CHANNEL

インテル(R) Core(TM) i3 N305プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータを発売

2024.04.11 10:00

アドバンテック株式会社
～高性能・省スペース・省電力で、あらゆる産業のアプリケーションニーズを満たす～

アドバンテック株式会社（TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック)は、インテル(R)Core(TM) i3 Nシリーズ/ Atom(R) x7000Eシリーズ /Nシリーズプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータを2製品「MIO-2364」、「MIO-5154」の発売を開始します。

両製品ともに、インテルのプロセッサ(コードネーム:Alder Lake-N)を搭載しており、インテル(R)Core(TM) i3 N305プロセッサは、シングルスレッド性能が1.4倍、マルチスレッド性能が1.2倍、グラフィック性能が2倍、AI推論能力が3.5倍と従来のプロセッサよりも大幅にパフォーマンスが向上しています。またAlder Lake-Nは最大8コア/8スレッドでありながらも、TDPは6～15Ｗと低消費電力を実現したCPUです。

本CPU性能に加え、以下のメリットを兼ね備えた両製品は、お客様が開発されているアプリケーションへ柔軟に導入できることから、キオスク端末、スマート自動販売機、医療分野、ロボットアーム、AGV/AMRシステムなどのファクトリーオートメーションなど様々な業界への導入が期待できます。
■サイズに制約のあるアプリケーションに最適「MIO-2364」の特長
「MIO-2364」は、小型デバイスの業界標準であるPico-ITXフォームファクタを採用することで、搭載サイズに制約のあるアプリケーションのニーズを満たすことができます。

　 I/Oは、LAN、COM、USB、LVDS、HDMIに加え、Wi-Fi+bluetooth、LTE、SATA/NVMeなどのモジュールが追加できるよう2つのM.2スロットを備えています。

　さらに「MIO-2364」は標準でPoE/PSE（給電）に対応。LANケーブルを介してカメラなど外部機器に電源を供給することができます。またオプションでPoE/PD（受電）に対応することも可能です。

「MIO-2364」
■妥協のない小型のエッジデバイス「MIO-5154」の特長
　「MIO-5154」は、高度な集積基板設計により3.5インチフォームファクタで高い処理能力と低消費電力を実現することで、あらゆるアプリケーションのニーズを満たすことができます。

　I/Oは、LAN、COM、USB、LVDS、HDMI、DisplayPortに加え、Wi-Fi+Bluetooth、LTE、SATA/NVMeストレージなどのモジュールが同時に利用できるよう3つのM.2スロットを備えています。　さらにアドバンテック独自のサーマルソリューション「QFCS(Quadra Flow Cooling System)」により、ファンレスかつスリム化を実現しました。

「MIO-5154」
■「MIO-2364」と「MIO-5154」の共通仕様
-セキュリティWatchdog Timer対応だけでなく、ブートガード、セキュアフラッシュ、セキュアブート機能など有効にするためのBIOSカスタマイズサービスやTPM2.0モジュール(※オプション)を提供するなど、堅牢性に配慮しています。
-電源設計12V電源に対応。スタンバイモード時およびパワーオフモード時の消費電力を最小限に抑えた設計で、EUのエネルギー効率ErP指令に準拠しています。
-メモリDDR5テクノロジーを搭載しており、メモリクロックは4800Mhz。DDR4と比べデータ転送速度が向上しただけでなく、低電圧で動作するためエネルギー効率が向上しています。
-OSMicrosoft社およびCanonical社との協業により、WindowsおよびUbuntuオペレーティングシステムのライセンスを販売。運用中はセキュリティに関するアップデート情報を提供します。

■開発者向けサポートサービス：APIの提供
　アドバンテックは、シングルボードコンピュータなど産業用PCをお客様のアプリケーションに迅速に導入いただけるよう、システム保護やデバイス監視といったいろいろな機能をモジュール化した「SUSI API」を提供しています。本APIはクロスOS/クロスプラットホームに対応しており、新規導入時だけでなくアドバンテック製品間のアップグレード時も、開発工数の軽減に貢献できます。
※「SUSI(Secure and Unified Smart interface) API」とは・・・

>> こちら

■「MIO-2364」、「MIO-5154」の主な仕様