SUVどころか4WDである必要もなし! アウトドア好きに重要な「クルマの要件」とオススメ車6選

2023.05.17 11:40
この記事をまとめると
■アウトドアに最適な国産車と輸入車をピックアップ
■純正オプションでベッドキットが用意されているモデルもある
■日本のキャンプ場では本格的な4WDが必要になることはほぼないので使い勝手が重要だ
アウトドアにピッタリな乗用車を一挙紹介
  これからの季節、アウトドアに出かけるのに最適なシーズンだ。
  そこで、いま新車で買える、アウトドアで大活躍してくれるクルマたちを紹介したい。が、その前にひとつだけ、頭に入れていてほしいことがある。それは、「アウトドア=悪路=走破性の高い4WDじゃないと行けない」という誤解である。日本のアウトドアフィールド、キャンプ場、グランピング施設などは、アクセス路が整備され、施設内も基本的にフツーのクルマで走れるようになっている。もし、本格4WD、クロスカントリーモデルじゃないとたどり着けないような場所、フィールドでアウトドア施設を営業したとしたら、それはもう商売にならない。
  とはいえ、アウトドアへは、気分的にアウトドアに似合うクルマで出かけるほうが楽しめるし、万一の悪路、悪天候に遭遇したときの”保険”としての走破性を含めたアウトドアで使えるクルマを、意外なるチョイスとともにピックアップしてみた。
  まずは三菱アウトランダーPHEVだ。アウトドアフィールドに向かうロングドライブの快適性はもちろん、荷物積載性、オールラウンダーな走行性能、そして電動車ならではの装備としてAC100V/1500Wコンセントが備わるところに注目だ。AC100V/1500Wコンセントは車内外で1500Wまでの家電品、たとえばコーヒーメーカーや簡易電子レンジ、照明などが使え、アウトドアライフをより快適にしてくれる決め手となる。
  うちは家族も多いし、アウトドアの荷物はどっさり持っていく必要がある……というなら、同じく三菱のデリカD:5で決まりである。見た目のワイルドなアウトドアテイストはもちろん、じつは”ミニバンの皮を被った本格SUV”というのがデリカD:5の本性であり、アウトランダーがベースなだけに、走破性は世界のミニバンのなかでピカイチ。そのうえで、3列シートゆえに車中泊もしやすく、アウトランダーに比べて室内空間、荷室空間が広く、アウトランダー以上に荷物が積み込めるのだ。
  三菱自動車主催のスターキャンプというイベントに集まるアウトドア、キャンプの達人たちの三菱車で圧倒的に多いのがデリカD:5であることからも、アウトドアの適正度抜群であることが証明されている。
  意外性のある、アウトドアで意外に使えるミニバンのもう1台が、最新の日産セレナe-POWER。見た目にアウトドアテイストはまったくない(!?)ものの、2-3列目席フラットアレンジによるベッド面のフラット度ではミニバン最高峰。ベッド長は実測2150mmに達し、しかもマットレスなどナシに大人ふたりが快適に横になれるのだから、日帰りアウトドアの仮眠、昼寝、車中泊にもぴったり。
  なおかつ新型セレナのe-POWERにはセレナ初のAC100V/1500Wコンセントが用意されているから便利すぎるのである。
どんなジャンルでも選び放題!
  アウトドアを楽しむのはひとりかふたり。普段使いがラクで価格もお手頃な、それでいてアウトドアに似合い、アウトドアで使えるクルマが欲しい……というなら、筆頭はトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーだろう。5ナンバーサイズのコンパクトSUVで、ロッキーなら167.7万円からという軽自動車と変わらない価格で手に入るのだが、最大の特徴は後席より荷室の使い勝手を優先したパッケージング。小さくてもラゲッジルームは広々で、床下にも大容量の収納スペースがあり、アウトドア、キャンプの荷物をしっかりと積み込むことができるコンパクトカーの代表格となる。
  では、比較的手ごろな価格で手に入る輸入車はどうか。
  筆頭はシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフターだろう。そもそも、どちらもクロスオーバーテイスト満点のエクステリアデザインを備えた(FFのみで最低地上高は普通の乗用車と変わらないが)、大容量の荷室を持つ両側スライドドア完備のハイトワゴンだが、同種のルノー・カングーとの違いとして、オプションでベッドキットが用意されている点と、バックドアがカングーのような観音開きではなく跳ね上げ式で、一般的なミニバンのように開くところがポイント。
  ベッドキットの有無はもちろん、アウトドアで荷室後端に座り、大きく開いたバックドアを日差しにしてテラス席代わりに使え、雨宿りできるのはベルランゴとリフターなのである。
「いやいや、予算はある。しかし人と同じようなアウトドア向きの乗用車では満足できない……」とおっしゃるのなら、あのメルセデス・ベンツのなかでもっともアウトドアに似合うと言えそうな、Vクラス・マルコポーロホライゾンがある。普段はメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスそのものとして使え、しかしアウトドアでは2/3列目席対座アレンジによって車内をリビングルーム化できるのはもちろん、この仕様はポップアップルーフを備え、車内に最大3名、ルーフ内に2名の合計5名が就寝できる、ほぼキャンピングカーとして使えるのだ。
  普段はメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスそのものとして使え、しかしアウトドアでは2/3列目席対座アレンジによって車内をリビングルーム化できるのはもちろん、この仕様はポップアップルーフを備え、車内に最大3名、ルーフ内に2名の合計5名が就寝できる、ほぼキャンピングカーとして使えるのだ。
  つまり、贅沢すぎるアウトドアライフを、羨望の眼差しとともに実現できる1台と言っていい。

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