【解禁!新刊情報】染織家 志村洋子の第2染織作品集

2024.03.04 13:54
株式会社求龍堂
染織家の志村洋子、待望の第2染織作品集『鏡 志村洋子 染と織の心象』2024年10月初旬 書店配本予定

2011年1月に刊行された志村洋子『志村洋子 染と織の意匠 オペラ』に続く染織作品集の情報が公開されました。
染織家の志村洋子の第2染織作品集。
あるがままの自然の風景を写す染織がある。また、架空の世界や心のなかの風景―心象を写す染織がある。
志村洋子は自らの心象風景をいかに染め織るかを求めてきた作家である。
祖母・小野豊、母・志村ふくみから受けついだ植物染料による絹の紬糸をもちいた「しむらのいろ」を継承してきた志村洋子にとって、染織とは自身の生を染め織るということと同義であり、作品は心象の「鏡」であった。本書は、志村洋子の独自の世界観から生み出された最初期の作品から最新作までを編んだ作品集。
着物《志摩》2021年 撮影/森山雅智 撮影協力/アサヒグループ大山崎山荘美術館  (C) Yoko Shimura, Masatomo Moriyama  着装/村治佳織 着付/山崎真紀 ヘアメイク/久保木 純
メインタイトル:鏡
サブタイトル:志村洋子 染と織の心象
シリーズ名:しむらのいろシリーズ
著者/志村洋子 写真/森山雅智
着装/村治佳織(ギタリスト)
ブックデザイン/葛西薫+中本陽子(サン・アド)
寄稿(画)/萩尾望都(漫画家)
論考/川井遊木(アサヒグループ大山崎山荘美術館主任学芸員)
撮影協力/アサヒグループ大山崎山荘美術館
着物《シモーヌ》2020年 撮影/森山雅智 撮影協力/アサヒグループ大山崎山荘美術館  (C) Yoko Shimura, Masatomo Moriyama  着装/村治佳織 着付/山崎真紀 ヘアメイク/久保木 純
着物《笹りんどう》2021年 撮影/森山雅智 撮影協力/アサヒグループ大山崎山荘美術館  (C) Yoko Shimura, Masatomo Moriyama
【仕様】(予定)
B5判変型(251×188mm)
並製本カバー掛け、144頁、日英併記
予価:本体価格4,000円前後 
公式ページ:
【構成】
第1章:夢 近江幻想
 作家の原点である近江の自然の風景と、植物染料、染織作品を折り重ねた章。

第2章:鏡 『薤露行』より
 夏目漱石著『薤露行』に登場する高い塔に幽閉された機織り姫・シャロットの女をイメージして作品を着装した章。

第3章:袖 儘よ振る
 着物の代表作とともにこれまで心象をいかに染め織ってきたかを作家自身の言葉により紐解く。

第4章:舟 花曼荼羅
 寄稿、論考、年譜等
着物《五節》2023年  撮影/森山雅智 撮影協力/アサヒグループ大山崎山荘美術館  (C) Yoko Shimura, Masatomo Moriyama
【著者略歴】
志村洋子(しむら ようこ)染織家・随筆家
東京都生まれ。「藍建て」に強く心を引かれ、30代から母・志村ふくみと同じ染織の世界に入る。1989年に、宗教、芸術、教育など文化の全体像を織物を通して総合的に学ぶ場として「都機工房(つきこうぼう)」を創設。2013年に芸術学校アルスシムラをふくみ、息子・志村昌司とともに開校。
著書/『オペラ 志村洋子 染と織の意匠』 (しむらのいろシリーズ) 求龍堂、2011
『色という奇跡 母・ふくみから受け継いだもの』新潮社、2017

写真/森山雅智(もりやま まさとも)写真家 www.ra-jin.com
東京都生まれ。大学時代を北海道の大自然の中で過ごす。東京に戻り写真家・鍋島徳恭に師事。独立後、日本の伝統文化に関わる撮影を積極的に行う。東日本大震災を機に京都に居住。その後、奈良への転居を経て2022年に本書の舞台でもある滋賀県の近江八幡市に移住し現在に至る。
写真集/『BUDO Japanese Martial Arts』日興美術株式会社出版局2018、同書で「2018 International Book Awards 多文化ノンフィクション部門」最優秀賞受賞。

