チームラボプラネッツ(東京・豊洲)、大規模拡張の全貌を公開。新たに「つかまえて集める森」や「運動の森」が誕生。1月22日(水) オープン。

2025.01.20 14:00
チームラボ
教育的なプロジェクト「つかまえて集める森」「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」からなる、20作品以上を公開
ハイライト動画「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(C) チームラボ

東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(以下、チームラボプラネッツ)に、新たに大規模な「運動の森」などが、2025年1月22日(水) にオープンします。この度、「運動の森」などを含む、20作品以上の作品群からなる、チームラボプラネッツの全貌を公開します。


チームラボプラネッツは、約1.5倍に面積を拡張。大きく広がる空間は、教育的なプロジェクトで、様々な絶滅した動物を捕まえて観察する「つかまえて集める森」、複雑で立体的な立体思考の運動空間「運動の森」、そして共創(共同的な創造性)のための「学ぶ!未来の遊園地」からなり、20作品以上の作品群が公開されます。


また、作品空間の蘭の花が散った後、その蘭を再び育成している空間で、茶と酒を飲む「Orchid Glass House」や、再育成された蘭を持ち帰る「Living Art Store」、来館者が作品空間で描いた絵が、オリジナルのプロダクトになって持ち帰る「スケッチファクトリー」も新設。さらに、「Vegan Ramen UZU Tokyo」を食べる「Black Emptiness Table」を含む屋外スペースも大規模にリニューアルします。

2025年3月までのチケットは、公式ウェブサイトにて販売中です。

つかまえて集める森
自らの身体で探索し、発見し、捕まえ、観察し、知を集め、好奇心を広げていくことをコンセプトにした教育的プロジェクト。

“他者と共に、自らの身体で探索し、何かを発見し捕まえたり採ったりする、そして、自ら捕まえたり採ったりしたものをきっかけに興味を広げていく。このことは、長い人類の歴史の中では、ごく自然に行われてきたことなのです。人間にとって、捕まえたり採ったりは、楽しいこと、学ぶこと、生きることなのです。”
ー チームラボ代表 猪子寿之

「つかまえて集める森」コンセプト詳細:
つかまえて集める絶滅の森
チームラボ《つかまえて集める絶滅の森》(C) チームラボ

絶滅の森には、絶滅した動物が住んでいる。動物に近づいたり、触ったりすると、逃げたり、振り向いたりする。様々な種類の絶滅動物を捕まえ、観察し、自分のコレクション図鑑をつくっていく。

スマートフォンのカメラで、空間を歩いている動物を見て、そのカメラに写っている動物に「観察の矢」を放つと、現実の空間に矢が飛ぶ。矢が動物に当たると空間からその動物は消え、自分のスマートフォンに入り、コレクションされる。
捕まえた動物を、カメラで見えている場所にスワイプすると、リリースされ、その場所に戻る。

また、好きな場所で「観察のあみ」を投げ込むと、足元に「観察のあみ」が張られる。まわりの人々と協力しながら、身体を使って、動物を「観察のあみ」に追い込むと、動物は空間から消え、同じように図鑑にコレクションされる。

運動の森
「世界を身体で認識し、立体的に考える」をコンセプトとした立体思考の運動空間。複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って、身体によって時間変化する4次元世界に没入する。

“人間は身体で世界を捉え、身体で考えている。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索するとき、人は、世界を身体によって立体的に捉え、思考は立体的になっていく。僕らはそのように考えています。「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい、そのように考えて、「運動の森」というプロジェクトをはじめたのです。

空間認識能力は、イノベーションやクリエイティビティと相関関係があると言われています。僕は地方の田舎で育ち、裏山で遊んでいましたが、現在の社会や学校では、身体は固定されてしまっている。都市は本やテレビ、スマートフォンの画面など平面情報に囲まれすぎていると思います。なので過度に身体を要求するような立体的な場をつくりました。身体でアートを知覚していく場です。”
ー チームラボ代表 猪子寿之

「運動の森」コンセプト詳細:
あおむしハウスの高速回転跳ね球
チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》(C) チームラボ

