子どもたちの国際映画祭「第31回キネコ国際映画祭」コンペティション部門受賞作品発表!

2024.11.05 21:55
一般社団法人キネコ・フィルム
二子玉川の街が映画館になる!10 月31日(木)~11月5日(火)の映画祭が盛況のうちに閉幕/子ども・大人・海外と多様な審査員が参加し、 キネコならではの多彩な各受賞作が決定
一般社団法人キネコ・フィルム(東京都渋谷区、代表 椎名 保)は、二子玉川ライズや玉川高島屋S・C、二子玉川公園などを中心とした二子玉川の街一帯が映画で盛り上がる「第31回キネコ国際映画祭」を開催しました。期間中、約8万6000人のお客さまにご来場いたただきました。
本映画祭には、世界から集まった「国際審査員」、同世代の視点から審査する「キネコ審査員」「ティーンズ審査員」が審査に参加。23カ国地域の全60作品となるコンペティション対象作品から、「キネコグランプリ 長編・短編部門」「キネコグランプリ ティーンズ 長編・短編部門」「日本作品賞 長編・短編部門・特別賞」「国際審査員特別賞 長編・短編部門」「キネコグランプリ ドキュメンタリー部門」「KINEKO GP特別賞」「世田谷区賞」「PTA賞」を、締めくくりとなる5日(火)のクロージングセレモニーで発表しました。
またセレモニーには、キネコ国際映画祭スペシャル・サポーターの井ノ原快彦さんと落語家・桂宮治さんが登壇。井ノ原さんはMCとして会を進行し、落語家・桂宮治さんは小噺を披露してくれました。井ノ原さんと桂さんは “ライブ・シネマ”にも挑戦。その場で上映される映画に生吹き替えを行う、字幕の読めない子どもたちも映画を楽しめるように考えられた人気の本プログラムを来場者が鑑賞しました。20年ぶりに再始動した沖縄アクターズスクールから第一弾アーティストとしてメジャーデビューした13歳のNeilさんも登場。来場者に歌のプレゼントを贈りました。
多くの方々に来場いただき、31回目のキネコ国際映画祭は盛況のうちに幕を閉じました。

<<第 31 回キネコ国際映画祭・受賞作品>>
■キネコグランプリ 長編部門
(C) 2023 - 13904571 CANADA INC.

「ココ・ファーム ~やさしい農場~」
監督:セバスチャン・ガニエ ケベック‐カナダ/89 分
(C)2023-13904571 CANADA INC.


■キネコグランプリ 短編部門
LXL Ideas Pvt. Ltd.

「先生って必要?」
 監督:エカル・ディープ・カウル インド/19 分
LXL Ideas Pvt.Ltd. 

■キネコグランプリ ティーンズ 長編部門
「ケの日のケケケ」  
監督:堀切園健太郎 日本/49 分

■キネコグランプリ ティーンズ 短編部門
Sophia Tamaro

「きらめく人たち」
監督:ゾフィア・タマロ ドイツ/5 分
Sophia Tamaro

■日本作品賞 長編部門
(C)黒柳 徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会

「窓ぎわのトットちゃん」
監督:八鍬新之介 日本/114分
(C)黒柳 徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会

■日本作品賞 短編部門
(C) Baek Heena, Toei Animation

「あめだま」
原作 韓国の絵本「Magic Candies」著:ベク・ヒナ氏(韓国の作家)
監督:西尾大輔 日本/21分
(C)Baek Heena, Toei Animation


■国際審査員 特別賞(長編)
(C)2022MSLPC

「マイスモールランド」
監督:川和田恵真 日本‐フランス/114 分
(C)2022MSLPC

■国際審査員 特別賞(短編)
スタジオモノロン

「言ってくれよ」
監督:高橋栄一 日本/26 分
スタジオモノロン

■キネコグランプリ ドキュメンタリー部門
(C) CINERIC CREATIVE

「小学校 ~それは小さな社会~」
監督:山崎エマ 日本‐アメリカ‐フィンランド‐フランス/99 分
(C)CINERIC CREATIVE 

■KINEKO GP特別賞
Mediabrigade, Love.Frame, Alef Film & Media

「魔法使いのカイトゥシ」
監督:マグダレナ・ラザルキエヴィッチ
ポーランド‐チェコ‐スロバキア/103 分
Mediabrigade, Love.Frame, Alef Film&Media

■世田谷区賞
(C) Katak, the Brave Beluga Inc. 2023

「カタック ~シロイルカの物語~」
監督:クリスティン・ダレール=デュポン/ニコラ・ルメイ
   ケベック‐カナダ/82 分 
(C)Katak, the Brave Beluga Inc. 2023


■PTA 賞
Storyhouse

「モナ ~特別な少女の挑戦~」
監督:サラ・ファン・ダーレ ベルギー/16 分
Storyhouse


<イベント概要>
■正 式 名 称「第 31回 キネコ国際映画祭」クロージングセレモニー
■日 時2023 年 11 月 5 日(火)16:30~17:55
■会 場二子玉川ライズスタジオ&ホール(住所:東京都世田谷区玉川 1-14-1)


