「俳優の仕事は場をつくること」…江口洋介が語る、「同調圧力ではなく連帯感」で作品をつくる重要さ

多様性の時代と言われながらも、根深い同調圧力はある。職場や教室では、少数派が多数派の意見に合わせることが無言のうちに強いられ、「長いものには巻かれろ」がまかり通る。佐野広実さんによる話題のミステリー小説『誰かがこの町で』は、そんな同調圧力が暴走した先に起こった惨劇を描いたミステリー小説だ。発売後、版を重ね、満を持して映像化される。そこで、主人公・真崎雄一を演じる江口洋介さんに、キャリアを重ねて気づ…