中村キース・ヘリング美術館が、森アーツセンターギャラリーで開催中の「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」に特別協力

2024.02.18 10:00
中村キース・ヘリング美術館
東京会場は2月25日(日)まで

 世界で唯一のキース・ヘリングの美術館である中村キース・ヘリング美術館(山梨・小淵沢)は、現在森アーツセンターギャラリー(東京都・六本木)で開催されている「キース・ヘリング展アートをストリートへ」(会期:2024年2月25日(日)まで)の特別協力として監修および約140点の作品を出品をしています。
 本展は、総作品数約150点で構成され、キース・ヘリングがアーティストとして活動した10年程の間に制作した作品の全容を概観する展覧会です。
明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。
ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークで地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうち創作活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。

本展は6メートルに及ぶ大型作品や日本初公開含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後まで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。
 多くのお客様にご来場いただいている「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」展は、閉幕まで残り一週となりました。この機会に是非キース・ヘリングの作品をご覧ください。

■ 見どころ
1. ヘリングを一躍有名にしたサブウェイ・ドローイングを一同に
今回展示されているキース・ヘリングの名前が世界に広く知られるきっかけとなったサブウェイ・ドローイン》プロジェクトの作品7点のうち、当館より2点の《無題(サブウェイ・ドローイング)》を出品しています。他5点はニューヨークから出品され、日本初公開です。
このプロジェクトによって描かれた作品は、コミカルで明るい表現から社会への風刺を感じさせるものまで多彩な作風であったることを体感してご覧いただけます。
      表参道にて photo by Akira Kishida
2. キース・ヘリングが東京で活動する姿をリアルに体感
1988年1月、ヘリング自身がデザインしたグッズを販売するポップショップの2号店である「ポップショップ東京」のオープンに伴い来日しました。
日本を愛し東京には何度も訪れていたヘリングが、雑誌の取材のため現在の表参道ヒルズ前の歩行者天国に行き、路上にチョークで描いた際に撮影された岸田晃氏撮影の一連の写真や、路上でブレイクダンスを踊っていたCHINO氏とその仲間たちの周辺に即興で描いている映像をヘリングが絵を描いたジャージとともに展示しております。また、本展の「ポップショップ東京」の資料は、当館のコレクションよりすべて当時ポップショップ東京のグッズやヘリングの作品を愛し、保管されていた方々からお寄せいただいたものを出品しています。
ヘリングが表参道で作品を描き、東京の見慣れた背景で人々と交流する姿は、ヘリングが来日してさまざまな活動をしていたことをよりリアルに感じられる機会となるでしょう。

All Keith Haring Artwork (C)Keith Haring Foundation

■ 展覧会概要
■ 巡回情報

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