野村克也もアメリカ人監督も絶賛した“世界1位の日本人”「401奪三振」「ど真ん中でも打てない」じつはメジャー挑戦していた“江夏豊の伝説”

江夏豊はストレート一本で、3年夏の大阪大会準決勝までの6試合に登板。失点2、奪三振81という驚異的な成績を残し、阪神、巨人、東映、阪急の4球団の1位指名競合の末に阪神に入団する。1967年のプロ1年目の春キャンプで、カーブの習得に取り組んだがものにならず。結局、この年はストレートと“曲がらないカーブ”だけでセ・リーグの奪三振王（225個）に輝いた。翌年の春キャンプで、江夏は「感謝してもしきれないほどの恩人だった」と述懐する恩師・林義一ピッチングコーチに出会う。(photograph by Sports Graphic Number)