毎日なんとなく息苦しいと感じるあなたへ贈るものがたり『森と、母と、わたしの一週間』が発売

株式会社ポプラ社
山にかこまれた小さな町での一週間が、少女の心を少しずつ変えていく……

株式会社ポプラ社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：加藤裕樹）は、2024年10月9日に『森と、母と、わたしの一週間』（著・八束澄子）を刊行いたします。

あらすじ
友達の一言に傷つき、仕事に疲れた父親には悩みも言えず、やりきれない気持ちを抱える中学生の野々歩。
通学の途中、ふと風によばれた気がして、電車に乗って向かったのは、亡くなった祖母の住んでいた町。遺産の後片づけのため、母親がしばらく家を空けて、そこにいるのだ。
自分を放っておく母親への複雑な気持ちを抱えたまま、なりゆき上、母親がボランティアで関わる「森のようちえん」の子どもたちと一緒に過ごすことになる。大自然の中で力強く生きる子どもたちを目の当たりにして、野々歩も自然の美しさ、厳しさを知り、自分自身とも向き合っていく。

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刊行前から感動のコメントが集まっています。
「ネットギャリー」に公開したところ、続々とコメントが集まりました。（一部抜粋）

★自分の人生の主役はいったい誰なのか？　子どもたちの姿や言葉から野々歩自身が感じとったものにより、たった一週間なのに大きく成長したように感じました。野々歩とともに子どもたちと森の中でいっぱい遊び、深呼吸をして肩の力が抜けて、一緒に冒険できて楽しかったです。

★野々歩たち家族を通して、家族との関係性や、生まれ育った土地の素晴らしさを見つめ直す要素も含まれているので、親子で読んでほしい本だと思いました。

★“―解き放つのは自分。”の言葉は、その境地に至るには難しいかもしれないけど、とても心地よい健全な考え方で、頑張ることの大切さも、助けを求める重要さも生きていくうえではとても大切だから人は１人ではないんだな…、と心にすとんっと刺さりました。

著者のことば
三年の月日がたち、コロナ騒動も終息のきざしを見せはじめ、社会は落ち着きをとりもどしたように見えます。ですが、子どもたちと森を駆け回るうちに、野々歩のうちに芽生えた、「わたしたちって、ほんとうに守られてるんだろうか？」の問いは残されたままです。ひょっとしたらそれは、生きている以上、ずっとつづく問いかもしれません。でも、かれらといっしょに笑ったり、泣いたりした思い出がある以上、それが野々歩のあしたのささえとなってくれるんじゃないだろうか。そう願いつつ、書き進みました。（あとがきより）

※著者への取材お待ちしております※
作者登壇イベント
『八束澄子さんと、新刊と、これまでの作品全巻』
ハコブネ×ブックス主宰のきむらともおさんが、児童文学作家八束澄子さんと担当編集者をゲストに迎え、八束さんの新刊『森と、母と、わたしの一週間』（ポプラ社　2024.10月刊）を中心に、八束作品とその周辺のYA作品について語り合います。

■日 時 2024年 11 月 16 日（土） 14:00 ～ 16:00 参加無料
■定員 リアルタイム参加者80名（Zoom にて配信）
　アーカイブも同時受付中（当日参加できない方は、アーカイブにお申し込み下さい）
■進 行 　きむらともお氏（YA・児童文学紹介サイト「ハコブネ×ブックス」主宰）
　ゲスト 　八束澄子氏　 井出香代氏（ポプラ社編集者）
■申込は

から
■共催 教大協学校図書館部門／学校図書館問題研究会・東京支部／日本子どもの本研究会YA部会／東京学芸大学附属学校司書部会

著者プロフィール
八束澄子
広島県因島生まれ。『青春航路ふぇにっくす丸』（文溪堂）で日本児童文学者協会賞、『わたしの、好きな人』（講談社）で野間児童文芸賞受賞。『明日のひこうき雲』『団地のコトリ』（ともにポプラ社）は国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に選出。そのほかの作品に、『明日につづくリズム』『オレたちの明日に向かって』『ぼくたちはまだ出逢っていない』（ともにポプラ社）『いのちのパレード』（講談社）『ぼくらの山の学校』（PHP研究所）など多数。


【書誌情報】

『森と、母と、わたしの一週間』著者：八束澄子
装画：いとうあつき
発行：ポプラ社
定価：1,540円（税込）
発売：2024年10月9日
サイズ：194mm x 126mm
ページ数：214ページ
主な対象年齢・学年：小5 小6 中学 高校
ISBN：978-4-591-18338-0

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