■出演者コメント
スペシャル・サポーター 井ノ原快彦さん
今年のキネコ国際映画祭は、参加いただいた人数や上映された作品の数がかなり多かったので、今までのキネコの良さも残しつつ、過去最高の盛り上がりを見せたのではないかなと感じました。
今回上映された映画の中には、ただただ楽しい作品もあれば、考えさせられる作品、どうしてこんなに悲しいんだろう、と思うような作品もあります。また言葉がなくても想像ができる、そんな作品もかなり多いのではないかなと思います。様々な作品を観た子供たちがどんなことを感じて、家に帰ってお父さんやお母さんとどんなことを話すのかな、という想像ができるような映画祭になって、とても嬉しい気持ちです。


スペシャル・サポーター 桂宮治さん
今日は、映画というエンタテインメントが大好きな方々の集まりの中で、昔からある日本の古典芸能の落語を聞いてもらい、今と昔のものを両方一緒に楽しんでいただける、とてもいい機会を与えていただいて嬉しかったです。
私にも子どもが三人いるのですが、このキネコ国際映画祭で上映された作品を含めて、楽しい作品だけではなく、世の中・人生・世界ってどうなっているのかなど、色々なことを感じることができる作品があるので、できるだけ多くの作品に触れて、様々な感情を味わって大人になってもらいたい。そんなエンタテインメントに触れられる機会を与えたいな、とこの映画祭を通して感じました。


【セレモニーの様子】
【参考~「第31回 キネコ国際映画祭」について~】
■「PLAY&PRAY FOR PEACE~せかいからあらそいがなくなりますように~」
31回目のテーマは「PLAY&PRAY FOR PEACE~せかいからあらそいがなくなりますように~」。
キネコ国際映画祭アートディレクター・森本千絵さんと、マスコットキャラクター「キネコ」の生みの親・絵本作家の立本倫子さんに、このテーマに合わせてメインビジュアルを作成いただきました。


■楽しくワクワクする映画から社会問題に気づく映画まで子どもから大人まで学べる映画体験を提供
キネコ国際映画祭では、楽しくワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない色々な感情を体験できる映画をセレクトします。子どもだけではなく大人も学びがある、そんな映画体験をご提供しました。


■コンペティション上映
今回のコンペティション上映では、全世界23カ国から60作品、0歳から12歳を対象とした幅広いテーマ作品が揃いました。また“多感な時期にさまざまな価値観に触れ、これからの人生のヒントを見つける”をコンセプトに、ティーンズに向けたプログラムも、幅広く子どもたちに楽しめる作品をご用意しました。
本映画祭では、海外の映画を上映する際、スクリーン横で声優たちが生吹き替えを行う“ライブ・シネマ”プログラムを一部作品で実施。字幕が読めない子どもたちも安心して映画が楽しめる人気企画です。
今年度は、過去最多の日本映画に加え、例年以上にアジア作品も数多く上映。新設のドキュメンタリー部門では、大人と子どもが一緒に楽しめる教育的な作品も充実しました。


【ウクライナ在住の映画監督・キラ・メルニチュックさん(17才)来日】
ウクライナから映画監督のキラ・メルニチュックさんが、戦争開始直後から撮影された『失われたもの』とともに来日しました。


■街中で“親子で一緒に学べる”をテーマとしたイベントやワークショップを開催
“親子で一緒に学べる”をテーマに、芸術の第一線で活躍する講師陣によるワークショップや、親子で楽しめる体験イベントを期間中に展開しました。チェコセンター東京、チェコ政府観光局とのコラボレーションにより「チェコフェスティバル」も開催。子どもから大人まで楽しめる国際文化交流の場も、キネコ国際映画祭はご用意しました。


■映画館に足を運べない子どもたちにも映画を
映画館に行くことが難しい入院中の子ども達にも、オンライン上で映画鑑賞できる試み「ホスピタルプロジェクト」を実施。キネコ国際映画祭は、さまざまな環境の子どもたちへの映画の体験機会提供も目指しています。
場所:国立成育医療研究センター
期間:10月31日(木)~11月5日(火)オンライン配信
   11月8日(金)~11月30日(土)アーカイブ配信


■キネコ国際映画祭について
毎年開催される日本最大規模の子ども国際映画祭。世界の三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭(ドイツ)の児童映画部門「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」の協力を得て、1992年に創設。
ティーンズ審査員を含む約20人の「キネコ審査員」によって、海外作品部門の最優秀作品賞(グランプリ)が選定されるのが特徴です。一方日本作品部門において、世界の子ども映画祭のディレクターや専門家の国際特別審査員がグランプリを決定します。
期間中、楽しくてワクワクする映画はもちろん、楽しさだけではない多様な感情を体験する映画も上映することで、子どもだけなく大人にも、社会問題の気づきなど学びがある映画体験を提供しています。
また、各所で映画を楽しむたくさんのコンテンツを実施。本格的なホールから野外上映、街中のカフェや公園など、街のあちこちで、多くの企業や地域団体のみなさまと、親子で一緒に学べる多様なイベントやワークショップを開催しています。



公式HP
公式FB
公式IG  

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