日本人が大好きなサンルーフ! 「まるで障子」「音声で色が変わる」 変わり種サンルーフのクルマ6選

2024.10.21 17:20
この記事をまとめると
■クルマのサンルーフには変わり種もある
■各メーカーがアイディアを凝らしたさまざまな形態を持つ
■現代では最新技術を取り入れて進化している
ルーフにガラスが埋め込まれてるだけじゃないサンルーフたち
 クルマのサンルーフは車内を明るく、開放的にしてくれて、季節、空、風を感じられ、雨の日にはレインドロップがいい雰囲気を醸し出してくれる。スライドまたはチルトアップ機構付きなら、窓を開けることなく車内を換気することもできる。そんなサンルーフの変わり種を紹介したい。
 まずは100系4代目トヨタ・ハイエース。高級ワンボックスを目指した同車には、なんとルーフに3カ所(前席頭上1カ所と後席左右2カ所)のトリプルムーンルーフ付き仕様があった。車内の明るさにも貢献し、当時、大人気の装備だった。
 2005年に登場した3代目ホンダ・ステップワゴンにも特徴的なガラスルーフがオプション設定されていた。それが、ミニバンのルーフのほぼ2分の1の面積に及ぶ長さ1680mm×幅500mmものサイズをもつ、座席頭上中央部分に設けられたトップライトルーフだ。
 ただし、シェード付きガラスルーフながら、6分割の白色曇りガラスでできている。つまり、空は見えない。これまた特徴的だったフローリングフロアの用意とともに、車内のリビング感覚を高めるための明かり取りの役目なのである。
 6分割それぞれに手動操作のシェードがあり、好みのトップライトルーフを開けて車内の明るさを取り入れても眩しくなく、UVもカットされる機能をもっているのだから、車内をリビングにしたい人にとってはすごく嬉しかった装備だったはず。
 同じくホンダの初代オデッセイには、サンシャインルーフと呼ばれた、2列目・3列目席の頭上をハイルーフのように盛り上げて装備されたスモークガラスのサンルーフがオプション設定されていた。
 サンシャインなので(!?)シェードはなく、たしかオプションでカーテン的なものが用意されていたと記憶する。同時に、前席の頭上にもチルトアップ式電動サンルーフが備わっていて、全席にサンルーフが付いているような仕様で、とくに後席に乗ると感動を覚えたほどだった。
一風変わったサンルーフも
 近年では、ダイハツ・タフトもユニークなガラスルーフをもっている1台だ。開閉は出来ないものの、晴れていれば青空が運転視界に入る大面積スカイフィールトップをなんと、全グレードに標準装備している。もちろん、後席に座っていてもスカイフィールトップの恩恵は受けられ、なんとも気もちよく解放感あるドライブを楽しませてくれるのだ。
 ちなみに、なんでオプションじゃないの……という声が聞こえてきそうだが、理由は明快。タフトはスカイフィールトップありきで開発され、ありとなし(オプション)の設定にしてしまうと、ボディを2種類作らなければならない。単純に、開発・生産のコスト増を避けたかったからである。
 クルマづくりからしてかつてはアバンギャルドで個性に溢れていたのが、フランスのシトロエン。その2代目C3には、ゼニス(頂上の意)ウインドウと呼ばれる、フロントガラスからルーフへと一体となったガラスルーフが大きな特徴だ。解放感がある一方、前席の頭が熱いんじゃない? と思えるが、一般的な自動車用ガラスに対して熱伝導率5分の1、紫外線透過率12分の1のガラスが使用されているのだからあまり心配はいらない。
 もっとも、フランス車はエアコンの利きが国産車やドイツ車ほどでないため、真夏のドライブで頭上のスライド式シェードを開けたまま走ると、けっこう暑かった記憶がある。もちろん、シェードを閉めれば問題なしだ。カフェでも外のテラス席を好むフランス人が喜びそうな仕立てといえるかもしれない。
 そして最後に紹介するのが、特徴的なサンルーフをもついまでも新車で購入できる1台である現行トヨタ・ハリアーだ。
 その調光パノラマルーフは、通常はダークガラスのように遮光してくれているのだが、ボイスコントロールで「空が見たい」と発声すれば、瞬時に調光機能が働き、空が見えるガラスルーフになるのだから素晴らしい。なんでも、建材用の調光ガラスにヒントを得て開発したそうで、新型ハリアーの先進性を強く実感させてくれる装備といっていい。
 同乗者を驚かせるアイテムでもあるこの調光パノラマルーフは、Zグレードにのみ設定で19万8000円(!)のオプションとなるが、サンルーフ好きの人ならぜひとも検討すべきオプション装備ではないだろうか。

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