イケア、「家での平等」を考えるイベントを開催

イケア・ジャパン株式会社
LiLiCoさん・小田井涼平さん夫妻「やっぱり『家』が大事」日本におけるより良い「家での暮らし（Life at Home）」のために

「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社（本社：千葉県船橋市、代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer：ペトラ・ファーレ）は、イケア・ジャパンが制定した8月1日「やっぱり家の日」に、「家での暮らし（Life at Home）」を考えるイベントを開催しました。

第一部：シンポジウム「Life at Home 2050：『やっぱり家の日』に考える”家での平等“」
シンポジウムでは、産官学の連携で「家での平等」を考える取り組み「Life at Home 2050」の始動を発表すると共に、イケア・ジャパンのこの取り組みに賛同する企業関係者や有識者、スウェーデン大使館などが集い、現状の課題や目指したい未来についてのディスカッションが行われました。

シンポジウムでは、イケア・ジャパン代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officerのペトラ・ファーレが、「より『平等な家での暮らし』のための旅路を、皆さんと共に歩むことにワクワクしています。イケアは『家での暮らしのパートナー』として、皆さまのより幸せな家での暮らしを目標にしています。」と抱負を語りました。

ヨハンナ・リンドクイスト駐日スウェーデン臨時代理大使からは、ジェンダー平等の先進国であるスウェーデンの制度や取り組みについて、「スウェーデンは世界で最もジェンダー平等が進んでいる国の一つとして知られていますが、その改革は1970年代にさかのぼります。1970年代、女性がより労働市場に参加しやすくなるよう、所得の分離課税の導入や、公的保育の拡充、また、世界で初めてジェンダーニュートラルな育児休暇が導入されました。ジェンダー平等は、キャリア選択の自由度が増し、介護や子育てのための柔軟な働き方ができるなど、女性だけではなく男性も多くのものを得ることができるのです」と、ジェンダー平等はワークライフバランスの面においても男女両方に良い影響を与えることなどについて触れました。

さらに「Life at Home2050」の始動において実施された産官学でのワークショップに参加した企業関係者およびイケアのコワーカー（社員）によるパネルセッションも行われ、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の治部れんげ氏からは、「日本は女性活躍政策を推進していますが、一日は24時間と有限であり、女性の社会における活躍は、男性の家庭における活躍とともに進めていく必要があります。先進国において、6歳以下の子どもがいる家庭での家事育児負担の差は、おおよそ女性2：男性１になっていますが、日本では女性5.5：男性１と格差が大きいのです」と日本におけるジェンダーギャップの現状について言及しました。

また、イケア・ジャパン People ＆ Culture Managerの朝山 玉枝は、「社会におけるジェンダーギャップや、平等性・多様性の課題は、家の中の暮らしがスタートになると考えています。ただ、イケアだけで推進するのではなく、産官学で一緒に取り組んでいくことを目指し『Life at Home 2050』を立ち上げました。家での平等に取り組むことで、日本社会における平等・公平の課題も解決できるのではないかと考えています。」と、「Life at Home 2050」を立ち上げた理由を語りました。

今回、「Life at Home 2050」の始動にあたっては、さまざまなステークホルダーとのワークショップを３回実施し、そのワークショップの設計とファシリテイトを担った株式会社レアの共同代表であるディレクター 大本 綾氏は、「ジェンダー平等についての課題に取り組むには、政府の方針、所属する組織、個人がどんな経験を培ってどのような価値観を持っているのかを加味する必要があります。2050という未来を考えながら何を目指していくのかを参加者同士で話し合い、その時に生まれた感情や意見、言葉を汲み取って、グラフィックも用いて記録していきました」と、難しい課題を前向きに取り組むための今回の試みについて語りました。

また、実際にワークショップに参加したステークホルダーによるパネルセッションでは、「イケアはさまざまな価値観を大切にする会社ですが、ワークショップを通じて他社の方々が、どのような考えとソリューションを持っているかを知れたことはとてもよい機会でした」（イケア・ジャパンIKEA港北　マーケットマネジャー 菅野 秀紀）「ワークショップを通じて、同じ志を持つ仲間が多くいるということを知ることができ、大変心強かったです。今後は各社の製品やサービスが持つ独自の強みを生かした“新しいライフスタイル提案”につながるような議論ができることを期待しています」（花王株式会社 ESG部門マネージャー 菊地原優子氏）「ワークショップを通じて得た考え方を職場でも取り入れていきたいです。子ども達の未来のために今できることを、他社の皆さんと一緒に考えながら、少しずつでも前に進みたいと思います」（パナソニックコネクト株式会社 人事総務本部 DEI推進室 シニアマネージャー 油田 さなえ氏）など、さまざまな業種のステークホルダーと共に行ったワークショップを通して得た考え方や今後の目標などが語られました。

