移住者の拠点となる「ゲストハウス」と「シェアハウス」を修繕したい

2022.06.30 22:33
北海道「消滅可能性都市ワースト1位」の奥尻島。
その中でも僕たちの暮らしている「​神威脇地区」は限界集落。
しかし最近、若い移住者が急増し、奇跡が起こり始めています。
移住者の拠点となっている「ゲストハウス」、そして「シェアハウス」の修繕をし、
地域のためにも守っていきたい。◆はじめに・ご挨拶
みなさん、はじめまして。
2018年に家族で北海道の離島、奥尻島に移住した
「外崎雄斗(本人)・香菜(妻)・一歩(長男)・きづき(長女)・つむぎ(次女)」です。
僕は1988年に札幌で生まれ、サッカーに青春を捧げました。
大学を二年間休学して、一年間は京都で人力俥夫、もう一年はバックパッカーとして世界を旅していました。
世界中の旅人や現地の人と交流する中で「人生の選択肢は無限にある」ということに気付きました。
そこで抱いた夢が二つあります。
一つは高校教師になって「人生は自由なんだよ」と生徒の背中を押してあげられる存在になりたかった。
決して名の知れた大学や企業に進むことだけが「成功」ではないことを伝えたいと思いました。
もう一つは、僕の価値観を広げてくれた「旅人と地域の人が集うゲストハウス」を作ることです。
僕は大学卒業後、一つ目の夢である高校教師を五年間勤め、多数のバックパッカーを輩出してしまい、保護者のクレーム対応が大変でした(笑)でも旅に出た彼女たちの人生は輝いていて、奥尻島にいる僕に感謝を伝えに来てくれます。教師冥利に尽きます。
2018年1月には縁あって奥尻島に移住し、「出逢いと感動体験は人生を豊かにする」を信念のもと、二つ目の夢「
」をオープン。昨年には空き家を購入し、全国の大学生と共に改装し(詳しくはこちら→)「
」が誕生。移住者の受け入れも始めました。
現在は、これらを経営しながら、
として「自然と人、人と人」を繋げる活動をしています。



◆このプロジェクトで実現したいこと
移住者の拠点「奥尻ゲストハウスimacoco」と「多目的シェアハウスcocokara」の屋根の修繕。◆私たちの地域のご紹介
北海道の最西端に位置する離島、奥尻島。
8000年前から人が住み続けている歴史ある島。
平成5年に発生した北海道南西沖地震から奇跡の復活を遂げました。
奥尻島は「奥尻ブルー」と称される透明度25mの海に囲まれ、
島の8割を占める豊かな「ブナの森」があります。
知る人ぞ知るグルメの島で、ウニやアワビなどの海産物、お米やアスパラなどの農作物、行者ニンニクに代表される山菜、A5ランクの奥尻和牛、地酒や奥尻ワインなど、海と山の幸に恵まれています。
現在奥尻島の人口は約2300人。
僕たちが暮らしている「神威脇(カムイワキ)」は西海岸に位置していて、人口が約20人の限界集落です。アイヌ語で「神が居るところ」という意味です。島唯一の温泉があり、島随一の湧き水(「奥尻の水」として販売され、「地酒の水」にも使用されています)にも恵まれ、水平線に沈む夕陽を拝められる、まさに神がかった場所です。
ここは元々、第二次世界大戦終戦後に、北方領土や樺太からの引揚者が入植した地です。理不尽に故郷を追われ、全く環境の違う原野に放り出された先人たちの暮らしは大変だったと聞きます。当時子どもだった引揚者も、今は80歳を越えていますが、現役の漁師さんとして活躍されています。
40年ほど前まで道路はなく、島の中でも孤島だったため、今でも「裏」とか「影」と言われています。
僕たちはその大先輩の苦労の恩恵を受けて、日々幸せに暮らすことができています。
しかし、神威脇地区を守り育ててきた方々の高齢化は著しく、町内会の維持も難しくなっていきています。
特に水道や神社の管理など、体力仕事が回らなくなってきているのが現状です。
そんな神威脇地区に奇跡が起こり始めています。
僕たちが移住した2018年から現在までで、僕たちの宿に泊まってくれたゲスト5名が移住しました。
来年には更に1名(
)移住することが決定しています。
北海道の離れ島、しかも宿の周囲15kmに商店も飲食店もない辺境の地に、移住者が集まり始めています。
◆プロジェクトを立ち上げた背景
僕の夢は、奥尻島を「旅して感動、暮らして幸せ」な場所にしたい。
奥尻島は「北海道消滅可能性都市ワースト1位」(日本創成会議が2014年に発表)になってしまいました。
少子高齢化と若者の人口流出が原因です。
地域を維持していく上で、人口減少は目を背けてはならない課題です。
だからと言って「移住」は簡単な話ではありません。
僕自身が、誰も知り合いのいない奥尻島に移住した当事者なので、その難しさを実感しています。
大きく挙げると三つ。

