日本プロ野球が「いい選手でなければ監督になれない」ワケは？ 元日ハム＆横浜GM・高田繁が語る「アメリカ型がなじまない」“意外な理由”

生まれは鹿児島の薩摩隼人。育ちは大阪。名門・浪商のケンカ野球で生を受け、明治大学島岡学科の首席卒業と呼ばれた神宮の華から、V9巨人の川上野球を骨身に刻み込んだ現役時代。引退した後は、日本ハム監督、巨人二軍監督、北海道移転後の日本ハムGM、ヤクルト監督と各地を転々としながら、若いチームの土台づくりを担ってきた。8月に御年79歳となり、プロ野球の第一線から退いて早５年。野球人永遠の課題である「チーム作り」の考え方を後世に伝えるべく、高田繁は50周年を迎えた日本ハム監督時代について語り始める。(photograph by JIJI PRESS)