★本書に関するお問い合わせ
株式会社 求龍堂 編集担当:三宅奈穂美
e-mail: miyake2@kyuryudo.co.jp 電話:03-3239-3382
【会社概要】
美術書専門の出版社、求龍堂の軌跡。
求龍堂は1923年(大正12年)に現社長の足立欣也の祖父・石原龍一(本名:足立隆一)が絵画の売買と美術書籍の出版を目的に東京都・神田に創業。今日に至るまで世界中の芸術を美しい本に編んで出版し、美術書の伝統を担う出版社として、優れた出版技術の粋を尽くした企業活動により「美術書の求龍堂」と認められてきた。
社名の名付け親は画家の梅原龍三郎。現在のロゴは染色家の芹沢銈介によるもの。
求龍(きゅうりゅう)は仏語の「CURIEUX」からとったもので、「芸術的あるいは知的好奇心を求める」「常に新しきを求める」ことを意味し、東洋の「龍」に理想を求め、洋の東西を問わず、龍のように時代という雲間を縦横無尽に飛び、常に革新を求め、読者の皆様に真の感動とよろこびを提供し続けている。

社名:株式会社求龍堂
本社所在地:東京都千代田区紀尾井町3-23 文藝春秋新館1階
代表取締役:足立欣也
創業:1923年
事業内容:美術・文化関連図書の出版、美術印刷物の企画製作、美術品売買など
HP:

あわせて読みたい

<きものやまと>ブランド初のオリジナルメンズゆかたをリリース
PR TIMES
若手デジタル・スカルプター、高木アキノリ、Sagata Kick、RYO(ねんど星人)、Entei Ryu、タンノハジメ、峠野ススキの6名が、全力で造形したドラゴンの作品集&スカルプトテクニック
PR TIMES
dアニメストアが新テレビCMを公開!
antenna
ビートルズが日本のホテルで描いた絵画が約2億円で落札! 作品中央にはテーブルランプの痕跡
ARTnews JAPAN
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の2Dアートと3Dモデル、それら制作スタッフの声が詰まった公式美術設定集が3月28日発売!
PR TIMES
東急の新しいデジタルチケットサービス「Q SKIP」の魅力
antenna
思わず目を背けたくなる人間の陰鬱さ、もの悲しさ、怪奇さをテーマとした、美しくもダークな芸術作品集『暗闇の美術 陰鬱でもの悲しく怪奇な作品集』の発売を、求龍堂が開始しました。
PR TIMES
鳩サブレの「干支缶」やデニーズのメニューデザインなど企業とのコラボレーションでも知られる、次世代注目アーティスト、古家野雄紀の初画集を刊行しました。
PR TIMES
焙煎所移転を機に併設されたSingle O Ryogoku Caféをグランドオープン
PR TIMES Topics
ようこそ、生物と性の世界へ! 本日、『生物と性 神秘の最適化戦略』が刊行されました。生殖器から繁殖行動まで、すべてが多様性、魅力、驚きに満ちている。生命の創造力はここから始まった・・・
PR TIMES
『暗闇の美術 陰鬱でもの悲しく怪奇な作品集』が発売。陰鬱さ、もの悲しさ、怪奇さがテーマの芸術作品集
IGNITE[トレンド]
白井屋ホテルから母の日限定”クッキー缶” 「ラ フェット デ メール」登場
PR TIMES Topics
国立西洋美術館史上、初となる現代美術展。その参加作家によるインタビュー集を、3月23日(土)より一般販売開始。
PR TIMES
太宰府天満宮の自然と向き合い、10年の歳月を重ねて描いた清新な世界。日本画家・神戸智行の初の作品集を4月25日(木)より刊行。
PR TIMES
"木育"で自然の素朴さと温かさを感じ創造力が鍛えられる2in1木製三輪車 発売
PR TIMES Topics
関東大震災絵図からリハビリとアート、村上由鶴のアートとフェミニズムを考える入門書まで。『美術手帖』2024年1月号ブックリスト
美術手帖
【本と名言365】ドナルド・ジャッド|「私は常に建築に関心を抱いてきた。」
Casa BRUTUS
あなただけの特別な香りが作れるワークショップを開催
PR TIMES Topics
書評:モダニズム批評の呪縛を超えて。加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』
美術手帖
書店員が本気で選んだ203冊 美術書カタログ「defrag3」刊行
PR TIMES
これがにんじんジュース? 驚きのカゴメ新商品を体験レポート
antenna