株式会社アニメイトホールディングス
~双子のライオン堂と、書泉共同プロジェクト、「華麗に文学をすくう?」~
100年続く本と本屋「双子のライオン堂」と、アタマオカシイ本屋「書泉」「芳林堂書店」が、「いろんな文学に、気軽に触れてほしい」という意図のもと、「書き下ろし作品と、その作品にまつわるレトルトカレー」をセットにして販売する共同企画「華麗に文学をすくう?」。
第1弾の尾崎世界観さん、高山羽根子さん版は8月から、第2弾の青木杏樹さん、オルタナ旧市街さん版は10月にそれぞれ双子のライオン堂、書泉・芳林堂書店各店で店頭販売を開始しています。そしてシリーズ最終章となる第3弾の予約が、いよいよ11月29日(金)の12時から開始となりました。
今回も2つの作品で展開します。現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手がける作家であり広告プランナーでもある浅生鴨さんの作品と、『第一芸人文芸部』(吉本興業)に所属する「下北沢カレーアンバサダー」「神田カレーマイスター」「かしわカレーマイスター」の三つの称号を持つピストジャムさんと、「渋谷ショートショートコンテスト」優秀賞、「小鳥書房文学賞」等を受賞したファビアンさんが合作した作品、どちらも書き下ろし新作になります。
【執筆者コメント】
浅生鴨さん(作家)
インドには、もともと「カレー」という確固たる料理はないらしい。存在しない料理が、なぜかその国の名物として広まり国際的に人気を得たのである。存在しないものを存在させるのが文芸の仕事で、だからその点ではたぶんカレーと文芸は同じなのである。ただし、香辛料を一切使わず言葉だけを材料にして書かれたものが、カレーと同じように世界で人気を得られるかどうかはわからない。得られるといいんだけれども。
ある日、少年が砂浜で拾った謎の金属製の空袋。誰もその正体を知らない謎の袋の中身とは?それは忘れられた遠い過去からの贈り物なのか?謎の袋が、好奇心と食欲と共に少年をひと夏の冒険へと誘う!
※画像は制作中のものになります。 実際の商品とは異なる場合がございます。
第一芸人文芸部
ピストジャムさん(芸人・作家)
下北沢カレーアンバサダー、神田カレーマイスター、かしわカレーマイスターの三つの称号を持つ僕にとっては願ってもない企画です。しかもレトルトカレーの製作をしてくださるのがいつも食べている36チャンバーズ・オブ・スパイスさんだと聞いてテンションあがりまくってます。僕は36チャンバーズさんの「焙煎粗挽き唐辛子プリックポン(赤・青)」という香辛料の大ファンなんですが、そのスパイスのようにさわやかで突き抜ける刺激的な物語を書きたいと思います。
ファビアンさん(芸人・作家)
カレーは強い。しいたけが苦手で筑前煮が食べられない僕に、母は「これならどう?」とカレー粉を溶いてくれた。カレーは惹きつける。登校中、学校に行きたくないと呟いた友達に「きょう給食カレーやで」と告げると、「ほな行く」と目を煌めかせた。カレーは心に残る。YOSHIKIのカレーが辛かった事件も、文豪・坂口安吾のカレーを100人前頼め事件も、カレーだから語り継がれていると思うのだ。庶民的で、みんなが好きなカレーだから。そんな強くて、魅力的で、だれかの心に残る物語を綴りたい。
第一回カレーショートショート大賞が開催!その栄えある最優秀受賞作と、それを巡り作者と選考委員会との思惑が入り乱れる中で繰り広げられるバトル!!その行きつく先にはいったいどんな選評が下されるのか!?
