現地までは電車! 観光地巡りはクルマ! 渋滞&疲れ知らずでいま注目を集める「ご当地カーシェアリング」とは

2024.09.04 10:00
この記事をまとめると
■観光地や行楽地ではカーシェアリングの利用を推進するプロジェクトが進んでいる
■電車とクルマを効率よく使用する「レール&ライド」のシステムが構築されることで交通集中を避けることができる
■レール&ライドという新しいスタイルの活用をぜひとも検討したい
観光地の交通集中を解消するための取り組み
「今度の休みはどこかへ行きたいな〜。でも、渋滞するしな〜」というジレンマに陥っている人も多いのではないでしょうか。コロナ禍で一時は減っていた交通量も復活し、2024年のお盆期間には高速道路での10km以上の渋滞予想が多く発せられました。それを見て、「やっぱりやめとこう」と予定を変更した人も少なからずいたのだとか。
  ただ、目的地までのルートをあらためて確認してみると、自宅からマイカーで出かける理由として、最寄駅からのラストワンマイルに公共交通機関が乏しく、マイカーのほうが便利だからということが多く、そこまではとくにマイカーの移動ではなくてもよい場合というのも多いものです。
  そんなときにぜひ活用したいのが、最近一部の自治体が取り組んでいる「ご当地カーシェアリング」や「観光地カーシェアリング」という移動スタイル。渋滞や駐車場不足、迷惑駐車などなど、観光地に多くのマイカーが押し寄せることによって起きてしまう問題の解決や、より多くの観光客にもっとスマートに楽しんでもらうため、観光地に合わせてさまざまな新しいサービスが生まれています。
  2022年から自治体に向けてスタートした「スマートモビリティ支援プロジェクト」では、駐車場シェアリングサービス「特P」とカーシェアリングサービス「earthcar」を活用することで、観光やイベント開催時の駐車場需要の増加に対応したり、無人レンタルで設備不要で新たな人手も不要のままシェアリングサービスを導入したりすることを可能としました。
  新幹線などで最寄駅までは公共交通機関を使った移動でも、そこから先は自由度の高いクルマでの移動が可能となることで、駅から観光地への移動手段が乏しい地域でも、手軽にレール&ライドのシステムが構築できるようになっています。
渋滞を避けつつ現地入りしてクルマで自由に移動する新しいスタイル
  また、2019年から京都でスタートした「観光周遊カーシェアリング事業」では、対象となる駅まで鉄道で移動し、そこからカーシェアリングサービスで観光地をまわるスタイルなのですが、面白いのはカーシェアの予約時に業者が指定した「ドライブチェックイン施設一覧」リストのなかから目的地を設定すると、カーシェア料金が割引となったり、特典がもらえるというところ。予約時に設定した施設の駐車場に一定時間駐車することで自動的に条件がクリアとなり、特典が付与されるという仕組みになっています。これなら、ちょっとしたスタンプラリー気分で観光が楽しめそうですね。
  そして、2024年5月に新たにスタートしたのが、関東圏の観光地として年間2000万人が訪れるという箱根町のご当地カーシェアリング「はこねカーシェア」です。
  駅からの移動手段を拡充させることで、渋滞緩和、観光スポットへの観光客の分参化などをはかり、EVやハイブリッド車両を配備することで観光負荷軽減にもつなげたいというサービス。料金にはガソリン代や保険代も含まれており、返却の際にガソリン満タンにする必要もないということで、手軽に使えるところも魅力となっています。
  これらの新しい移動スタイルのメリットや、レンタカーとどう違うの? というところですが、まず短時間で使いやすい手軽さが挙げられます。レンタカーは24時間営業のところもありますが、なかには営業時間が短かったり、手続きに時間がかかることもあり、ホテルなどに停めている間も料金が発生しているのがもったいない、というケースもあります。
  たとえば駅前のホテルに宿泊するのならば、観光スポットへ移動するときだけカーシェアを最短の時間で借りることができ、その分料金が抑えられるところがメリットのひとつでしょう。スマホから直前でも予約ができ、借りるときも返却時も無人でスムース。手続きの手間がかからないところもカーシェアのメリットです。
  ただ、チャイルドシートが必要な子どもがいたり、大きな荷物があっていちいち積み下ろしをするのが面倒という場合は、カーシェアだとちょっと不便さを感じるかもしれません。目的地までの移動手段としては、ときにはクルマよりも無料バスなどのほうが便利でお得な場合もありますので、行きたい場所によって最適な移動手段をチェックして、その都度フレキシブルに変更できるような身軽な旅にピッタリではないでしょうか。
  往復の高速道路の渋滞は避けつつ、現地では手軽にクルマ移動をするというレール&ライドの新しいスタイル。ぜひ活用してみてくださいね。

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