買取額が他社査定の200万円以上になる場合も！　高価買取が狙える買取オークション「セルカ」って何？【後編】

　前回、実際に編集部でクルマを売却し、その実力を証明したセルカ。今回は、そんなセルカの実績をさらに紹介するとともに、大阪オートメッセへの出展や実店舗オープンなど、リアルイベントの最新情報をお届けしよう！

　　売切価格（最低落札額）1500万円としていたGT-Rマガジン編集部所有のＴスペック（2022年モデル）が1621万2980円で落札。その実力を見せつけた愛車買取オークション「セルカ」。従来の中古車流通で発生していた中間業者をカットし、セルカ独自のオークションに出品。一般ユーザーと全国のクルマ屋さんを直接繋ぐことで、高値売却を実現するシステムだ。しかし「人気があって、年式も新しいクルマだからでしょ？」と疑う声もチラホラ……。そこで今回は、さまざまなタイプのクルマにおける売却実績を見ていこう。

　　ピックアップしたのは以下に記す4タイプ。高級車や大衆車など一般的なクルマはもちろんのこと、カスタム車やスポーツカー（旧車）といった専門店が取り扱うようなクルマについても、他社を上まわる高値で売却できている。それを実現しているのが、約7000社（※2023年12月19日登録ベース）を擁するバイヤーの存在だ。さまざまなジャンルを得意とする業者が集まり、その業者間で値付けをして価格を競い合うシステムになっているため、専門知識が必要となるようなクルマについても、その価値をしっかり評価してもらえるのが嬉しい。

　　また自分で出品したクルマのオークションの状況はリアルタイムでチェックすることができるため、落札額は明朗会計。昨今、一般ユーザーからの信頼を失いつつある中古車業界において、”安心して高く売れる”のがセルカなのだ。実際、Tスペックを売却した際にも、複数の業者が激しく競り合いを展開。
　　その結果、売切価格を大きく上回る金額で落札されたのだ。気になる人は、セルカのホームページでオークション実績をチェックしてみてほしい。軽自動車から超高級車、さらには並行輸入車や驚きのビンテージモデルまで、さまざまなメーカーや車種の売却実績を見ることができる。

　スープラSZ-R 年式：1995年 型式：E-JZA80 走行距離：24万1146㎞ 排気量：2990cc 修復歴：あり 入札数：109件 成約日：2022年5月16日 セルカ実績 294.6万円→144.6万円アップ!（他社見積額150万円）
　車高調やエアロなどカスタマイズされた80スープラ。走行距離24万㎞超のクルマだが、他社を大きく上まわる驚きの買取額となった。「他社さんのほぼ2倍の価格で売却することができました。電話での対応もわかりやすくて良かったです。また利用させていただきたい」とオーナーさんも大満足の様子。

　ジープ・ラングラー アンリミテッド3.6 サハラ サージグリーン 年式：2021年 型式：3BA-JL36L 走行距離：1万9783㎞ 排気量：3600cc 修復歴：なし 入札数：76件 成約日：2022年7月25日 セルカ実績 741.3万円→101.3万円アップ!（他社見積額640万円）
「査定もスピーディで、オークションをリアルタイムで見られるのはエンタメ的にも面白かったです。みるみるうちに金額が上がり、売り切りランプ点灯後の盛り上がりには興奮しました」と喜びを隠せないオーナーさん。落札価格には大満足だそうで、「ぜひお試しあれ（笑）」とのこと。

　メルセデス・ベンツ Ｇ400ｄ AMGライン 年式：2021年 型式：3DA-463350 走行距離：9248km 排気量：2920cc 修復歴：なし 入札数：177件 成約日：2023年9月4日 セルカ実績 1687.3万円→127.3万円アップ!（他社見積額1560万円）
　オークションで売り切りランプが点灯してからの最後の数分、いや数秒の入札攻防は興奮ものだったというMさん。「売り切りの金額設定は重要です！」と語る。他のバイヤーを上回れば確実に落札できるとわかれば、入札も自ずと盛り上がるのだ。「次回もまた依頼したい」と言う。

　フェアレディＺ ニスモ 年式：2017年 型式：CBA-Z34 走行距離：1104㎞ 排気量：3690cc 修復歴：なし 入札数：154件 成約日：2018年7月27日 セルカ実績 421万円→91万円アップ!（他社見積額330万円）
「新車で買ったクルマで、状態は良かったので400万円以上が希望でしたが、傷で塗装を一部修復していることで、買取店では相場より大幅に下げられました。セルカは納得する金額なら売るという選択ができるのが魅力でした」とオーナーさん。設定金額についても親身に相談にのってくれたという。

