持田香織さんの家族のエピソード

2015.10.03 21:40
9月21日敬老の日の夕方、家族について考えるJ-WAVEの番組「UR FAMILY TALK」(提供:UR賃貸住宅)。番組では、Every Little Thingの持田香織さんの家族のエピソードをお聞きしました。


持田さんにとって家族とは?

「私にとって家族とは、自分を見るヒントとなるような存在です。すごく仲良しな家族だと思うんですが、帰るたびに、母を見るたびに、自分が年を重ねれば重ねるほど『わ~(自分と)似てるな~』と思っていて。それはすごく素敵な部分と、ここは似ないようにしなきゃな…(笑)、と言う風に思う部分と二つあるんですけど。でも自分が悩んだときとか、見失った時、分からなくなった時に家族に会うと“あ、自分の原点はここだな。”って 戻してもらえるというか、元気をもらえる存在だと思うので、自分をそこで知るという意味で、自分を見るヒントとなるような存在です。 」


持田さん、いま「近居」しているそうですが?

「私の家族は、今、別々の場所に住んでるんですが、例えば、“ちょっとお醤油ある、マヨネーズある?”とか、足りなくなった時に借りに行けるって言うのはすごく便利で(笑)。ただ一緒に住むと、やっぱり似過ぎている所もあるし、甘え過ぎてしまう所もあるし、気遣い合えなくなっちゃってケンカになっちゃう事も多いので、やっぱり距離感って言うのは大事だなって実感できるんですね。距離感がある事で、すごく優しく出来たり、その大事さって言うのを、その距離があるからこそ感じられて、お互い優しくできるっていうのがいいのかなと感じております。」


家族内で何か決まりごとがありましたか?

「私の家族内の決まり事は、小さいときの事ですが、両親が共働きだったので、
だいたい平日はいないので、週末は家族が揃う時間だったんですね。なので、両親とも外食好きでもあったので、家族皆で食事して、帰りに必ずビデオを1本借りて皆で見る、という時間がありました。何を見るか、っていうのは揉めますが(笑)、譲り合いながら『じゃあ、お父さんの好きなのでいいよ!』とかいいながら。でもお父さんが好きなものも分かるし、子供が『これ見たい!』っていうと『こういうのが好きなのか~』って、自然にディスカッションが出来る時間でもあり、皆で何かひとつのことをするって言う時間が、今思えば温かくて、家族団らんって言うひとつの空間がすごく素敵なものだったな、と思います。 」


持田さんの理想の家族像を教えてください!

「私も最近パートナーが出来まして一緒に暮らしていますが、やっぱり自分の家族を見ても、自分の父と母は、自分が小さい頃からずっと一緒なので、それが“家族”として存在してくれていましたが、やっぱり元々は他人同士であり、その他人同士が自分達で選び合って、“一緒の空間で家族というものになって二人で作り上げて行こう!”となったものが私の家族であったということなので、それは色んな可能性があり、すごく素敵な事だな、って。そういう人たちがいっぱい増えれば家族がたくさんになって、私もゆくゆくは子供が出来たら、その子供が“お父さんお母さんみたいな家族を作りたいんだ。”なんて言ってくれたらすごく素敵な事だなと思うので、今、自分が、母、父、姉家族といい距離感をもって過ごさせてもらってる環境って言うのは理想的であり、自分のこれからの“家族”にも繋がって行く事が理想だと思います。」