※画像は制作中のものになります。 実際の商品とは異なる場合がございます。
【商品仕様】
■ A6 書き下ろし掌編 32~40p冊子+オリジナルレトルトカレー
(カレーのパッケージの中に、小冊子が同梱されています)
価格:各1,320円(本体1,200円、消費税120円)
【予約開始日・発送/店頭発売予定日】
・浅生鴨さん
・ピストジャムさん ファビアンさん
→ 11月29日(金)予約開始、12月20日(金)発送/店頭発売開始予定
「華麗に文学をすくう?」シリーズ第1弾の尾崎世界観さん『V.A.』、高山羽根子さん『すこしばかり長い停電』、第2弾の青木杏樹さん『赤い満月とカレーライス』、オルタナ旧市街さん『梵』も好評発売中です。 こちらの商品には数に限りがございますので、是非ともこの機会にお買い求めください。
『尾崎世界観さん V.A』 『高山羽根子さん すこしばかり長い停電』
『青木杏樹さん 赤い月とカレーライス』 『オルタナ旧市街さん 梵』
【商品取り扱い店舗】(※予約はオンラインと各店舗で受け付けます)
・双子のライオン堂:
第一芸人文芸部 ピストジャムさん ファビアンさん『Lemon』:
第一芸人文芸部 ピストジャムさん ファビアンさん『Lemon』:
・書泉グランデ・書泉ブックタワー・芳林堂書店高田馬場店
企画意図に賛同いただいた作家、ミュージシャン、芸人とさまざまな書き手のみなさまとの共同企画です。作家さんには書き下ろしの物語とそれに関わるカレーを監修していただきます。作品とカレーがどう繋がっていくか、どのようなカレーになるのか、注目してください。カレーのレシピ・制作はたくさんのヒットレトルトカレーを出している36チャンバーズ・オブ・スパイスの方々にプロットの段階から参加しただき、本気で美味しさを追求します。「ストーリーとカレー2度美味しい」「もう一度ストーリーも、カレーも味わいたい」というところを目指していきます。今回の2作品を合わせて6作品をリリースさせて頂きました。これでついに「華麗に文学をすくう!?」シリーズは6作品全て出そろいました!
【著者略歴】
・浅生鴨さん
兵庫県生まれ。作家、広告プランナー。
NHK職員時代の2009年に開設した広報局Twitterアカウント「@NHK_PR」が人気を呼び、中の人1号として大きな話題になる。現在は執筆活動を中心に広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手がけている。主な著書に『伴走者』『猫たちの色メガネ』『どこでもない場所』『浅生鴨短篇小説集 四メートルの過去』など。
・第一芸人文芸部
『第一芸人文芸部』は、吉本興業に所属する芸人が、読書したり、作文したりと、文芸にまつわる活動を展開する場となります。stand.fmのチャンネル、Twitterのアカウントを開設し、文学フリマへの参加、部活誌の発行、書籍に関するリアルイベントの開催など、積極的に活動している。
・ピストジャムさん
1978年9月10日生まれ。京都府木津川市出身。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2002年4月にデビューし、「マスターピース」「ワンドロップ」など、いくつかのコンビを経て、ピン芸人となる。ネットメディア「FANY Magazine」で「シモキタブラボー!」を連載中。アイドルのイベントMCなどでも活躍。下北沢カレーアンバサダー。かまぼこ板アート芸人。2022年『こんなにバイトして芸人つづけなあかんか』(新潮社)を発売。
・ファビアンさん
1985年、徳島県生まれ。日本人の母とドイツ人の父を持つ。2009年、吉本総合芸能学院(NSC)を卒業し、同期の小川とあわよくばを結成。コンビは一度解散。以後、執筆活動を始め、「渋谷ショートショートコンテスト」優秀賞、「小鳥書房文学賞」などを受賞。解散から2年後、あわよくばを再結成。2023年『きょうも芸の夢をみる』(ヨシモトブックス)を発売。
「双子のライオン堂」
東京の赤坂・六本木の中心から少しずれた住宅街にひっそりと存在する本屋です。さまざまな分野で活躍される作家や研究者が100年先まで紙の本で残したいと選んだ本を中心に、新刊・古本・読書グッズの販売しております。
「株式会社書泉」
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
「華麗に文学をすくう?」企画とは?
