逮捕容疑は「サップ西成」。府警4課で「大物」と名指された「大阪最強の半グレ」の新たな戦いが始まる――

2024.04.02 12:30
徳間書店
『サップ西成自伝 奪還 「大阪最強の半グレ」と呼ばれた男』、好評発売中!

株式会社徳間書店(東京・品川区、代表取締役社長:小宮英行)は、大阪発の地下格闘技大会でスター選手として活躍し、「大阪最強の半グレ」と称されたサップ西成氏の、波乱万丈の半生を綴った初の著書『サップ西成自伝 奪還 「大阪最強の半グレ」と呼ばれた男』を3月27日(金)に発売致しました。
「サップ西成自伝 奪還」(徳間書店)
『サップ西成自伝 奪還 「大阪最強の半グレ」と呼ばれた男』
 かつて、大阪発の地下格闘技大会でスター選手として活躍し、大会を日本一の規模に育てた男は、西成で生まれ飢えと貧困に苦しむ幼少期を過ごす。
 二度の網膜剥離を経て大会の運営者となったが、「半グレ」の烙印を押されて大会は解散。
2013年に前田日明襲撃事件を起こし、表舞台から姿を消す。
 2023年、SNSが生んだ総合格闘技大会「BreakingDown」で衝撃の復活を遂げたが、2024年3月に逮捕された。容疑は「お前がサップ西成だから」――半生と不当逮捕の理由まですべてを明かす。


本書の内容


 「西成」で生まれ育った私は貧困による飢えに苦しむ。
力が序列を決定する弱肉強食の世界で生き抜くために暴力を覚えたが、恩師と柔道と出会う。
柔道の才能が進学の道を開いてくれたが、私は、そこから逃げ出してしまう。
またたく間に大阪府上位選手となったサップ西成氏(下段左)と恩師の栗本忠広氏(下段中央)
 こうして所在もなく、ケンカに明け暮れる放埒の日々を送る。そんな私が地下格闘技に流れ着き、与えられたリングネームが「サップ西成」である。
 元アスリートとして街のケンカ屋相手に当たり前のように勝利を重ねる私だったが、ある時、大阪に新たな地下格団体ができる話を耳にする。そのコンセプトに強い共感を覚えた私は、自ら志願して、その大会に参加。ド派手なプロモーションと選手ファーストの融合によって、大会は瞬く間に成長。網膜剥離で引退した私は運営会社の社長に就任する。
格闘技団体「X(仮名)」選手時代のサップ西成氏
1つの大会の出場選手が約50~60人、会場のキャパは約2000人──まさに「日本一」の地下格大会だ。
ところが間尺に合わない巨大さがアダになっていく。
 繁華街で大会の関係者を名乗る犯罪が横行。当時、世の中では関東連合に象徴される「半グレ」が社会問題となっていたことで、大会は関西最大の「半グレ」と認識されてしまう。
 こうして大会は消滅するが、その時、関西に進出してきたのが前田日明氏率いる地下格大会「THE OUTSIDER」だ。過去の遺恨も手伝って、窮した私は会場に乱入し、前田氏を襲撃した。

 逮捕、長期勾留を経て私が選んだのは「関西最強の半グレ」、「サップ西成」との別離だ。
飲食店経営者として格闘技とは無縁の長い沈黙の時間を過ごす。

 そんな私に突然訪れたのが、SNSが生み出した「現代の地下格」、「Breaking Down」への出場である。
トレーニングを終えて一息つくサップ西成氏
人気コンテンツへの露出によって、SNSでは過去が都市伝説を伴って拡大し、独り歩きしていった。
このままでは私は過去に潰されてしまう。実際、2024年3月の逮捕容疑は「お前がサップ西成だから」だった。
人権さえ認められない私は、沈黙を破ってすべてを明らかにすることにした――。
書誌情報
「サップ西成自伝 奪還」(徳間書店)
[書名] サップ西成自伝 奪還 「大阪最強の半グレ」と呼ばれた男
[著者] サップ西成
[構成] アンディ南野
[発売日] 2024年3月27日(水)
[定価] 2,090円(10%税込)
[判型/仕様] 四六判ソフトカバー
[発売] 株式会社徳間書店
[商品URL]
著者プロフィール


