道が良くなっているんじゃないかと疑うほどの高い接地感
安心で快適なドライブがしたいというのは、運転する人だけでなく助手席や後席に乗る人、みんなの願い。家族はもちろん、気心の知れた友人や仲間たちと一緒のドライブでは、とくにその願いが強くなるのではないでしょうか。
だからこそ、タイヤは信頼できるものを選びたいところですが、旅行などのように長時間のドライブでは、一般道から高速道路までいろんな道を走ったり、朝は晴れていたのに途中から雨が降ってくるなど、お天気によって路面状況が変わることもしばしば。そうなると、ウエットな路面でも安心できて、乗り心地や静粛性も満足できるタイヤという、すごく贅沢な条件を求めてしまいます。
そんな折り、そうした難しい条件を満たし、なおかつセダンの快適性をSUVにも提供してくれるタイヤがあると聞いて、半信半疑のふたりが一緒にドライブに出かけて試してみることになりました。モデル/自動車ライターとして活躍する深山幸代さんと私、カーライフジャーナリストのまるも亜希子です。
駐車場に停まっていたマツダCX-60が履いていたのは、ヨコハマから登場したプレミアムコンフォートタイヤ、「ADVAN dB V552」。なんと静粛性はヨコハマ史上最高といわれ、従来品と比べてロードノイズ32%低減、パターンノイズ10%低減、ウェット操縦安定性8%向上、ウエット制動6%短縮など、すべてがプレミアムなタイヤです。今回はドライ路面だけでなく、ウエット路面も体感してみようと、栃木県にあるテストコースを目指しました。
まずは都内の一般道からスタートです。運転席に私、助手席に深山さんが座り、いつものように近況報告などをおしゃべりしながら、市街地を走っていきます。でもほんの数分で、顔を見合わせた私たち。
まるも「なんか、道がよくなっているみたいに接地感がなめらかじゃない?」
深山「ですよね? スーッとすべるようにタイヤがまわっているみたいに感じます。ロードノイズもないですよね」
じつはこれこそが、タイヤの外側だけでなく内側の見えないところにまで、こだわりの先進技術を詰め込んだ「ADVAN dB V552」の大きな特徴です。
まず、目で見えるパターン技術では、溝の配置とショルダーの形状をゼロから新設計。従来品では接地できていなかった部分まで、ピタリと路面につくなめらかな接地形状を実現しています。
また、ADVAN dB専用に新開発したプロファイルは、衝撃をタイヤサイド部全体で吸収する形状を追求。接地形状を正確にコントロールすることで、操縦安定性や耐摩耗性能、燃費性能までアップさせているのです。
一般道から高速道路に入って速度が上がっても、そのなめらかさは続きます。しかも、SUVなので少しは振動が大きくなるかもしれないという予想に反して、フラット感があって乗り心地もいいことに感心。
深山「高速道路ってどうしても継ぎ目のところでドンっと衝撃がくると思うんですけど、それをタイヤが吸収してくれているように感じますね」
まるも「確かに! フラつくことがなくて、もっと全高が低いクルマに乗っているみたいに感じるよ。静かさも保たれてるしね」
途中、休憩を兼ねてSAに立ち寄り、運転を深山さんにバトンタッチ。
深山「ほんと、ハンドルを切った分だけ思い通りに曲がってくれるし、直進安定性もいいから安心して運転できますね」
まるも「車線変更などもコントロールしやすいよね。安心感がありつつ、思った通りに運転できるというのが嬉しいね」
これも「ADVAN dB V552」の魅力で、パターンのセンター部に配置した2本のストレートリブが直進安定性を高めつつ、的確なハンドリングを実現。静粛性を追求した細かいデザインを採用しながらも、サイプを非貫通にすることでコーナーリング時の確かな安定性も確保しているのです。
また、サイド部に入った補強ベルトが重量級のプレミアムカーでも満足できる、しっかりとしたハンドリングと乗り心地を両立しています。
「ADVAN dB V552」はドライブをプレミアムな時間にしてくれる
さて、タイヤのおかげでリラックスしたおしゃべりを楽しんでいるうちに、テストコースに到着しました。ドライ路面、雨の日を想定したウエット路面で、ブレーキングやスラローム走行を試します。
まずドライ路面では、スラロームはわずかの遅れもなく手足の感覚そのままに駆け抜け、ブレーキングも初期からしっかりと利いて、スッと止まりました。
そしてウエット路面では、ビシャビシャと濡れている感覚はタイヤを通じて伝わってくるものの、操作感にはまったく影響がなく、スラロームもブレーキングも安心そのもの。今回は一般道程度の速度域がメインでしたが、100km/h程度からのブレーキングでも問題なく止まり、これなら雨の日の運転も安心だと実感しました。
深山「じつは先日、雨の日にスーパーの屋上駐車場でブレーキをかけたのに全然クルマが止まらなくってヒヤっとしたことがあったんです。その感覚が忘れられなくて、そのあとの運転もずっと不安だったのですが、タイヤがしっかり止まってくれることが、改めてドライバーの安心感を支えてくれるものなのだと感じました」
まるも「それは怖かったね〜。タイヤのウエット性能って軽視しがちだけど、これから梅雨の時期でもあるし、ちゃんとチェックしたいところだよね」
「ADVAN dB V552 」は、低燃費性能とウエット性能を高い次元で叶えるコンパウンドを新設計。通常、ウエット性能を高める素材であるシリカはゴムと混ざりにくいのですが、独自の技術で従来よりもさらに均一に混ぜることに成功し、雨の日も安心して走れるようになっています。
国内ラベリング制度でも、ウエット性能最高ランク「a」を39サイズで実現。ただでさえすべりやすいタイルが水で濡れた状態のところでも、しっかりとコントロールが効いている操作感だったのは、なにより安心でした。
そして帰り道では、あらためて車内の静かさに感服です。じつはタイヤのパターンというのは、個々のブロックが小さいほど地面を叩く音が小さくなるため、「ADVAN dB V552」はブロックひとつひとつを限界まで小さくしつつ、5種類の大きさのブロックを最適な場所に配置することで、タイヤが地面に接地する際に発生するノイズを低減しています。
また、表面のすぐ下にあたるキャップコンパウンドのベースとなるゴムの厚みをサイズ毎に最適化することで、ゴムの振動をコントロールして人間の耳につく100~160Hzの周波数域のノイズを抑え、その下には一般的なタイヤのベルトよりも幅の広いベルトを採用して、ノイズの原因となるショルダー部の振動を大幅に抑制しています。
深山「私たちが思いもよらないような、細かな部分にまで先進技術が詰まったタイヤなんですね」
まるも「そうだね。晴れの日も雨の日も安心して運転できて、ヨコハマ史上最高に静かで、そのうえ乗り心地もいいなんて、そんな都合のいいタイヤなんてある? って思ってたけど……」
深山「ありましたね(笑)」
こんな「ADVAN dB V552」なら、運転席でも後席でも、ロングドライブを最高にプレミアムな時間にしてくれるはずです。
装着タイヤ:ADVAN dB V552(アドバン デシべル ブイゴーゴーニ) 試乗車:マツダCX-60 PHEV Premium Modern 装着サイズ:235/50R20(前後)
【詳しくはこちら】 問い合わせ:横浜ゴム株式会社 0120・667・520(受付時間 平日:9:00~17:00) https://www.y-yokohama.com/product/tire/advan_db_v552/