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強くなるための秘訣は、チーム内で競争させること
才色健美~強く、そして美しく〜 with Number
2020.02.14 22:30
俳優・田辺誠一さんが番組ナビゲーターを務め、ゲストの「美学」=信念、強さ、美しさの秘密を紐解き、そこから浮かびあがる「人生のヒント」を届ける、スポーツグラフィックマガジン「Number」と企画協力したドキュメンタリー&インタビュー番組『SHISEIDO presents才色健美 ~強く、そして美しく~ with Number』(BS朝日、毎週金曜22:00~22:24)。2月14日の放送は、千葉ロッテマリーンズの監督を務める井口資仁さんが登場。日米で頂点を獲った選手時代の経験、監督としての思いなどを語った。
■チームの中で競争をさせないと強くなれない
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福岡ダイエーホークスで日本一を3度経験し、メジャーリーグのシカゴ・ホワイトソックスでもワールドシリーズ優勝に貢献。日米通算で2000本安打を達成するなど、野球選手としては誰もがうらやむ華々しい成績だが、井口さん本人は納得していないという。現在45歳だが、「今でもユニフォームを着てプレーしたいです」と打ち明ける。
井口さんは、「これは他の人に言うと贅沢だと言われるんですけど」と前置きしながら、「もっともっとやりたいことがあったんですよね。ホームランももっと打ちたいし、打率ももっと上げたかった。今でもチャンスをもらえれば、もう一度体を作り直してやりたいという思いはあります」と目を輝かせた。
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性格は大の負けず嫌い。しかし、勇んで入ったプロの世界では、何度も苦汁を飲まされた。ターニングポイントになったのはホークス時代。当時のチームメイトで、現在、千葉ロッテマリーンズでヘッド兼内野守備コーチを務める鳥越裕介さんから、自分のポジションであったショートの座を奪われてしまう。
セカンドへの配置転換を余儀なくされたときの心境について、井口さんは、「ショートで成功したかったですね。自分の中ではショートで40歳までプレーするというのが目標だったんです。でも、当時27、8歳くらいで早々にセカンドに回ることになってしまいました」と振り返る。
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当時のダイエーはスター選手の宝庫。誰にも負けたくなかったが、特に後輩だった城島健司さんにはライバル心をむき出しにした。「相手チームというよりも、自分のチームの選手たちに対抗意識があるんですよ。僕はずっと城島と一緒に練習をやっていて、城島だけにはバッティングで負けたくないという気持ちでいましたね」。
しかし、この経験が現在のチーム作りの礎になる。2018年にロッテの監督に就任した井口さんは、「僕がダイエーにいたのはチーム内の競争が一番激しかったときなんですけど、そういうチームって本当に強いんです。監督になったときも、まずチーム内で競争をさせないと強くなれないと思いました」と明かした。現在は、選手層も厚くなり、チーム内でレギュラーを争う状況になりつつあるという。井口さんは「これから、もっと強くなるチームだと思います」と胸を張る。
■現役選手から間をあけず、監督になったのが自分の強み
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チームを勝たせるのが監督の仕事。そのためには、持ち味を活かすしかない。井口さんは、自分の強みは、現役選手からそのまま監督になったことだと明言する。「1回現場を離れると相手の戦力もわからないですし、自分のチームがどういう状況で動いているかもわからない。直接、選手から監督になることについては、いろんな意見があると思うんですけど、僕の中では選手全員のことをしっかりと把握したまま監督をさせてもらったというのは、大きなプラスだと思っています」。
また、現役時代はメジャーリーグも含めて5球団を渡り歩いた井口さんは、ダイエーの王貞治監督を筆頭に、名将たちの“指導方法”を学んできた。35歳を過ぎた頃から、理想の監督像というものが出来上がっていたという。井口さんは、「選手としっかりコミュニケーションを取って、信頼関係が築ける監督になりたいと思っています。変な話、選手たちに“井口を胴上げしてやろう”くらいの気持ちを持ってもらえれば、チームって勝てると思うんですよね」と言葉に力を込めた。
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そのためには、辛い役割も引き受ける。選手を2軍に落とす際も人任せにはしないのが“井口流”。井口さんは、「必ず選手を監督室に呼んで、自分の口から伝えるようにしています。課題を与えて“ファーム(2軍)に行ってこい!”と。それが自分の監督としての仕事だと思っています」と話した。
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自分のやり方を貫く井口さんの行動原理は、全てチームを勝たせるため。ひいてはファンに喜んでもらうため。井口さんは、「プロ野球はファンあってのものなので。やっぱりファンの方にどれだけ野球を見ていただくかが大事なんです。僕も、コーチ陣も、会社も、方針は“ファンに喜んでもらうこと”で一本化している。そういう意味では、やりやすい環境で監督をさせてもらっています」と語った。チームを強くするために奮闘する若き監督は、飽くなき野望と元来の負けん気の強さで、今年も日本一を目指す。
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次回2月21日の放送は、元体操選手の岡部紗季子さんが登場する。
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