①住まい
→不動産屋がないため、物件情報もない。
②仕事
→どんな仕事があるのかわかりづらい。
③地域に溶け込む 
→なかなか島民と深く関わる機会がない。

これらのハードルは、酸いも甘いも経験した移住者の僕だからこそ、下げられると思っています。
実際に今まで5名の移住者の受け入れに携わらせていただき、手応えを感じています。
人と自然、人と人を繋いでいくのがプロのネイチャーガイド。
僕が間に入ることで、スムーズな移住をこれからもプロデュースしたい。
地域にストレスがかからずに、より全体の幸福度が増すようにバランスをとっていきたい。

観光がきっかけで移住に繋がっている「奥尻ゲストハウスimacoco」や、移住者の住まいとなっている「多目的シェアハウスcocokara」の存在は、僕たちのためだけではなく、地域のためにも守っていかなければならないと感じています。

しかし、長年潮風に当たり続けた屋根はボロボロで、修繕が必要です。
現在、奥尻島には大工が一軒のみで、建具屋さんはありません。
ガラスが割れても、ガラスが手に入らないので直せません。
シェアハウスの玄関のガラスは割れたままです。
どうしても島外の業者に頼らざるをえず、費用がかさむのが現実です。
今回の挑戦で、もちろん修繕費を集められたら嬉しいのですが、それ以上に1人でも多くこの地域を応援していただける方に出逢いたいと思っています。
そして、北海道の離島の限界集落で奇跡が起こり始めていることを知っていただきたい。
日本各地で奮闘されている方々に、勇気や希望を与えたい。
この歴史ある大好きな神威脇をいつまでも守っていきたい。
そして奥尻島に恩返しをしたいです。◆資金の使い道・実施スケジュール
<集めた支援金用途や内訳>
・ゲストハウスの屋根の葺き替え:3,000,000円
・シェアハウスの屋根の葺き替え:2,000,000円
<スケジュール>
・7月上旬:ゲストハウス屋根の葺き替え完了
・7月中旬:シェアハウス屋根の葺き替え完了
・8月上旬:クラウドファンディング終了◆リターンのご紹介
・お礼のハガキ
・imacocoステッカー
・imacoco宿泊券(1泊)
・imacoco宿泊券(1泊)+ブナ林ガイドツアー体験チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+SUP・カヤック1時間体験チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+Eバイク1日乗り放題チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+ファットバイク1日乗り放題チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+ナイトツアー体験チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+SUP・カヤック150分体験チケット
・imacoco宿泊券(1泊)+「外崎雄斗」と丸一日奥尻島を巡れる券
・いつかどこかの旅人に1泊分の宿泊を提供できる権利
・imacocoのZOOM会に参加できる権利
・imacoco150泊分の宿泊券
※宿泊券と体験チケットは2023年以降にご利用いただけます。
※各種体験アクティビティの内容は天候に合わせて変更になる場合があります。
※宿泊や体験の日程等は、ご相談の上、調整させていただきます。
※アクティビティの内容は
を参考にしてください。最後に
僕たちは奥尻島に移住して、本当に毎日が幸せです。
奥尻島、そして受け入れていただいた島民の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
その恩をあらゆる手段で返したいと思っています。
現在はネイチャーガイドとして、島内の小学校〜高校までの自然教育に携わり、
生まれ育った島に少しでも誇りを持ってもらえるような活動をさせていただいています。
また全国からは大学生を年間40名受け入れ、
「奥尻島を知り、ファンになってもらう」未来への種まき活動を継続しています。
時には島外で講演会をさせていただき、奥尻島の魅力を伝えています。
次は、移住者の受け入れ環境を整えていきたい。
移住者も島民もみんなが幸せと感じる空間を創り上げたい。
奥尻島、そして神威脇地区を元気にしたい。

僕たちにこの地域を守らせてください。
応援よろしくお願いいたします!
▼日々の発信はこちらから▼
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-In 方式で実施します。

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