世界に類を見ない、津波を防ぐ巨大防潮堤に「希望のアート」を描く美術館。海が見えない海岸線に、壁画作品を制作するため「海岸線の美術館」が300万円を目標にクラウドファンディングを開始

2024.09.18 14:18
一般社団法人SEAWALL CLUB
- 海が見えない海岸線|災害大国日本の新しい未来をつくる美術館。-
一般社団法人SEAWALL CLUB(所在地:宮城県石巻市雄勝町下雄勝2-5、代表理事:高橋窓太郎)は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、「海岸線の美術館」の壁画作品を新たに制作するために「海が見えない海岸線|災害大国日本の新しい未来をつくる美術館。」を公開しました。300万円を目標に、本日2024年9月18日(水)から10月31日(木)まで支援を募ります。
(プロジェクトURL:



■プロジェクトの内容

宮城県石巻市雄勝町は2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受け、その後全長3.5kmにもわたる巨大防潮堤が建設されました。どこまでも続く灰色の大きな壁によって美しい海岸線・風景、そして海と一体だった生活・生業・文化など様々なものが失われました。「海岸線の美術館」は、この防潮堤に壁画を描くアートプロジェクトです。2022年から開始し、現在4作品が完成しています。今後、年2-3作品ずつ制作を続け、町全体を美術館に変え、たくさんの人に雄勝を訪れていただくための活動をしています。2023年秋期と2024年春期には新たに4名のアーティストを加え、プロジェクトを拡大予定。クラウドファンディングで集めた資金は、2025年春期までの壁画制作費と運営費に充てられます。

南海トラフ地震をはじめ、日本各地で災害の可能性が示唆される昨今、同様の巨大防潮堤が建設される可能性は日本全国にあると考えています。「海岸線の美術館」の取り組みはその先行事例にもなりえます。東日本大震災から14年、しかし被災地の人々は残された防潮堤と共に暮らしていかなければなりません。本プロジェクトに当初は否定的な意見もありましたが、小中学校の校舎の壁面に、子どもたちと一緒に壁画を制作するなど、地域にも受け入れられ復興のシンボルとなりつつあります。地域の暮らしに「希望」をつくりだすための「海岸線の美術館」の挑戦にご支援をお願いいたします。

2024年現在、防潮堤に4作と雄勝小中学校に2作の計6作品を展示しています。現地での撮影・ご取材なども積極的に対応させていただきますのでメディアの皆様におかれましては記事等で応援いただけると幸いです。
壁画MAP
壁画 NO.1 「THEORIA | テオリア」(2022完成)
壁画 NO.2「A Fisherman | 漁師」(2022完成)
壁画 NO.3「GOLDEN TWILIGHT | 黎明」(2023完成)
壁画 NO.4「BIG CATCH | 名振のおめつき」(2023完成)
雄勝小中学校 壁画「HIGHLIGHT | ハイライト」(2022完成)
雄勝小中学校地上絵「GOLDEN CAVE | 黄金窟」(2023完成)



■参加アーティスト

2022年の美術館開館以来、安井鷹之介が毎年2~3枚の壁画を描いて来ましたが、さらに活動を広げるべく美術館は次のフェーズに向かいます。2024年秋期と2025年春期には岩村寛人、多田恋一朗、布施琳太郎、米澤柊とアーティストが4名加わり、壁画7作品を制作予定です。壁画の詳細はクラウドファンディングページをご覧ください。
安井鷹之介(やすい たかのすけ) / 彫刻家(撮影=Sugimoto Ryusei)
岩村寛人 (いわむら かんと)/ アーティスト・建築家(撮影=Shinya Rachi)
多田恋一朗(ただ こいいちろう) / 画家
布施琳太郎(ふせ りんたろう) / アーティスト(撮影=竹久直樹)
米澤柊(よねざわ しゅう)/ アーティスト、アニメーター(撮影=山口梓沙)



■クラウドファンディングプロジェクト概要

・タイトル「海が見えない海岸線|災害大国日本の新しい未来をつくる美術館。」
・URL:
・目標金額:300万円
・募集期間:2024年9月18日(水)9時から10月31日(木)23時  43日間
・資金使途:「海岸線の美術館」の壁画制作資金(2024年秋、2025年春)
・形式:通常型 / All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
・リターン:3,000円~5,000,000円まで計36コース
「壁画原画ポストカード」「美術館の現地に名前を刻む」「クラフトビール&グラス」「出張壁画制作」など

■海岸線の美術館(運営:一般社団法人SEAWALL CLUB)とは

「海岸線の美術館」は、2011年に発生した東日本大震災後に雄勝町の海岸線を囲うように建設された、高さ最大10m、全長約3.5kmの巨大な防潮堤に壁画を描いていくアートプロジェクトです。人の暮らしを津波から守る壁でありながら、同時に美しい海の景色を遮る壁にもなっている灰色の防潮堤に絵を描くことで、海沿いに新しい風景を生みだし、海と人を、過去と未来をつなぐ場所に変えていくことを目指しています。


■本件に関する問い合わせ先

一般社団法人SEAWALL CLUB 担当:高橋窓太郎
電話番号:090-5419-6783
E-mail:seawallclub@gmail.com

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