MKタクシーが超高級SUV「マイバッハGLS」を導入! 驚きの豪華っぷりを紹介する!!

2024.05.30 17:20
この記事をまとめると
■MKタクシーがマイバッハGLSを使ったハイヤーを導入した
■マイバッハは元々飛行船のエンジンなどを手掛けていた
■今では世界のセレブ達が愛用するプレミアムブランドとしての地位を確立している
マイバッハってそもそもどんなブランド?
  2024年4月、東京など全国の主要都市で運行するMKタクシーが、超プレミアムブランド「マイバッハ」初のSUVであるマイバッハGLSを、タクシー/ハイヤーとして導入したと発表しました。ビジネスでの特別なゲストや大切な人と過ごす時間に、究極の快適さと洗練された上質さを備えた移動体験を提供したい、ということだそうですが、いったいどんなタクシー/ハイヤーなのだろうと興味津々な人も多いのではないでしょうか?
  そもそもマイバッハとは、現在はメルセデス・ベンツのハイブランド「メルセデス・マイバッハ」として世界中のVIPたちに愛されていますが、若いころから優秀な技術者であったヴィルヘルム・マイバッハによってドイツで創立されたブランドです。その才能を見出したのが自動車エンジンの父、ゴットリープ・ダイムラー。マイバッハはダイムラーの右腕として内燃機関の開発に力を注ぎ、その性能は高く評価されていました。
  ダイムラー亡きあとに独立し、当初は巨大飛行船LZ127、通称“ツェッペリン”のエンジン製造を担っていましたが、第一次世界大戦後にドイツでは航空機の製造が禁じられたため、自動車開発に踏み出します。そして1921年に最初のモデル「マイバッハW3」を発表。これが大いに評価され、ドイツ車初のV12気筒エンジン搭載車を発売するなど、プレミアムブランドとしての地位を確立していったのです。
  ところが戦後のドイツは経済的に疲弊しており、経営は厳しく1960年にダイムラーベンツによって買収されます。紆余曲折を経て、マイバッハが華々しく復活を遂げたのは、1997年の東京モーターショーでした。「メルセデス・ベンツ マイバッハコンセプト」が世界初披露されたのです。
  これはSクラスをベースに、全長6mを超える巨体に6リッターのV12気筒エンジンを搭載し、ダイムラー・ベンツをして「ホイールのあるラウンジ」といわしめる豪華さとなっていました。その5年後の2002年には、「57」「62」という最先端の超プレミアムセダンを発表。その発表会ではなんと、豪華客船として知られるクイーンエリザベス2号から車両をヘリコプターで吊り上げ、発表会場まで運んでくるという前代未聞の演出が度肝を抜いたそうです。
  ところが、このモデルの販売は芳しくなく、生産終了を余儀なくされてしまいます。しばらく沈黙のときが流れていましたが、2015年に再びメルセデス・マイバッハSクラスとして復活を遂げました。100年を超える歴史あるマイバッハのDNAがしっかりと注がれた高級車としての誇りと、メルセデスが追求する高い安全性が惜しげもなく投入された超プレミアムなモデルたちが、続々と登場しています。
マイバッハの名前だけあって超豪華!
  さて、その最先端モデルであるメルセデス・マイバッハGLSは、メルセデス・ベンツの最上級SUVのGLSをベースに、デザインからマテリアル、機能性や快適性を徹底的に磨き上げたラグジュアリーSUV。4リッターのV8ツインターボエンジン+ISGを搭載し、通常でも557馬力/730Nmというパワフルさをもちながら、ISGのブーストモードで瞬間的に22馬力/250Nmを上乗せすることができるという、モンスター級の走りを手にしています。
  インテリアは、ベースのGLSが7人乗りもあるのに対し、わずか4名だけのためのラグジュアリー空間という仕上がり。高級ヨットの艇内をモチーフにしたという、クリスタルホワイト/シルバーグレーのインテリアは眩しいくらいの豪華さで、庶民の感覚では「汚したらどうしよう……」と不安になるほど。でも標準装備はブラック内装だそうで、MKタクシー導入車もブラック内装となっています。
  ドアを開ければ、長さ206cmという巨大なサイドステップがせりだしてきて、座面が高いSUVでも乗り降りはスマートに。後席は7人乗りのGLSよりも12cmほど後方に配置されているので、足もとのスペースはとてもゆったりとしています。頭上にはパノラミックガラスルーフ、目の前には12.3インチのディスプレイ、手もとには折りたたみ式のサイドテーブルがセンターコンソールに格納されていて、なんとなんと750mlのシャンパンボトルが3本入る冷蔵庫と、シャンパングラスの格納スペースまであります。
  開けたボトルは保温機能付きホルダーに立てかけておけるという、配慮がすごいですね。夜になれば、まるでシャンデリアにように輝くルームランプや、室内をぐるりと囲むイルミネーションランプも幻想的な空間づくりに一役買ってくれそうです。
  そんなわけで、メルセデス・マイバッハGLS600 4MATICのお値段は、3220万円から! もしMKタクシーで乗るとすると、3時間で7万6000円、以降30分ごとに4500円だそう。なんだかお得に感じてくるような? プロポーズをするときなど、「ここぞ!」というときに奮発して乗ってみたいものですね。

