中国産のオデッセイにタイ産のトライトン! 海外生産の日本車の「品質」を心配する声もあるが実際どうなのか?

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2023.10.15 13:00
この記事をまとめると
■中国や東南アジアで生産された日本車が日本でも販売されるようになってきた
■海外生産車の品質を心配する人がいるが、現在は商品品質も国内生産車と同等に引き上げられている
■海外生産車の品質が向上したからこそ日系自動車メーカーは新車輸入を実施する時代になった
今後は日本でも海外生産の日本車の販売が増えるかもしれない
  ホンダが2023年冬、中国で生産して輸入する「オデッセイ」を日本で発売する。また、トヨタではタイ生産の「ハイラックス」をすでに日本で発売しているし、三菱は「新型トライトン」をタイから輸入する。
  こうした海外生産の新車がこれから日本市場でもさらに増えるのだろうか?
  衣料品や食品など、海外で生産・加工した商品が日本に輸入されていることに対して、日本人の多くが違和感を持つことは最近、かなりなくなっている印象がある。そうした感覚が将来、日本市場の新車・日本車にも当てはまることになるのだろうか?
  現時点で、日本市場向けの海外自動車生産国は、中国とタイが主体だ。
  中国はいまや、世界最大の自動車生産・販売国であり、2010年代までの中国国内での地産地消という発想だったが、中国政府の思惑もあり、2020年代は中国から海外への自動車輸出という考え方が広まり始めている印象がある。また、タイは東南アジアにおける自動車製造の中核であると同時に、中近東やアフリカなどに向けた自動車の輸出拠点でもある。
  これら中国とタイは、欧米と比べると日本との航路距離が短いことから輸送コストが抑えられ、また日本市場との商品(製品)性に関する消費者の意識が近いことこともあり、日本向け輸出基地になっているものと考えられる。
  その上で、「海外生産の日本車の品質は大丈夫なのか?」という心配する人もいるだろう。
  時系列で見ると、日本メーカーが現地進出したのは東南アジアが中国より先だ。タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどで、各国の現地資本と提携する形で生産が始まった。こうした各所の現地工場を実際に巡ってきたが、振り返ってみれば2020年代頃までは、人件費の安さから一部の工程での自動化が日本に比べて遅れていたケースもあった。
  だが、2010年代以降は各国で製造施設での自動化がさらに進み、商品(製品)の品質も日本と同等に引き上げられたと思う。
  また、中国の場合、経済成長が始まった2000年代から日系自動車メーカー各社は中国地場メーカーと共同出資での製造拠点を立ち上げていったが、各工程での自動化を含めて、品質の水準は最初からかなり高いレベルだった印象がある。
  以前、日系自動車メーカーは、日本国内の主力工場を「マザー工場」と呼び、海外の生産拠点はマザー工場に追いつけとばかり、品質向上に対して現地社員の皆さんが切磋琢磨していた。いまでも、そうした基本姿勢は変わらないにしても、国や地域による商品(製品)の「現地化」が進んだことで、海外の日系自動車メーカーの生産拠点では「自ら考えて、変えていく力」を十分に蓄えていると感じる。
  そうした意識改革と生産技術の向上によって、自国向け、また輸出向けそれぞれの品質が着実に向上している。だからこそ、日系自動車メーカー各社は胸を張って、海外からの新車輸入を実施する時代になったのだと言えるのではないだろうか。

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