後席も使えてバカッ速って控えめに言って最高じゃないか! 国産4ドアの稀少なホットモデル4台

2024.01.24 17:20
この記事をまとめると
■国産4ドアのスポーツモデルを一気に紹介
■日産のスポーツセダンやトヨタの名機「4A-G」を搭載したセダンが存在
■ホンダのスポーツグレード「タイプR」にも4ドアモデルが存在していた
まさに羊の皮を被った狼的なモデルたち
  スポーツカーというと、2ドアクーペや2ドアオープンというイメージが強いかもしれない。確かにクーペは見た目からしてスポーティだし、駐車しているだけでもサマになるのは間違いない。
  しかし、実用性が高い4ドアモデルにもスポーティな走りを楽しむことができるモデルは少なからず存在している。今回はそんな4枚ドアのスポーツモデルのややレアなモデルを独断と偏見でピックアップしたい。
日産スカイライン 400R
  日産を代表するスポーツセダンと言えば、やはりスカイラインだ。現行型であるV37型は、登場時はインフィニティのエンブレムを装着したり、ダイムラー製のエンジンを搭載したりと迷走したこともあったが、2019年7月のビッグマイナーチェンジで日産エンブレムに再び回帰。
  そして、ガソリンモデルには再び自社開発のV6エンジンが復活し、そのVR30DDTT型エンジンをベースに更なるチューニングを施して405馬力を叩き出す「400R」も追加設定されたのだ。
  V37型スカイライン自体は2013年デビューと決して新しいモデルではないが、400馬力オーバーのFRスポーツセダンが600万円以下で購入できるというのは破格とも言えるし、その走りはライバルと比較しても遜色のないものとなっている。
トヨタ・カローラ/スプリンター GT
  トヨタが誇るベーシックセダンとして、現在でもラインアップに君臨するカローラ。残念ながら現行型はマイナーチェンジでMT車は廃止となってしまったが、過去にはホットな心臓部を持ったスポーツセダン「GT」がラインアップされていたこともあった。
  そのGTの名を冠する最後のモデル(モデリスタ製のアクシオGTは除く)が110系のカローラと販売店違いの兄弟車スプリンターの世代だ。
  じつは110系、前期型ではスポーティグレードが存在していなかったのだが、1997年4月のマイナーチェンジのタイミングでGTが復活。このGTは165馬力を発生する名機4A-G型エンジンを搭載し、4速ATのほか6速MTも設定し、クーペモデルのレビン/トレノとまったく同じスペックを持つホットグレードだったのだ。
えっ、セダンが存在したの? 的なモデルも
日産パルサーセダン VZ-R
  日産パルサーといえば、WRCにも挑戦したGTI-Rを擁する4代目が知られるところだが、その次の5代目モデル時代にもマイナーチェンジのタイミングでホットなグレードが追加されていた。それが1.6リッターながら175馬力の高出力を実現したSR16VE型エンジンを搭載した「VZ-R」というグレードだ。
  VZ-Rはハッチバックモデルに設定されていたことは知られるところだが、じつは4ドアセダンにも設定がなされており、前述のカローラ/スプリンターと同じ時期に高回転高出力なエンジンを搭載したセダンが存在していたということになるワケだ。
  ただ、出力こそパルサーのほうが上まわっていたが、トランスミッションはパルサーが5速となっており、どちらを選ぶかは好みが分かれるところとなっていた。
ホンダ・インテグラタイプRセダン
  NSXに続くタイプR第2弾として1995年10月に登場したインテグラタイプRは、1.8リッターながら200馬力を誇るエンジンとFFながらシャープな回頭性を誇るハンドリングマシンとして高い評価を集めた1台だ。
  そんなインテグラタイプRは3ドアハッチバックのイメージが強いかもしれないが、じつはベースとなったインテグラ同様、3ドアハッチバックのほか4ドアハードトップモデルも用意されており、ドアの分だけ50kgほど車重はアップしていたものの、3ドア同等の切れ味を持つハンドリングを誇っていた。
  ただし、やはりほとんどのユーザーは3ドアモデルを購入していたようで、中古車としても非常に希少な状態となっているが、3ドアほど手荒に扱われたものが少ないため、じつは狙い目の1台といえるかもしれない。

あわせて読みたい

「スカイライン黒歴史?」メルセデスベンツのエンジンが載った12代目は迷走していたのか
FORZA STYLE
踏めば踏んだだけ気持ちよく加速するエンジンだった! クルマ好きから珠玉の直6ターボ「1JZ-GTE」が愛された理由とは?
ベストカーWeb
これがにんじんジュース? 驚きのカゴメ新商品を体験レポート
antenna
パジェロ ランエボ スカイライン ロードスター……日本の名門車たちの最も売れた歴代モデル
ベストカーWeb
こんな魅力的なクルマ作ってるなら日本でも売ってよ! 国産メーカーの「海外専売モデル4台」に乗りたい欲が止められない
WEB CARTOP
世田谷のまちの雰囲気を味と香りに落とし込んだオリジナルブレンドコーヒー「まちの珈琲」販売
PR TIMES Topics
グーな仲間は乗っている!硬派なSRも登場、充実の兆しを見せる「二代目スプリンター」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第42回
CARSMEET WEB
今や400万円オーバーなのに……3万円でブルーバード購入!? セリカXXにファミリアなど名車揃い! 昭和生まれの初めてのクルマ
ベストカーWeb
哺乳びんのプラスチック素材を再利用したジュエルリング「stone ring (baby bottle version)」販売
PR TIMES Topics
レジェンドって単なるオヤジセダンじゃないんだぜ! ソアラやレパードなんて目じゃないレジェンド・クーペの存在感
WEB CARTOP
GR86に4ドアモデル登場ってマジ!?!? 3気筒ハイブリッド搭載で350馬力を目指し2026年デビューなるか
ベストカーWeb
「KAJITA 」新しい季節を彩る新作コレクション発表
PR TIMES Topics
NSXの次の「タイプR」はホンダじゃなくてマツダ「ランティス」だった! 2リッターV6まで搭載するも1代で消えた残念な名車
WEB CARTOP
幻の…V37スカイラインクーペ!! 400Rの実績があれば日本でもいけるぞ!! 美しきインフィニティQ60の姿と実力
ベストカーWeb
にんじん本来の味わいを詰め込んだ「カゴメにんじんジュース 高β―カロテン」のおいしさを体験!
antenna
日産歴代最強のSRターボ [SR20VET]搭載車は初代エクストレイルGTだった……なぜS15シルビアや初代シルフィに積まれなかった?
ベストカーWeb
乗用車ベースで電制サスに6速ミッション?? GRモデルもビックリ仰天の動力性能よ!! 元祖乗用SUVのカリブを振り返る
ベストカーWeb
新TVCM「アニメとススメ!」篇放送開始
antenna
アベニールに初代エクストレイルも……羊の皮を被った狼!!! シルビアだけじゃないぞ!! バカッ速「SR20ターボ」搭載車4選
ベストカーWeb
ノーズ短縮・フル開閉化で挑む、愛しのGL徹底再現!エルエス製名作プラモ「ケンメリGT-X」を4気筒化・前編【モデルカーズ】
CARSMEET WEB
限界に挑戦し続ける姿勢とサステナブルな価値観。ヨットレース「アメリカズカップ」に世界が熱視線を送る理由
antenna*