「高速回転跳ね球」は、人が踏むと、飛び跳ねることができる球体。球体は、高速に回転しているが、人々が近づくと、回転が止まり、踏めるようになる。

マルチジャンピング宇宙
チームラボ《マルチジャンピング宇宙》(C) チームラボ

「マルチジャンピング」は、飛び跳ねることができる伸縮する床。自分がいる場所が沈んだり、普段より高く飛び跳ねることができる。
「マルチジャンピング」に乗ると足元が沈み、そこに時空のひずみができ、星くずが集まって星が生まれる。星の上で飛び跳ねると、星は動きはじめる。移動する星を追いかけて、星の上で飛び跳ね続けると、星は成長していき、星の一生を体験する。

イロトリドリのエアリアルクライミング
チームラボ 《イロトリドリのエアリアルクライミング》 (C) チームラボ

「エアリアルクライミング」は、ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間。人々は、落ちないように、その棒を使って空中を立体的に渡っていく。

インビジブルな世界のバランス飛石
チームラボ 《インビジブルな世界のバランス飛石》 (C) チームラボ

「バランス飛石」は、人が踏むとインタラクティブに変化し、音色を響かせ、空間に影響を与える飛石。人が乗るといろいろな揺れ方をする。

グラフィティネイチャー
チームラボ 《グラフィティネイチャー 》《スケッチつぶつぶの滝》《鼓動する大地》(C) チームラボ

紙に生き物の絵を描く。すると、描いた絵が目の前に現れ動き出す。
生き物たちは、他の生き物を食べたり、他の生き物に食べられたりしながら、共に1つの生態系をつくっている。

すべって育てる! フルーツ畑
チームラボ《すべって育てる! フルーツ畑》(C) チームラボ

さまざまなフルーツが育つすべり台。
人は、太陽の光になって坂をすべる。体が水ボールやミツバチボールにぶつかると、エネルギーをもらったボールは、勢いよく飛んでいく。勢いよく飛んだボールがぶつかることで、フルーツは育っていく。

坂の上のつぶつぶの滝
チームラボ《坂の上のつぶつぶの滝》(C) チームラボ

たくさんの粒が、登り坂を流れ落ちていく。
粒は、1粒だとボールのように跳ね返えるが、たくさん集まると水のようにふるまう。粒は、バラバラにばらけるとまたボールのようにふるまう。
登り坂の踏み段を踏むと、踏み段付近の粒は、エネルギーを受け、弾けてバラバラにばらけてしまう。

あおむしハウスの群蝶
チームラボ《あおむしハウスの群蝶》(C) チームラボ

《あおむしハウスの高速回転跳ね球》で生まれたあおむしが羽化した蝶による群蝶図。
蝶は、人々が触れると散っていく。

学ぶ!未来の遊園地
共同的な創造性をコンセプトとした教育的なプロジェクト。他者と共に自由に世界を創造します。

人々が、他者と共に自ら何かを創ることによって、一つの作品ができていきます。そして、人々が新たに創り続けることによって作品世界は延々と変わっていきます。

「学ぶ!未来の遊園地」コンセプト詳細:
スケッチ環世界
チームラボ《スケッチ環世界》(C) チームラボ

紙にヒコーキや、イルカ、タカ、チョウの絵を描く。すると、描いた絵が目の前に立体で出現し、世界に飛び立つ。飛び回るヒコーキやイルカ、タカ、チョウに触ると、加速したり、逃げたりする。
スマートフォンでは、自分が描いたヒコーキやイルカ、タカ、チョウを、それぞれの視点で操縦することができる。

こびとが住まうテーブル
チームラボ《こびとが住まうテーブル》(C) チームラボ

このテーブルは、こびとたちが住んでいるテーブル。
テーブルの上に手を置いたり、物を置いたりすると、こびとたちは気づいて、飛び乗ってくる。
置く物の形によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。