　プリウス A 年式:2016年 型式:DAA-ZVW51 走行距離:1万2830㎞ 排気量：1790cc 修復歴：なし 入札数：14件 成約日：2023年8月7日 セルカ実績 150.2万円→40.2万円アップ!（他社見積額110万円）
　スタンダードなクルマでも、セルカでは買取店よりも高値で売却できる可能性が高い。「他社の買い取り見積もりより40万も高く売ることができました。セルカに依頼すると査定員が来てくれ、あとはほとんどお任せでオークションに出してもらえて簡単でした! 　次回も利用したいと思いました」と、オーナーさんはセルカの使いやすさにも納得した様子だ。

　　これまでセルカは、主にWEB上でサービスを提供してきた。マイページを見れば手続きの流れがわかるようになっており、電話やLINE、メールでの問い合わせも受け付けてくれる。しかし、「実態がないことが少し不安だ」という人も少なからずいるだろう。そんなアナタに朗報！
　　なんとセルカ初となる実店舗が2023年12月20日、「ららぽーと堺」（大阪府堺市美原区黒山22-１）の3階にオープンしたのだ。利用者は店頭で受付ののち、検査を実施（30～60分)。その間、利用者の立ち会いは不要で、他の店で買い物をしていられるので、時間を有効活用できる。そして検査終了後に最低落札価格(売切金額)を決めて出品手続きは完了。あとはオークション→売却という流れはこれまでと変わらない。
　　もちろん、まずはセルカオークションに関する相談だけしたいという人も大歓迎だ。

　　先日開催されたジャパンモビリティショーに出展し、愛車買取オークションの魅力をアピールしたセルカが、2月10日（土）～12日（月･祝）に開催される「大阪オートメッセ2024」にも進出決定！　当日は、セルカのオリジナルエコバッグを無料配布するほか、手数料割引チケットの配布（※配布条件あり）、プロの査定員が常駐するクルマ売却に関する相談会が実施される予定。

　　また最終日となる12日はオークション開催日（毎週月･金）と重なるため、ブースにてリアルタイムでオークションの様子を中継するという。クルマの買い換えや売却を考えている人、またセルカオークションに興味がある人は、ぜひ気軽に3号館のセルカブースまで!!

　一般的な買取専門店やディーラーの下取りと比べて、システムの仕組み上、高値で売却できる可能性が高くなっているセルカ。そのなかで、他社見積よりも売却額が大幅にアップした例を紹介しよう。走行距離が約4万㎞のマスタングは他社査定額で250万円に対し、セルカでは398万円で落札。148万円も金額がアップした。続いてシルビアは走行距離約7万㎞。やはり他社査定額は250万円だったそうだが、なんとセルカでは440万円で落札。190万円も高く売れた！　最後に走行距離約2万㎞のLX。国内外で人気のモデルだが、他社査定額950万円に対し、セルカではなんとなんと、1224万円!!! 　274万円も金額がアップして落札されたのだ。

　2013年式：フォード･マスタングV8GT

　1999年式：日産シルビア･スペックRエアロ

　2021年式：レクサスLX570ブラックシーエンス

①エアロパーツやホイールなどカスタマイズされたクルマ
　　カスタマイズやチューニングが施されたクルマは購入するユーザーが限定されるため、一般的な買取店やディーラーでは査定額が低くなりがち。しかしセルカオークションにはカスタマイズ車を得意とするバイヤーも参加しているため、パーツの価値を理解し、高額査定に繋がる可能性がある。
②ローンが残っているクルマ
　　ローンが残っているクルマも売却可能。売却金額を元にセルカが代理でローン会社へ一括返済してくれる。ただし売却金額がローン残債額より低い場合はセルカに不足分を支払う必要がある。
③水没車や事故車など
　　セルカで出品できないのは、車検証のないクルマ、国内未登録車（並行車両）、抵当権など約定担保権が設定されているクルマ、名義変更のための必要な書類が取得できないクルマなど。またオークションに出品しても手数料（2万9700円）を下まわる可能性が高い場合も出品は不可となる。それ以外であれば水没車や事故車でも出品可能だ。
④並行輸入車
　　一度日本で登録され、ナンバーが付いた車両であれば、並行輸入車でもセルカオークションを利用することが可能。これまでも北米トヨタのタンドラやタコマ、インフィニティのFX35、日産タイタン、ホンダ・パイロットやフォードF-150といったクルマがセルカオークションで売却されている。