第二部：IKEA Familyイベント「やっぱり家の日」に考える家での暮らし
第二部では、IKEA Familyメンバー(

を対象に、楽しく「家での暮らし（Life at Home）」を考えるセッションを実施しました。スウェーデン出身のタレント・映画コメンテーターのLiLiCoさんと、タレント・俳優の小田井涼平さん夫妻をゲストに、「家での暮らし」についてのトークセッションを行い、「（家族であっても）言わなくてもわかるということはありません。普段からよくコミュニケーションをとることが大切です。一緒にいて楽しいとか、毎日笑顔で仕事に出かけるためには、やっぱり『家』が大事なんだと思います」（LiLiCoさん）、「（LiLiCoさんと）一緒にスウェーデンを訪れたりすると、家族やパートナーを気遣っている男性の様子などをみて気づきをもらえることがあります。仕事の後、家族と過ごせる時間がとれること（ワークライフバランス）も大切だと思います」（小田井さん）など、お二人が考えるより良い家での暮らしのヒントとなるお話を伺えました。

また、本セッションでは、イケアオリジナルの「Life at Homeカードゲーム」をゲストと参加者全員で実施しました。「家事分担」や「睡眠不足」などの社会課題をテーマに、カードのキーワードを用いて課題を解決するためのアイデア考え、周りの人と共有するコミュニケーションを通じて、それぞれがよりよい「家での暮らし」を考える機会となりました。

イケアは、社会の平等・公平は、家での暮らしから始まると考え、「イクオリティ（平等）・ダイバーシティ（多様性）・インクルージョン（多様性の受け入れ）」の推進に注力し、さまざまなステークホルダーを巻き込んで、家での暮らし、過ごし方、役割分担の平等・公平などを考えた「Life at Home（家での暮らし）」を理解しようと取り組んでいます。「やっぱり家が好き」と感じられるような家でのジェンダー平等を実現するため、「Life at Home 2050」を立ち上げました。これからも、様々なステークホルダーの方々と共に、より良い家での暮らしを追求していきます。

「Life at Homeカードゲーム」- 遊びながら考えよう。家のこと、未来のこと。
「Life at Home 2050」を始動するにあたり行ったワークショップを通じて、私たちを取り巻く課題に対して、まずは私たちの考えや想いを内省し言語化すること、それを共有し対話を続けることが大切であると学びました。そこで私たちの大切な場所「家」を改めて振り返り、家での暮らしをよりよくするためのアイデアを楽しく考え、語り合えるカードゲームを開発しました。

私たちの暮らしにはたくさんの課題があり、それは家庭でのことだったり、家の外、つまり学校や職場、社会や地球の課題が家庭に影響していたりとさまざまです。このカードゲームでは、そんな課題について私たちが日々の暮らしの中でできることはないか、カードにあるキーワードを使って解決方法となるアイデアを考え、プレーヤー同士でシェアして楽しみます。ゲームをしながら普段話すきっかけのない家のことで話が弾んだり、自分の家の「当たり前」はほかの家では違ったりと、それぞれの暮らし方や考え方についての新しい発見があります。お子さまと一緒にご家族で、これから家庭を築くパートナーと、また友人や同僚となど、自由に楽しんでいただけるゲームです。プレーヤー同士の理解が深まると、お互いに思いやりを持って接することができるようになり、それがたくさんの人々の健康的でサステナブルな暮らしにつながると考えています。

「Life at Homeカードゲーム」プレゼントキャンペーン
IKEA Familyメンバーを対象に、イケア・ジャパンのオリジナルカードゲーム（非売品）を抽選で50名さまにプレゼントいたします。

応募期間：2024年８月20日（火）～ 9月17日（火）

応募方法：キャンペーンページにアクセスしてご応募ください。応募にあたってはIKEA Family
メンバーへのログイン、または新規登録が必要です。

キャンペーンページURL：

当選者発表：キャンペーン終了後に抽選を行い、当選者にはメールにてお知らせします。

プレゼント発送：９月下旬



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