サップ西成(さっぷ・にしなり)
1977 年6 月生まれ。大阪府西成区出身。
高校無償入学に惹かれて中学1 年の後半から柔道を始め、すぐに府大会最上位に。宮崎県の鵬翔高校に入学後、中学時代の井上康生と稽古をする。
高校を中退し、10 代後半からアマ修斗を始めるが、すぐに頭角を表すもケガで一度目の引退。
29 歳で大阪地下格闘技大会『喧王』に参戦し、階級別王者に。自身も大阪で地下格闘技大会の運営、プロモートを始め全国最大の大会に成長させる。
2013 年3 月に、警察から大会が「半グレ」認定されたため、運営会社を解散。選手としても引退。
同年9 月に前田日明襲撃事件を首謀し、逮捕される。
2018 年に大阪府住之江区に居酒屋「左福」を開業。2022 年には大阪の超一等地、北新地で「福」をオープンする。
2023 年、約10 年間の沈黙を経てリングに復帰し、『BreakingDown』に参戦。格闘家としての余生を楽しむ一方で、後進の育成、プロモートに邁進している。

Instagram 
YouTube 
X 
アンディ南野(あんでぃ・みなみの)
1979 年2 月10日、大阪府大東市出身。
若い頃からけんかに明け暮れる「孤高の喧嘩師」と呼ばれる。
28 歳のとき、格闘技デビュー。地下格闘技「喧王」で2 度優勝。
2019 年の選挙では腕っぷしを買われて故安倍晋三元首相の警護を務めた。
毎週木曜、金曜には天満警察署と大阪市の要請で、北新地のパトロールを行い、違反者を摘発している。
盟友・サップ西成氏の処女作である『奪還』をプロデュースした。

Instagram 
YouTube 
X 
本件に関する報道関係者のお問い合わせ先


【徳間書店PR窓口】
株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部
pr★c-pub.co.jp (★は@に変換してお送りください)

あわせて読みたい

ミニスカワンピで大胆ピッチングの笹川萌「小2のクリスマス、ゲームキューブと『どうぶつの森』がほしいとお願いしたらミズノのグローブが置いてあって泣きました」
集英社オンライン
「求められてるのは殴り合い」群馬の喧嘩自慢だった男は“Mr.ブレイキングダウン”と呼ばれ…川島悠汰がぶつかった“1分間格闘技の壁”
NumberWeb[格闘技]
dアニメストアCMに須田景凪氏の新曲起用
antenna
月間2000万PVを記録するウェブサイト「オモコロ」代表・長島健祐氏の初のビジネス書『センスは5% クリエイターをサポートするための45の技術』3月27日(水)刊行
PR TIMES
「彼女は地元で有名な美少女でした」日本代表・森保一監督は妻とこうして出会った…長崎の親友が証言する「本当にいい雰囲気の夫婦です」
NumberWeb[Jリーグ]
dアニメストアが新テレビCMを公開!
antenna
逮捕者続出のブレイキングダウンが問われる「格闘技か、喧嘩か?」 一般的な生活が分からない“不良たちの実像”「大きい声を出すか手が出るか…」
NumberWeb[格闘技]
新しい犯罪者集団「トクリュウ」を「オール警察」が本格的に取り締まり始めた…「やりたい放題」の犯罪のツケ
現代ビジネス
東急の新しいデジタルチケットサービス「Q SKIP」の魅力
antenna
シルクの魅力と可能性を発信するTHE RICH BreakingDown12、メインスポンサーに就任
PR TIMES
【追悼・曙太郎さん】ボブ・サップvs曙の衝撃カードでK-1が紅白を超えた「異常な年」 - ノスタル研究所
ダイヤモンド・オンライン
初文庫化(月村了衛氏、森村誠一氏)、書下し(鈴峯紅也氏、鳴神響一氏)、文庫オリジナル(矢月秀作氏)、新装版(近藤史恵氏)など、徳間文庫の3月新刊は現代ミステリーの傑作揃い!
PR TIMES
バン仲村、「令和の虎」での不適切発言に謝罪も「自分が何言ったか本当に理解してます?」批判相次ぐ
All About
東京ドームライブで解散するBAD HOP…日本ヒップホップ界の最高到達点がくれた夢と音楽業界にもたらすものとは
集英社オンライン
シリーズ累計10万部突破! 生きる伝説“大谷翔平”の活躍の舞台裏を、名物番記者がメジャーの視点で綴った第2弾『SHO-TIME 2.0 大谷翔平 世界一への挑戦』が3月1日発売!!
PR TIMES
「なにをコラァ、お前っ」前田日明ブチギレ“伝説の控え室ボコボコ事件”…29年前のあの日、何が起きたのか? 坂田亘の対戦相手が証言する真相
NumberWeb[格闘技]
《哀悼・曙さん》「ボブ・サップかぁ」とつぶやくと電信柱に向かって突然パンチを打ち始めた…周囲から99%反対される状況で、なぜ元横綱・曙太郎は「K-1」へ参戦したのか? 
集英社オンライン