昨今、ニュースでたくさんの本屋が世の中から消えていることが取り上げられています。そして、そのことについて「街に本屋があってくれないと困ります。寂しい」と応援してくださる声もたくさん聴きます。なんでも、新しい助成金なども検討されているという記事もありました。本当にたくさんの人が「本屋」を大切に思ってくれているのだと思います。凄くありがたく、勇気づけられます。
そんな中、「100年続く本と本屋」をキャッチコピーとし、赤坂に店舗を構える「双子のライオン堂」と神保町・秋葉原などで「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号で「アタマオカシイ本屋」を展開する株式会社書泉が「僕たちから仕掛ける新しい読書体験」をまったく新しいパッケージで開発、お届けしていきます。「ここでしか売っていないもの」「時代を切り取ったワクワクするもの」を本屋からの企画でも世の中に1つでも送り出すことで「本屋のある世界」を続けていく僕らなりの挑戦です。
今回お届けする企画のシリーズ名は、「華麗に文学をすくう?」 です。
本に向き合うだけでなく、気軽に良いストーリー・文学に触れることができる。その余韻を楽しめるようなパッケージにするべく、32~40pくらいの書き下ろし掌編と、そのストーリーに出てくるオリジナルの「カレー」を実際に再現したレトルトカレーがセットになった変化球商品に仕上げていきます。
お題は、カレーが出てくる小説。カレーのタイトルイコール作品のタイトルという展開になっていくので、どのようなカレーになるのかも重要です。カレーのレシピ・制作はたくさんのヒットレトルトカレーを出している36チャンバーズ・オブ・スパイスの方々にプロットの段階から参加しただき、本気で美味しさを追求します。「ストーリーとカレー2度美味しい」「もう一度ストーリーも、カレーも味わいたい」というところを目指していきます。現在の当シリーズの販売数は「2,238個」(2024年11月12日現在)の販売実績を上げており、まだまだ売り上げを伸ばしております。
また「華麗に文学をすくう?」シリーズは「双子のライオン堂」「書泉・芳林堂書店」だけでなく、「このシリーズを売ってみたい!」と希望される全国の本屋さんに直接卸販売もさせていただいております。第1弾は9つの書店で取り扱いをして頂きました。B to Bの申し込み窓口、仕入れ条件などは、専用の問い合わせアドレスを設定しておりますので、そちらまでお問い合わせください。
法人様向け問い合わせ先:
申込フォーム:
お問合せ:shosenkikaku@shosen.co.jp
※商品は12月20日(金)着でお届け予定です。
現在発売中の「尾崎世界観さん」「高山羽根子さん」「青木杏樹さん」「オルタナ旧市街さん」作
品のみをご注文の場合は、ご注文より1週間以内に発送いたします。
【企画に込めた想い】
<双子のライオン堂:竹田さん コメント>
読者に楽しんでほしい、この一心で本屋で本を売り、本を作り、イベントを企画してきました。
「華麗に文学をすくう?」は、その現時点での到達点です。
小説の主人公が食べているあれを食べることができたらな、と本読みなら一度は思うでしょう。
作家自らがカレーの監修もしている前代未聞の企画だと思います。
ぜひ、最先端のAR=拡張現実ならぬ、拡張小説をお楽しみください。
<開発をして下さった、36チャンバーズ・オブ・スパイスの田中さん コメント>
書泉さんとのタッグはいつも刺激がありワクワクしております。 弊社の企画の中で『ミュージシャンの作るカレーはおいしい!』と言う仮説を立て、いくつも商品を出してきました。 手林さんから小説とのコラボカレーと相談をいただき近いものを感じました。 ただ今回は実際に存在しない想像上のカレー。具材やカレーの色、レトルトパウチの素材含め、物語を再現するのはとても難しく、また楽しかったです! 皆様も小説を読み終わった後、このカレーを食べて物語の余韻に浸っていただければと思います。
<株式会社書泉:手林 コメント>
