「2024 Jリーグアウォーズ」で功労賞を受賞した遠藤保仁の功績が詰まった書籍『7』が再注目!

2024.12.20 19:44
株式会社講談社
今年1月に引退を発表し、現役時代の26年間を語り下ろした一冊『7(セブン)』(講談社刊)が好評発売中の遠藤保仁。現在は、ガンバ大阪のトップチームコーチとして、選手たちの指導にあたっている。
12月10日に開催された「2024 Jリーグアウォーズ」では、26年間の功績が称えられ、「功労賞」を受賞。遠藤が残した数々の功績、そして、その功績の裏にある努力を知りたいと、再び注目を集めている。
■功労賞受賞後 遠藤保仁コメント
功績を残したという自負はあります。言葉では表現しづらいですけど……、出場数、出場時間(分数)とか、数字がそれを表してくれていると思います。PKの得点数やベストイレブンに選ばれた回数などもそうですしね。今振り返ってもすごい数字だと思います。永遠に残ってほしい記録です。Jリーグ通算出場数でいえば、20年以上出場し続けないと届かない数字なので、そう簡単に消されることはないと思っています。でも、もし、超えられる可能性のある選手が出てきたら、それはおもしろい。そのときは、Jリーグがおもしろくなっているはずだと思います。
記録を達成したときや更新したときには、セレモニーを実施していただいたり、ニュースとして取り上げていただいたりもしました。もちろん、表彰してもらえることは嬉しいこと。でも僕は、もっと“盛大”でいいんじゃないかなと思っていました(笑)。何かを渡して「はい、終わり」、ではなくて。がんばってがんばって、がんばった結果ですからね。今後、「歴代最多」とか、何かの「1位」というような、すごい数字をたたき出す選手が出てきたら、その時は盛大にお祝いしてあげてほしいと思います。
■26年間、サッカー選手として走り抜けた
遠藤保仁の功績が詰まった『7』から見どころを抜粋
パスタをはじめ、出てくる食事がすべて茶色かった
ナイジェリアでの「茶色い水」事件 ――1999年ワールドユース

ジーコさんが“エンドゥ”と言った瞬間
生き残った…と、ホッとした ――2006年ドイツW杯

蹴りだして5年も経って話題になり
「今さら?」と思っていた“コロコロPK”――2008年

2年連続となる天皇杯優勝
「元日連覇」はガンバ大阪のあるべき姿 ――2009年

(本田)圭佑とともに決めたフリーキック
お茶漬けのCMオファーを期待したけど、来なかった…――2010年南アフリカW杯

やってしまった…
誰も予想していなかった悪夢のようなJ2降格 ――2012年

リーグ戦、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯
J1昇格1年目での「三冠」達成は嬉しかった ――2014年

パンデミックの中でのリーグ戦
無観客のスタジアムが寂しかった ――2020年

最後までサッカーを楽しむために決めた
「ジュビロ磐田」への完全移籍 ――2021年

ガンバでもジュビロでもやり切った
次なる道へ進むため、決意した引退 ――2023年
■26年間の現役生活を振り返って 遠藤保仁コメント
現役時代を振り返ると、「常に楽しかった」それだけです。もちろん、苦しいときもありました。試合に出られないときも。でも、大きな怪我もなくやれましたし、長い間やっていた分、監督・選手・スタッフ、いろんな方とかかわり、非常に充実した生活を送れたと思っています。よく、“あっという間だった”と振り返る方がいますけど、僕は26年間、長かったです。長かったけれど、楽しかった。“よくやったな”と思いますね、26年も。年数ももちろん、やってきたことも。トータルして、「すごいな」と思います。
現役を退いて1年が経とうとしていますが、引退を後悔したことは一度もないです。練習のとき、選手に交じって一緒にやったりしますけど、けっこうキツイ。現役に復帰したいとはまったく思わないですね。なんなら、もうやりたくないです(笑)。

【書籍概要】
■書 名: 7 
■著 者: 遠藤保仁
■発 行: 講談社
■発売日: 2024年10月7日
■定 価: 1980円(税込)
■ISBN:978-4-06- 535361-5

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