あわせて読みたい

大人の愛車選び!バッテリー容量の向上でどこまでも快適に走る!〈メルセデス・ベンツ〉 EQS 450+
Safari Online
メルセデスの「GLC」と「GLCクーペ」に新たなエントリーモデル「コア」が登場
webCG
【数量限定】アウトドアシーンで活躍する合成香料フリーのオーガニックボディスプレー発売
PR TIMES Topics
Mercedes-Maybach EQS 680 SUV|100年の伝統はEVでも健在【文化系男子は電気自動車の夢を見るか?Vol.35】
UOMO
王侯貴族の移動空間 メルセデス・マイバッハ「EQS680 SUV」の贅沢とは
BRUDER
まるで花束みたい!「母の日限定オリジナルバウムクーヘン」
PR TIMES Topics
メルセデス・ベンツGLS/GLEクーペ/GLE エディション・ブラックスターズ
RESENSE
話題のクルマを品定め!これがファーストクラス!〈メルセデス・マイバッハ〉EQS 680 SUV
Safari Online
頑張る自分へ目で味わうご褒美を「アイスクリームブーケ」の販売を開始
PR TIMES Topics
「私も欲しくてたまらない!」と西川淳(自動車評論家)が5台の注目輸入車に乗って絶賛したクルマとは? 
ENGINE Web
メルセデス「Cクラス」に「Sports」「Luxury」の2モデルが追加!2つのパワートレイン、2つのボディと組み合わされ合計8モデル
CARSMEET WEB
地域食材使用した贅沢なこだわりのスパイス販売開始
PR TIMES Topics
名古屋MKが高級EV「BMW i7」を4台導入。静粛で快適な乗り心地をメータータクシーでも
PR TIMES
MKタクシー、沖縄で営業開始。3月21日から、大阪・神戸などに続き9都市目、那覇ではホテル・レンタカーに次ぎ本格参入
PR TIMES
モータージャーナリストの渡辺敏史が5台の注目輸入車に試乗! 「21世紀最強の内燃機関」を搭載したクルマとは?
ENGINE Web
自動車評論家の小沢コージ5台の注目輸入車に試乗! ロードスターとモーガン「どちらも同時に得たいならコレしかない」とお勧めする外車とは?
ENGINE Web
自動車評論家の小川フミオが5台の注目輸入車に試乗! 「クルマに飽きかけているひとはぜひ」とお勧めする外車とは?
ENGINE Web
EVの屋根開きオープンは斬新体験! 金子浩久(自動車評論家)が5台の注目輸入車に試乗 時代の先取りはこれか?
ENGINE Web