調査、設備保全人材の育成なども請け負っています。

＜利用者の声＞
- 現場での棚卸作業が大幅に改善しました。棚卸を行う日は、社員みんなで遅くまで残業していましたが、今は全員が定時で帰宅できて喜んでいます。
- 棚卸後のリスト集約作業だけでも30時間以上の工数削減に成功しました。
- 機能がシンプルなので、マニュアルなど見なくても直感的に使用できています。
- 社内在庫を迅速に確認できるツールとして非常に便利です。自宅や出張先からもアクセスできるので緊急出勤の対応が減りました。
- 多言語対応できているため、海外拠点も同じように一元管理できて助かっています。

■今後の展開
ＫＡＭＡＭＥＳＨＩでは、次の導入目標として2025年6月に150事業所、2025年12月に200事業所への導入を目指しています。中小製造業の現場が抱える課題を深く理解し、それに応える形でサービスを一層強化することで、提供価値を高めていきます。

また、工業会や協力会をはじめとした業界や各地域の製造業コミュニティとの連携を強化し、製造業における横の繋がりを広げていく取り組みを推進します。これにより、組織間の協力体制を強化し、業界全体の活性化に貢献していきたいと考えています。

今後もＫＡＭＡＭＥＳＨＩは、「製造業全体を同じ釜の飯を食う仲間にする」という理念のもと、業界や地域の垣根を越え、企業が互いに支え合える仕組みづくりを推進してまいります。


株式会社ＫＡＭＡＭＥＳＨＩ
所在地：東京都大田区南六郷3丁目10-16六郷BASE
設立：2023年8月
代表取締役社長：小林 俊