『介護離職者』年間10万人!8月からは利用者の費用負担増!!親が介護状態になったらどうする?

2015.09.04 20:00
あまり知られていませんが、介護保険法の改正に伴う利用者の負担増が2015年8月から始まります。
介護認定者は毎年、過去最高を更新。「介護なんてまだ先の話!」と思っている方が多いかと思いますが、意外と切実なのは自分のではなく“親の介護”です。あなたのご両親やパートナーのご両親が介護状態になったら、あなたはどうしますか?

:介護に必要な費用は月々10万~15万円!

実際に親の介護をされた方に親の介護について聞いたところ、
・軽度の介護状態の方でも、ご自宅から両親のご自宅へ毎日の様に通って家事全般をこなし、その後自宅へ帰りご自分の家の家事をされる毎日で心身ともに疲れ切っていた。
・自分の時間が持てなくなる為、自然と周りとの交友関係も薄れていった。など

生命保険文化センターの調査でも介護にかかった時間の平均は4年9ヶ月。月々の必要費用は10万~15万円となっています。

:自分の親が介護状態になるとは想像できない!

親からすると、子どもがいつまでたっても子どもに見えるのと同じで、子どもからしても両親はいつまでも元気だと思ってしまいます。
いつまでも元気でいて欲しいと願う気持ちは大切ですが、その通りになるかは別です。
少子化が進んでいる今、昔は家族で分担することが出来た介護も、今では1人1人の負担が重くなり、介護によって仕事を辞める『介護離職者』は年間10万人にのぼります。
そして、ご両親が資産家なら問題ないのですが、介護するために仕事を辞めてしまったことで、子どもが介護破算してしまうケースも増えています。
また、最近では親の介護による『介護離婚』も増えてきました。介護離婚に至ってしまうケースのほとんどが、在宅介護です。

:まずは介護保険制度について理解する!

社会保険制度は全て申告制です。こちらから申告しないと何も利用することが出来ません。
「介護なんて先の話」と思っていても、早い段階から介護保険制度について知っておくのが得策です。また、話しづらいかもしれませんが、そうなった場合の介護の方法やお金について、ご両親と話をしておくことが大切です。
8月からは介護保険利用者の費用負担が1割⇒2割に
まずは・・・