「アタマオカシイ本屋」として、いろんな企画にチャレンジしてきました。神田カレーグランプリのコラボカレーや、復刊の有償特典の本に出てくるレシピをレトルトで再現、復刊企画の際に作家のみなさまの書き下ろし短編をいただく・・・などそれらが組み合わさって、また新しい企画が生まれました。今度は自分たちだけでなく、たくさんの「なんかおもしろい作品を売りたい!読んで欲しい作品がある!」という本屋仲間で仕掛けていける第一歩になるといいなぁと思います。賛同いただいた著者のみなさまには感謝でいっぱいです!精一杯売ります、売りまくります。
【華麗に文学をすくう?販売スケジュール】
■第1弾:(販売中)
・尾崎世界観さん(ミュージシャン・作家)
・高山羽根子さん(作家)
■第2弾:(販売中)
・青木杏樹さん(作家)
・オルタナ旧市街さん(作家)
■第3弾:(11月29日(金)予約開始予定、 12月20日(金)発送/店頭発売開始予定)
・浅生鴨さん(作家)
・第一芸人文芸部:ピストジャムさん(芸人・作家)
ファビアンさん(芸人・作家)
【商品仕様】
■ A6 書き下ろし掌編 32~40p冊子+オリジナルレトルトカレー
(カレーのパッケージの中に、小冊子が同梱されています)
価格:各1,320円(本体1,200円、消費税120円)
【商品取り扱い店舗】(※随時増えていく予定です)
・双子のライオン堂:
第一芸人文芸部 ピストジャムさん ファビアンさん『Lemon』:
第一芸人文芸部 ピストジャムさん ファビアンさん『Lemon』:
・書泉グランデ・書泉ブックタワー・芳林堂書店高田馬場店
【執筆者コメントと作品概要など】
第1弾:尾崎世界観さん(ミュージシャン・作家)
このような企画に参加できることを、とても嬉しく思います。この世にまずいカレーなんてないと思うほど、カレーが好きです。でも、小説が好きだけど、この世につまらない小説はあると思う。だから怖い。そうならないよう、しっかり頑張ります。
第1弾:高山羽根子さん(作家)
学校職員として神保町で働いていたころ、お昼ご飯はほとんどカレーだったと思います。エチオピア、オオドリー、共栄堂、ガヴィアル、あと今はないけれど、やぐら。ぱっと出てきて食べられるのがありがたかったです。
第2弾:青木杏樹さん(作家)
「アタマオカシイ本屋」こと株式会社書泉さんからご依頼をいただいたとき、率直に(正気の沙汰ではない!)と驚愕しました。アタマオカシイ作家として大変光栄です。学生時代を過ごした「高田馬場」を題材に、アタマオカシイ・エンターテインメントな本&カレーをお届けします。お口の中にお水をいっぱい含んで、カレーでしびれた舌を癒しながら拙作をお楽しみください。
第2弾:オルタナ旧市街さん(作家)
読むカレー、食べる小説。スプーンを持ったその手でページをめくりたくなるような華麗な一編をお届けできるよう、心をこめて仕込み、あ、いや、執筆します。どなたさまも匙を投げ出さずにお付き合いください。
第3弾:浅生鴨さん(作家)
インドには、もともと「カレー」という確固たる料理はないらしい。存在しない料理が、なぜかその国の名物として広まり国際的に人気を得たのである。存在しないものを存在させるのが文芸の仕事で、だからその点ではたぶんカレーと文芸は同じなのである。ただし、香辛料を一切使わず言葉だけを材料にして書かれたものが、カレーと同じように世界で人気を得られるかどうかはわからない。得られるといいんだけれども。
第3弾:第一芸人文芸部
ピストジャムさん(芸人・作家)
下北沢カレーアンバサダー、神田カレーマイスター、かしわカレーマイスターの三つの称号を持つ僕にとっては願ってもない企画です。しかもレトルトカレーの製作をしてくださるのがいつも食べている36チャンバーズ・オブ・スパイスさんだと聞いてテンションあがりまくってます。僕は36チャンバーズさんの「焙煎粗挽き唐辛子プリックポン(赤・青)」という香辛料の大ファンなんですが、そのスパイスのようにさわやかで突き抜ける刺激的な物語を書きたいと思います。
ファビアンさん(芸人・作家)
カレーは強い。しいたけが苦手で筑前煮が食べられない僕に、母は「これならどう?」とカレー粉を溶いてくれた。カレーは惹きつける。登校中、学校に行きたくないと呟いた友達に「きょう給食カレーやで」と告げると、「ほな行く」と目を煌めかせた。カレーは心に残る。YOSHIKIのカレーが辛かった事件も、文豪・坂口安吾のカレーを100人前頼め事件も、カレーだから語り継がれていると思うのだ。庶民的で、みんなが好きなカレーだから。そんな強くて、魅力的で、だれかの心に残る物語を綴りたい。