こゆ財団
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一、以下こゆ財団という)は、新富町内にてクラウドファウンディングに挑戦する「しんとみ盛り上げ隊」の取り組みを応援します。
「新富町を盛り上げたい!新富盛り上げ隊でクラウドファウンディングに挑戦するよ!」と連絡をくれた新富町公式キャラクターおとみちゃんのお姉さんこと有賀沙樹さん(以下、有賀さん)。
有賀さんは、こゆ財団で町の広報業務に取り組んでいるメンバーでもあります。
今回は、新富盛り上げ隊の活動を応援すべく取材を行いました。
【しんとみ盛り上げ隊とは】
新富町をもっと盛り上げるべく「宮崎県新富町のお土産を作りたい!」という思いのもと、今年の6月に結成したチーム。
◎メンバー
・新富町で酪農業を営む、松浦牧場『ミル姉さん』 松浦ちひろ氏(プロジェクトリーダー)
・宮崎を代表するプリン専門店南国プリン代表 河野当将氏
・新富町に惚れて移住し、地域会社こゆ財団にて町のPRに取り組む 有賀沙樹氏
・新富町公式キャラクター おとみちゃん
「新富盛り上げ隊」のメンバーの皆さん
新富町は、第一産業が主産業ののどかな町でありながら「世界一チャレンジしやすいまち」をスローガンに掲げ、さまざまな挑戦に挑戦するまち。ここ数年でサッカースタジアムが建設されたり、廃校をリノベーションした合宿施設が誕生するなど、町外からの呼び込みに力を入れていれている。
町外から多くの人が新富町に訪れる一方で、買ってもらえるような代表的なお土産がないことは町の課題のひとつであった。
「せっかく新富町にたくさんの人が来てくれるのに、町を代表するお土産が少ないなんて勿体ない!!」と「新富町が大好きなおとみちゃんがまちのお土産を作りにチャレンジする!」というプロジェクトを発足することにし商品を開発すべく結成された。
【新富町公式キャラクターおとみちゃんとは?】
商品のパッケージはおとみちゃんデザイン(※今後デザインが変更になる場合もあります。)
新富町公式キャラクターおとみちゃんは、新富町生まれ新富町育ちの小学6年生。
3年前に新富町の小学生を対象にワークショップを実施し、子どもたちの想いを乗せて誕生した「成長する」キャラクター。来年は中学校に進学するおとみちゃん。
まだ何がしたいのか分からないため、夢を見つけるためにも様々なことにチャレンジ中!
そんなおとみちゃんの活動には、「おとみちゃんがチャレンジする姿を発信していくことで、町の子供たちも勇気を持ってチャレンジできるようになって欲しい」という願いが込められている。
【新富みるくプリンの特徴】
1.口蹄疫を乗り越え、10年越しで夢の実現に挑む牧場の特別な牛乳を使用
特別な製法により搾りたての生乳に近い味が楽しめる松浦ミルク
新富みるくプリンの原料は、松浦牧場が「ノンホモジナイズ低温殺菌製法」という特別な製法で作る「松浦ミルク」をふんだんに使用。
現在、日本で流通している牛乳の約95%は、120~150℃で1~3秒間加熱する「超高温殺菌」と呼ばれる方法で殺菌処理されているが、味が大きく変化すると言われている。
松浦ミルクは、65℃という低温で30分以上の時間をかけて殺菌処理を行うことで、生乳に近い味わいを食卓にお届け。冷蔵庫などで静置しておくとクリームラインという天然のバターが浮かび上がる。
愛おしそうにお世話をする牧場二代目の松浦千博さん
『家族一丸となって再建に取り組み、10年かけてようやく、牛にも人にも優しい牧場を実現できるようになりました(松浦千博さん)』
留学した先のアメリカで、「こんな牧場を作りたい」と夢を抱いて帰国すると、牧場は口蹄疫によって74頭もの牛を失った直後だったと話す牧場二代目の松浦千博さん。
松浦牧場を経営する松浦さんご一家
いま松浦牧場では、より多くの方々に「命の循環と牧場を食卓へ」という思いを伝えるため、牧場体験や商品作りなどに積極的に取り組んでいる。夢だったという食育にも取組みはじめ、「命が循環する牧場」を目指して堆肥づくり、その堆肥を使ったオリジナル米「松浦ミルク米」の生産・販売と、松浦牧場のメンバーは新富町きってのチャレンジャー。
笑顔が素敵な松浦ご夫妻
さらに、今年の9月には新富町内商店街に直営のカフェ「松浦牧場のみるくハウス」をオープン。
松浦ミルクを使ったソフトクリーム、みるくかき氷、カフェラテやワッフルなどのオリジナルメニューで、早くも人気の新スポットに。
今回お届けする新富みるくプリンは、そんな松浦牧場の皆さんの愛と長年の想いが詰まったミルクで作られている。
2.地元を盛り上げたいー口蹄疫をきっかけに創業、県を代表するプリン専門店の“推し”を受けて誕生した商品
新富みるくプリンは、卵不使用、ミルクをたっぷり含んだ真っ白なプリン。製造過程で滑らかな舌触りを残すことが難しいとされていたが、プリン専門店南国プリンの試行錯誤の上、つるりとした舌触りを残しつつ、松浦ミルクの濃厚な美味しさを表現することに成功。
南国プリンの看板商品「テゲセボン」
奇しくも、この南国プリンを南国プリンを手がけている株式会社南国CBFの前身は、松浦牧場にも大きな影響をもたらした2010年の口蹄疫がきっかけで創業。
代表の河野さんの出身地でもある宮崎県都農町は、農畜産を主産業とするため、当時大打撃を受けたという。そこで次第に元気のなくなるまちを見て、『都農町を盛り上げる仕事をしたいー』と決意し、地域食材のPRやプロデュースに勤しむようになり、2019年に『100年続くプリン屋さん』をめざして現在の南国プリンをオープン。
宮崎市内の商店街に構える南国プリンの店舗
~南国プリン代表 河野当将さん~
南国プリン代表 河野当将氏
今回のプロジェクトでの私たちの役目は“推してる人を応援すること。
あくまでも主役は新富町を推す二人のキャラクター”おとみちゃんとミル姉さん”。
「南国プリンとして前に出るのではなく、どうしたら二人の想いを形にできるのか?」「多くの方々へその取り組み自体を知っていただけるのか?」それを考えるのが私の役目でした。
簡単なことではありませんでしたが、限られた時間の中でも丁寧に、そしていつも前向きに取り組むチームメンバーの姿に勇気づけられ、私たち南国プリンもこのプロジェクトの一員で良かったと誇れる瞬間が多々ありました。是非、私の推し二人を皆さんのお力で笑顔にしてください!
