スタートバーン、公益財団法人DNP文化振興財団が主催する永原康史の企画展「時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅」に、Startrail PORTとFUN FAN NFTを提供。

2024.03.28 14:47
スタートバーン株式会社
スタートバーン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役: 施井泰平、以下スタートバーン)は、公益財団法人DNP文化振興財団(本社:東京都中央区、理事長:北島 義俊、以下DNP文化振興財団)が主催する永原康史の企画展「時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅」で展示される作品に「Startrail PORT」を提供します。また、開催される2024年3月27日(水)~5月26日(日)の期間で「FUN FAN NFT」が利用されます。
■ 永原康史の作品制作背景

永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆的なグラフィックデザイナーです。2023年度をもって退任した多摩美術大学情報デザイン学科教授を含め、複数の大学で教授を歴任しました。教鞭を取っている際に、学生にはアートブックでの作品発表を勧めてきましたが、卒業後に発表する場が少ないことからその継続に課題感を持ちました。そこで、アートブックを定着させる方法としてNFTに着目したのが今回の展覧会に導入するきっかけになりました。

今回の回顧展では、永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。スタートバーンが提供するブロックチェーン証明書サービスStartrail PORTでは、作品情報を改竄されずに長期的に残し過去の作品を未来に届けることができます。FUN FAN NFTでは、手軽に無償のNFTを届けることができ、来場者はイベントに参加する体験を共有するだけでなく、その体験を振り返ることもできます。


■ Startrail PORTによって期待される効果

「Startrail PORT」は、ブロックチェーンインフラStartail上のNFT(ブロックチェーン証明書)を発行・管理することができるサービスです。 アート作品や工芸作品などを含めた希少性の高いコンテンツのあらゆる履歴を、ブロックチェーン上に安全に記録・管理することができ、それにより作品の信頼性と真正性の担保が可能になります。
今までギャラリー、オークションハウス、美術館、ECサービスなど、様々な作品・コンテンツの真正性担保に活用されています。


■ FUN FAN NFTによって期待される効果

FUN FAN NFTは、リアルスペースで簡単にNFTの配布・販売・チケットとしての利用ができるアプリです。来場特典やスタンプラリーの施策に用いることで、イベントにおける回遊性の向上や再来場率の向上につながります。来場者は、会場の様々なスポットや同じ会場を複数回訪れることで、デジタルNFTをコレクションすることができ、コレクションするとNFT保持者限定の特典なども貰えます。イベント後もNFTを使って、参加したイベントを振り返ることができます。
今まで博物館、美術館、アートイベントなど様々な文化施設における回遊施策や再来場施策に活用されています。


■ Startrail PORTとFUN FAN NFTに活用されているブロックチェーンインフラ「Startrail」

Startrail PORTとFUN FAN NFTは、どちらもスタートバーンのブロックチェーンインフラ「Startrail」上のNFTを発行・管理できるサービスです。Startrailは、登録された作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指しています。 Startrail上に発行されたNFTでは、NFTを発行した事業者の情報はもちろん、その後の展示や取引、修復や鑑定など、作品の価値に関わるさまざまな情報やデータを記録できます。


■ 「時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅」に関して

永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。
 「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。
 本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

会場:京都dddギャラリー 〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
開館時間:火曜~金曜は11:00~19:00 土日祝は11:00~18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)※4月30日(火)、5月7日(火)は祝日の翌日のため休館
オープニング・レセプション:3月27日(水)17時~19時(入場自由)
トークイベント:4月6日(土)15時~16時半(要予約)/ゲスト:高尾俊介 
主催:公益財団法人DNP文化振興財団
協力:施井泰平(スタートバーン)、高尾俊介、ニコール・シュミット、加藤明洋、楠見春美
■ 永原康史 プロフィール

1955年大阪府生まれ。グラフィックデザイナー。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学(視覚情報デザイン)。電子メディアや展覧会のプロジェクトも手がけメディア横断的に活動する。1983年、永原康史事務所設立。1997年~2006年IAMAS(岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)教授。2006年~2023年多摩美術大学情報デザイン学科教授。2005年 愛知万博「サイバー日本館」、2008年 スペイン・サラゴサ万博日本館サイトのアートディレクターを歴任。2022年には初の作品集『よむかたち デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践』を刊行、『デザイン・ウィズ・コンピュータ』(1999年)、『デザインの風景』(2010年)、『インフォグラフィックスの潮流:情報と図解の近代史』(2016年)など著書多数。監訳にジョセフ・アルバース『配色の設計』(2016年)、オットー・ノイラート『ISOTYPE』(2017年)、カール・ゲルストナー『デザイニング・プログラム』(2020年)がある。近刊に『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』。


■ スタートバーン株式会社について

スタートバーンは世界中のアーティストそしてアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指す会社です。アート作品の信頼性や真正性の担保および価値継承を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築しています。

【 公式サイト 】
■ Startrailについて

スタートバーンが構築を先導する、アートのためのブロックチェーンインフラです。作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指しています。 Startrail上に発行されたNFTでは、NFTを発行した事業者の情報はもちろん、その後の展示や取引、修復や鑑定など、作品の価値に関わるさまざまな情報やデータを記録できます。また、作品の二次流通・利用について設定した規約がサービスを横断して引き継がれ、長期的に作品を管理することができます。ブロックチェーンの性質上、これらの情報の削除・改ざん・複製はできません。絵画や彫刻などの物理的な作品はもちろん、画像、映像、音声などのデータにもとづくデジタル作品、さらにはインスタレーションなど、さまざまな作品の形式に対応しています。

【 公式サイト 】
■ 「FUN FAN NFT」について

リアルワールドとデジタルをQRコードで繋ぐNFTマーケティングソリューションです。ユーザーは複雑なNFT特有のステップを経ずに、QRコードをスキャンするだけのとても簡単なユーザー体験で、NFTを取得することができます。アートやエンタメ、観光の分野などで、イベント主催者はより多くのファンと繋り、関係性を構築できます。当アプリはスタートバーンの運営のもと、アートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail」が活用されています。

【 公式サイト 】
■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ先

スタートバーン株式会社
広報担当
pr@startbahn.jp

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