こびとが住まう奏でる壁
チームラボ《こびとが住まう奏でる壁》(C) チームラボ

この壁は、こびとたちが住んでいる奏でる壁。
キノコや羊小屋、長い氷の棒などいろいろな形のスタンプを壁にくっつけると、スタンプが、こびとたちの世界に出現する。

こびとが住まう宇宙の窓
チームラボ《こびとが住まう宇宙の窓》(C) チームラボ

この窓は、こびとたちが住んでいる宇宙の窓。
光のペンで線を描いたり、光のスタンプを押して、絵を描く。描かれた線は、色ごとに不思議な力を持っていて、こびとたちの世界に影響を与える。押されたスタンプは、こびとたちの世界に出現して、動き出す。

アート
「運動の森」には、新たに二つのアート作品《Autonomous Abstraction》《流れの中に立つ時、渦が生まれる》も展示されます。

Autonomous Abstraction
チームラボ《Autonomous Abstraction》(C) チームラボ

自律抽象画。点は固有の明滅と色相の周期を持つ。近い点同士は、互いに引き込み現象を起こし、近い点同士の明滅のリズムと色相が近づいていく。人々が点に触れると、点の明滅と色相のリズムが変化しバラバラになるが、近い点同士はまた引き込み現象を起こしていく。

流れの中に立つ時、渦が生まれる
チームラボ《流れの中に立つ時、渦が生まれる》 (C) チームラボ

人々が流れに逆らって登る時、後ろには渦が生まれていく。
渦潮は定常しているが、うごめき続け、力強い一つの生命のように見える。
屋外スペースも大規模にリニューアルします。

Black Emptiness Table
アートの中で「Vegan Ramen UZU」を食べる空間が新設されます。

虚空反転無分別
チームラボ《虚空反転無分別》(C) チームラボ

何もない黒は、空っぽゆえに、何でも入る無限大の可能性が開かれる。
座ると、目の前の黒の中に軌跡が書かれていく。軌跡は消えていくが、次々に連続し、存在を維持する。連続性と存在をテーマにしている。

「空書」は作品空間の中を全て同一方向に回転しているが、「超主観空間」の特性として、視覚的には、左回転も右回転も論理的に同等となる。そのため、意識によって、書は、左回りにも、右回りにもなる。

Orchid Glass House
《Floating Flower Garden》の蘭の花が散った後、再び育成している空間で、茶と酒を飲む「オーキッドグラスハウス」が新設されます。

共鳴するナーサリーランプ
チームラボ《共鳴するナーサリーランプ》(C) チームラボ

《Floating Flower Garden》の花が散った後の蘭が、この空間に来て、ランプの中で育成されている。ランプにはランの育成に必要な光と水が入っている。
それぞれのランプは、固有のリズムで輝くが、近くの《共鳴する茶と酒》と引き込み現象を起こし、影響を与え合う。

共鳴する茶と酒
チームラボ《共鳴する茶と酒》(C) チームラボ

一服の茶を点てると、もしくは酒を注ぐと、茶や酒は固有のリズムで明滅し、音色を奏ではじめる。
茶や酒は、《共鳴するナーサリーランプ》のランプと互いに引き込み現象を起こし、茶や酒の光と音色のリズムは、近くのランプのリズムと互いに影響を受け合う。茶や酒は、ランプと、ランプを通して茶や酒同士も自発的に秩序を形成していく。その形成された秩序の一部を、そのまま飲む。
茶や酒が存在して初めて作品が生まれる。茶や酒を飲み干すと作品はもう存在せず、周囲に影響を与えなくなる。

Living Art Store
《Floating Flower Garden》で作品として咲いていた多種多様のランが再育成されて販売するフラワーショップ。
チームラボ「Living Art Store」(C) チームラボ

スケッチファクトリー
来館者が描いた絵がプロダクトになり、持ち帰る「スケッチファクトリー」が新設されます。
チームラボ《スケッチファクトリー》《我々の中にある火花》(C)︎ チームラボ

あなたが描いた絵がプロダクトになって、持ち帰れます。
《グラフィティネイチャー》や《スケッチ環世界》で、あなたが描いた生き物は、ここでオリジナルの缶バッジ、ハンドタオル、Tシャツ、トートバッグ、ペーパークラフトになります。
チームラボプラネッツ TOKYO DMM
#チームラボプラネッツ #teamLabPlanets
2018.7.07(土) - 2027年末
東京, 豊洲(東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO)
ハイライト動画

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