「あっ!みるくプリンめっちゃ美味しいですよ!(笑)』
サッカーチームを応援する人、アイドルを応援する人、家族を応援する人…世の中にたくさんいる誰かを応援するひとを、応援する存在でありたいと話してくれた河野さん。
3.チャレンジジャーを応援する連鎖を生むプリン
頑張ったな!のご褒美に新富みるくプリン
新富町には
・60歳を超えて初めて飲食業をスタートした米農家
・独学で写真を学んで写真館を復活させた元バックパッカー
・総額650万、延べ700人以上に応援されたクラウドファンディングを成功させたぬか漬け伝道師
などなど、紹介しきれないほどの先輩チャレンジジャーがたくさん!
そんなチャレンジャーを応援するプリンになれることを願って...
・苦手な勉強をいつもより5分多く頑張ったとき
・初めての料理に挑戦したとき
・緊張しながらも人前で自分の意見を言えたとき
「世界一チャレンジしやすいまち」だからこそ、日常の些細なチャレンジに対して、「頑張ったね!」「やったね!」と、チャレンジに気付き、応援し合える町になったら、どんなに素敵だろうと有賀さんは話す。
【最後に皆さんへのメッセージ】
チーム一丸となって頑張っています!
お陰様で、たくさんの方に支えられてプリンの試作は進んでいるのですが、商品のデザイン費用や資材の発注など、新商品開発のための費用はかさむ一方です。
少し前なら「商品開発に取り組みたいけど資金がなくてスタートができない」と諦めていたかもしれませんが、同じように二の足を踏んでいる人の背中を押すためにも、まずは一歩踏み出すことにしました。ひとりでも多くの方にこのプロジェクトを通じて新富町を知ってもらい、チャレンジを応援するまちづくりを進めていきたいので、どうか応援を宜しくお願い致します。
【クラウドファウンディングページ】
私たちのチャレンジは、まだまだ始まったばかりです。
単なるお土産作りではなく、この町を、そして何よりチャレンジャーを愛する私たちが取り組むからこそ、このプロジェクトを通じて町をもっともっと元気にしていきたい。
そして何より、未来を生きる子供たちが伸び伸びとチャレンジし続けられる環境を創出していきたいと思います。
熱い想いを話してくれた新富盛り上げ隊の皆さん。こゆ財団は、新しい挑戦にチャレンジする皆さんを全力で応援しております。ぜひとも皆さまの応援をいただけますと嬉しいです。
宮崎県新富町とは
宮崎空港から車で北へ約30分、人口約16,200人の新富町は施設園芸が盛んで年間を通して多彩な農作物が収穫される食と農の町。2021年2月に宮崎県初のJリーグクラブ「テゲバジャーロ宮崎」のホームグラウンドが開場、2023年4月には人工芝のピッチ2面が備わる新富町フットボールセンターがオープン。女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」の選手を地域おこし協力隊で採用する等、スポーツを活用したまちづくりにも積極的にも取り組んでいます。
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)とは
2017年4月に、持続可能な地域の実現を目指して宮崎県新富町が設立した地域商社です。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、1粒1,000円以上のライチに代表される農産物中心のブランディングや商品開発で稼ぎ、得られた利益を人財育成に再投資しています。主幹事業である新富町ふるさと納税の運営では、2017年から2023年までの7年間で累計100億円以上の寄附額を記録しており、新富町と多様な企業との連携事業や生活利便性の向上に役立てられています。
▶︎こゆ財団ウェブサイト:
▶︎メディア掲載事例
日経新聞/日経MJ/Forbes JAPAN/事業構想/ソトコト/TURNS/日本農業新聞/全国農業新聞 ほか